テラーノベル
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トラウマがあって翌日、私は憂鬱な気持ちで宮女へ向かった。校門前に辿り着くと、こはねちゃんと楽しそうに歩いているみのりちゃんを見つけた。でも…昨日のように、困らせちゃうかも…そう思って、私はみのりちゃんとこはねちゃんの前を俯いたまま通り過ぎた。
みのり「あれ?今のえむちゃんだよね?」
こはね「どうしたんだろ…いつも私達を笑顔にさせてくれるのに…」と不思議そうに二人が私の後ろ姿を見ていたことを、私は知らないまま、教室へ向かったのだった。
教室に入ると、志歩ちゃんと咲希ちゃんが近くで待っていた。
咲希「おはよー!えむちゃん!」
志歩「おはよう。鳳さん。」
いつものように、志歩ちゃんと咲希ちゃんは声をかけてくれたけど、私は「お、おはよう…」と静かめに言っただけだった。二人はふと呟いていた。
咲希「な、なんか今日、えむちゃん元気なくない?」
志歩「どうしたんだろう…いつも元気なのに…」と、悲しそうな表情で言っていた。それなのに私はその事もまだ知らないままだった。
授業後、志歩ちゃんと咲希ちゃんが私の席の近くへやってきた。
咲希「ねぇ…えむちゃん…今日、なんか元気ないね…いつもの元気を見せてよ…(泣)」
志歩「鳳さん…いつも私達を笑顔にしてくれてるから、今日も笑顔にしてくれるんじゃないかって思ってたけど…今日なんかすごく落ち込んでたから…何かあったなら話聞くけど…」二人の震えた声で私を励ますように放った言葉が、私の心に突き刺さった。だから私は志歩ちゃんと咲希ちゃんに全て話すことにした。
えむ「実は…昨日二人を驚かせた時とか、他のみんなを驚かせた時、みんな困った表情を浮かべてたの。フェニランでも、間違ってもう少し後に言うはずだったセリフを早まって寧々ちゃん達のシーンで言っちゃって…私、もうみんなを笑顔にできないんじゃないかって…(泣)」
全てを白状した後、志歩ちゃんと咲希ちゃんは私の手を握って
咲希「そんなことない!絶対にないよ!失敗は誰にでもあるし、私だって失敗したこと何回もある!…でも…私達、あの時急にえむちゃんが飛びついてきたから、驚いて頭が追いつかなくてどういう反応したらいいか分からなくなっちゃって、それで困った表情になっちゃったのかも…ごめんね…」
志歩「そうだね…失敗なんて気にしなくていいの。それと、あの時の事は咲希の言う通りなの。私もどういう反応したらいいか分からなくなって…棒読みのように困った表情で鳳さんに返しちゃってた。本当ごめん…」
えむ「え…そうだったの…?」
私はその事を聞いて、気持ちがまるで重い荷物を降ろしたかのように軽くなった。その時、寧々ちゃんが私に放ったあの言葉も頭の中で流れた。だけど私もみんなは困ってたわけじゃないと聞き、勘違いをしていたんだ。きっと志歩ちゃんと咲希ちゃん以外のみんなも、驚かせちゃっていたんだと自分で改めて考え、二人に
えむ「じゃあ…困らせたわけじゃなかったんだ…でも急に飛びついたりしてごめんね…!私、またみんなを笑顔にできるように頑張るよ!失敗は気にしないよ!だから…笑顔でわんだほーい!!」
咲希「そうそう!その意気だよ!」
志歩「いつもの鳳さんに戻ってよかった」
と、二人は私を笑顔で微笑みかけてくれた。やっとみんなを笑顔に出来た。これからも私は、笑顔を大切に、フェニランでも学校でもまたみんなを驚かせない程度で笑顔にできるようにしていきたいと思った。
ゆっきーな
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#新キャラ追加
あられ
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コメント
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みぅ🤍🥀です。 えむちゃんの気持ち、すごくわかるな…自分がやったことで相手を困らせてないかって、考えすぎちゃうことあるよね。でも志歩ちゃんと咲希ちゃんが「驚いてどう反応していいかわからなかっただけ」って言ってくれたシーン、本当に優しくてじんわりきた。最後の「わんだほーい!」で戻ってきたえむちゃんの笑顔、私も嬉しかったよ🌙 海月🪼🩵‐Mizukiさん、繊細な心情描写がすごく丁寧で、読んでて温かい気持ちになりました。また続き読みたいです🤍