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🖤💚 猫の日の異変

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🖤💚 猫の日の異変

1 - 第1話

♥

209

2025年02月23日

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💚side




その日は猫の日で、世間には猫の話題が溢れていた。

佐久間は自分の愛猫にいつもよりいいご飯と玩具をいそいそ選んでいて、ラウールはいつぞや番組で猫耳をつけた翔太の画像を本人と見てキャッキャと笑っている。

なんか猫耳プレイがとか聞こえてきたけど、聞かなかったことにする。

舘さんは今日の収録にゴージャスなふかふか猫耳を着けようと持参しているらしく、照とふっかにツッコまれて笑っている。


めめは 康二と昨日ご飯に行っていたから、その話をしている。

康二は美味しいお店に精通していて、めめがあのメニューが良かったと言えば、それやったらここの店もうまいとか、こういうの好きならこういう店があるとかスラスラ出てくる。

猫とはなんぞやの雰囲気だけど、次の計画を立てているみたい。



俺はみんなの雑談をBGMに勉強中。

テキストとノートを広げている時は、みんなも適度に放っておいてくれるからありがたい。


みんなを背中に感じる心地よさも相俟ってか、今日はとても捗る。

いつの間にか過集中していたらしい。


💛「阿部ー」


照に肩を叩かれて我に返る。


💛「あと20分で集合だから準備な」

💚「うん、ありがとう照」


いつの間にか隣に、ペットボトルの水が置かれていた。

たびたび楽屋に支給される、見慣れたラベル。

そういえばどこかのタイミングで誰かが『水置いとくね』と言っていたような……

お礼も言えなかったどころか大した反応もしてないだろうな、悪いことしたなと思いながら気持ちを切り替えるために蓋を開けて一気に飲み干す。


控室は、ギリギリまで寝ていたらしい翔太と俺の2人。

テキストを片付けて、机を整頓して、翔太が身支度を整えるのを待って、さて行こうかという時。


💙「阿部ちゃん?阿部ちゃん!!」


最後に見えたのは、翔太の慌てた顔。

突然立っていられないほどの強烈な睡気に襲われた。

何か言う前に全身の感覚がなくなって、そのまま視界は真っ暗になった。

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