テラーノベル
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ライブが終わり、控室には俺と恋人である佐野勇斗だけになった。
ライブが終わってから時間が経っているので、他のメンバーやスタッフさんは既に帰っていた。
静寂が少し寂しくもあり、心地良さも感じられる。
佐野💟「仁人、ちょっとこっち来て。」
勇斗が少し低い声で言う。
急に声をかけられたから俺は少しだけびくっと反応する。
振り返ると少し笑みを浮かべていたが、でも目は真剣な勇斗がこちらを見つめながらソファに座っていた。
吉田💛「なに?なんかあった?」
吉田💛「つーか急に声かけんなよびっくりするだろ。」
勇斗は俺が言った言葉には反応せず、自分の隣を手でぽん、と叩きながら言う。
佐野💟「ここ、座って。」
俺は言われた通りに勇斗の隣に腰掛ける。
2人は自然に肩が触れる距離になる。
佐野💟「今日のライブのパフォーマンス、お前凄い良かったよ。」
耳元で囁かれた言葉に胸がドキっとする。
吉田💛「そ…そう?勇斗も良かったと思うよ。」
思わず顔が赤くなるのを感じる。
勇斗はニヤッと笑って俺の肩に腕をまわす。
そしてもう片方の手で俺の手を握りしめる。
肩と手のひらに伝わるぬくもりに体の奥が熱くなる。
佐野💟「今日、ずっとこうしたかった。」
佐野💟「でもみ!るきーずの前じゃ出来ないから」
佐野💟「俺、我慢してたんだ。」
佐野💟「ねぇ…顔、近づけてもいい?」
吉田💛「あ…うん……、」
頷くと勇斗はゆっくり顔を近づけてくる。
唇が触れそうで…触れない距離。
佐野💟「仁人………。」
名前を呼ばれるだけでも心臓がはち切れそうだ。
佐野💟「俺…ずっと仁人のこと考えてた。」
佐野💟「ごめん。もう我慢できねぇ…。」
勇斗の声が耳元で囁かれる。
その瞬間、勇斗は俺をぎゅっと抱き寄せ、唇を重ねてきた。
熱くて柔らかくて、互いの息を感じられる深いキス。
体の奥が熱くなるのを感じながら、自然と俺も唇を重ね返す。
吉田💛「…んっ…はぁっ…」
小さな声が漏れる。呼吸が荒くなって、心臓が飛び出しそうだ。
勇斗の手が俺の肩を撫で、指先がじんわりと熱を伝えてくる。
長くて甘いキスの間、勇斗の荒い息、指先のぬくもり、唇の感触、高鳴る鼓動…全てが俺の心を揺さぶる。
佐野💟「仁人、きもちぃ?」
吉田💛「んんぅ…勇斗ぉ…んっ…」
勇斗の質問にロクに答えられないまま、やっとのことで勇斗の名前を呼んだ。
その瞬間、勇斗が俺を抱きしめる力が強くなった。
強い力だが、優しい、壊れ物を扱う見たいな手つきに俺は…不覚ながらもキュンとした。
控室の静寂の中、二人だけの時間がゆっくり流れる。
唇を離した瞬間、目が合って微笑み合う。
何も言わなくても、全てが伝わる…そんな深いキスだった。
勇斗は俺の肩に額をくっつけて、手をぎゅっと握る。
佐野💟「…やっぱ、俺、仁人のこと好きすぎる」
小さく囁く声に、胸の奥がぎゅっとなる。
俺も同じ気持ちだ。
吉田💛「…俺も、勇斗…大好きだ。」
言葉にして伝えた瞬間、なんだか安心して、でもまだドキドキが止まらない。
二人だけの静かな夜、とろけるほど甘くて熱い時間。
触れられる距離、深いキス、そして心が溶けてしまうような幸福感。
付き合っているからこそ知る、このドキドキを、俺はずっと忘れたくないと思った。
_____さのじん【イチャラブ編】End______
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