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#ちゃのざき
かわそ🍼💙 ☁️💫
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D a i ©
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コメント
2件
コメントありがとうございます! 彼には酔ってふにゃふにゃになってほしいですよねぇ笑

更新ありがとうございます!! お酒よわいの可愛すぎます!!!
気づけば良い時間になり、僕たちは夕食会場へと向かった。
自分のなかに芽生えた本当の気持ちを彼に悟られないよう、僕は細心の注意を払いながら、少しだけ距離を意識して彼の横を歩く。
夕食会場は、それぞれの卓が格子で仕切られていて、落ち着いた半個室のようになっていた。
「会席料理って聞いてたけど、落ち着いた雰囲気でいいなぁ」
「だね。ゆっくりできて最高」
そんな会話をしていると、まずは鮮やかな食前酒が運ばれてきた。
「おたるナイヤガラワインのカクテルだって!お酒まで北海道やーん!!」
「はしゃぎすぎ~!でも、めっちゃいい香りするね」
しゅんがグラスを持ち上げる。
「それじゃあ……第一回!俺らの最高な旅に、乾杯!!」
「第一回って、シリーズ化するのかよ!」
ふっと笑いながらグラスを軽く鳴らし、乾杯をする。
ほんのりと甘く、驚くほど飲みやすくて美味しい。
お互いに味の感想を言い合っていると、最初のお料理が運ばれてきた。
「いや、すごぉ……」
「初っ端から飛ばしすぎやろ!」
北海道の豊かな食材を使った前菜が、六品ほどお皿の上に綺麗に盛り付けられていた。
「いただきます」
箸を伸ばして、それぞれ口に運ぶ。
「うーーーんっ!! この冷製スープうまぁ!」
「このツブの旨煮もやばい!」
マジで美味しい。
これは、食前酒だけじゃなくて本格的にお酒がいきたくなるなぁ。
そう思って隣を見ると、ちょうど彼と目が合い、しゅんがニヤリと悪戯っぽく笑った。
「あれよな?お酒、いきたくなるんよね?」
「いや〜、さっすがしゅん!!!分かってるじゃん!!」
僕が素直に感嘆の声を上げると、彼は嬉しそうにすぐにお酒を追加注文してくれた。
こういうところ、本当に気が合うよな、と思う。
運ばれてきたビールを片手に、再び乾杯。
彼に注文を任せたら、案の定、サッポロクラシックが卓に並んでいた。
「しゅんってさ、とことん北海道を全面に押し出すよね」
「そりゃそうやよ!せっかくの北海道やもん。満喫し尽くすしかないやろ〜♪」
「そういう所、子供っぽいよな」
「かわええやろ?」
肩をすくめながら、満足気にふふっと笑う彼。
確かにかわいいな、と思ってしまう。
仕事中のキリッとした姿とのギャップがすごい。
こうやって、みんな彼に惚れていくんだろうな、と頭の片隅で思った。
けれど、いつの間にか「気持ちを悟られないように」と無駄に気を張っていた僕はどこかへ消え去っていて、ただただ目の前の時間を純粋に楽しんでいる自分がいた。
それにしても、どれを食べても本当に美味しくて、箸もビールもどんどん進む。
あっという間にグラスが空になってしまった。
タイミングよく、次のお造りが運ばれてくる。
北海道の新鮮な海の幸をお刺身で味わえるなんて、贅沢すぎて罰が当たりそうだ。
「なぁ、日本酒いっちゃおうや?」
「え、大賛成!やっぱり刺身には日本酒だよね!!!」
ほらね、やっぱり合うのだ。
今度は宿のおまかせで頼んでみたら、「国士無双」という日本酒が用意された。
本日三度目の乾杯。
キンキンに冷えた小さなグラスを、グイっと煽る。
キレが抜群の辛口。
これが、新鮮な刺身に驚くほどよく合う。
「くぅぅーー、マジで最高やーん」
「まーじーで贅沢すぎる……!!」
「あかんわこれ。ぐびぐびいってまうわ」
「しゅん、ほどほどにしてよ?夜、また温泉入りたいんだから!」
なんて釘を刺しつつも、美味しさと楽しさに、ついつい僕自身の酒のペースも上がってしまっていた。
「これはもう、今日は終わりやな」
「だね〜。もうこのままベロベロコースだ〜」
なんて言いながら、次々と運ばれてくる趣向を凝らした料理とお酒を味わい、僕たちはゆっくりとその時間を楽しんだ。
結局、おまかせでもらった日本酒もしっかりと空けてしまった。
すっかりほろ酔いで、とても良い気分だ。
頭の芯がどこかふわふわとしている。
「しゅん〜、連れてきてくれてありがとね。俺ね、舜太と来られて嬉しい!楽しい!ありがと!幸せ!」
頭のフィルターが外れてしまったかのように、次から次へと素直な言葉が口を突いて出てくる。
「じゅう、酔ってるん?」
「うーん、ちょこっとだけ!!ふへへ」
「そっかそっかぁ〜。よーし、じゅうちゃん、お部屋戻ろか?」
「うんっ」
そう言って立ち上がると、視界がぐにゃりと少しだけ歪んだ。
やばい、
思っていたよりも結構酔っているかもしれない。
「じゅう、こっち」
低く落ち着いた彼の声に顔を上げると、びっくりするくらいすぐ近くに彼の顔があった。
しゅんは僕の肩をそっと抱きすくめるようにして、しっかりと支えてくれる。
鼻腔をくすぐる、舜太の匂い。
すきだなぁ、と胸の奥が熱くなる。
「もう、ほらぁ。行くで?」
「ありがとー、モテモテ舜太!」
「なんやねんそれ」
しゅんは呆れたように、でも優しく笑った。
「だって……しゅんって、すぐ格好いいことしてくるじゃん!!」
「そりゃ、格好よく見られたいやん?」
「そうやって誰にでもそういうことするから〜!悪い男!」
「え? じゅうにだけやよ?」
「……あー、出たー、もうそういうのいいからぁ!!」
心臓が跳ねるのを誤魔化すように、わざと大きな声で笑い飛ばす。
「伝わらんなぁ……。とりあえず部屋入ろや」
しゅんはぼそぼそと文句を言いながら鍵を開け、僕をベッドまで連れて行ってくれた。
シーツに身体が沈み込む。
「……うぅーん……」
「もう、飲みすぎやよ」
「ごめんって〜。ちょっと休めば復活するから〜」
「ほら、水飲み?」
「んー? ありがと」
わざわざ蓋を開けて手渡してくれたペットボトルの水を、一口含む。
喉を潤す冷たさが気持ちよかった。
「……しゅん……ごめん……ちょっと……休ませて……」
瞼の重みが急激に限界を迎えて、僕はそのまま、そっと暗闇の中に目を閉じた。
to be continued…….