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高橋えのき
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人間はいつか死ぬ
永遠に生き続けることなんて不可能だって
分かってた
長寿である俺は、人が死んでいく様子には
慣れていた…慣れていたはず
きっとそうだったのに
この世界は自らが生まれつき持つ
攻撃を武器として戦う
例えば、口喧嘩が得意だという攻撃を持つものならば、
喧嘩の際に使う奴もいる
他にも、身体能力が高い攻撃ならば、
この世界の敵となる地球外生命体に対抗するべく結成された、
特殊変異解決部隊へと加入して力を
使う奴もいる
そんな世界だ
あの日、俺の友人…
いや最高の相棒と言ったほうがいいか
彼奴は特殊変異として現れた、
謎の地球外生命体に
あっけなく殺された
その時の光景を今でも鮮明に覚えている
敵の攻撃が運悪く
彼奴の弱点である、頭に命中した
頭
その力はいらない記憶を攻撃へと変換し攻撃力を強める、
というものだった
一般の人では到底手にすることのできない
いや、生まれ持つこと自体もまれな彼奴の
攻撃だった
そこらの攻撃とは比べ物にならないくらい強力で、扱うことでさえ
一苦労のものだ
しかし、強いことの裏腹には欠点があった
それは、
攻撃(急所)に命中すると全ての記憶を削除し、生まれ変わる
というものだった
聞くだけだと、「生まれ変わるならプラマイゼロじゃん」と思うだろう
しかしそうではない
前世の記憶が一切なくなる
つまり、彼奴が誰とどんな関係で何をしていたのか…それら全てが消えてしまう
例え俺が生まれ変わった彼奴を見つけたとして
彼奴は俺を一切覚えていないことになる
なぜだろう
分かっていたはずなのに、
なぜか、
忘れてほしくないと願ってしまう
どうにかして彼を見つけださなければ_____。
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コメント
1件
うわ、最初から重くて切ない話だ…!「記憶を失って生まれ変わる」って設定、めっちゃ切ないわ。相棒のことは忘れたくないって願う主人公の気持ち、グッときた。この世界観の「攻撃=アイデンティティ」っていう設定も面白いし、続きが気になる!次どうなるんだろう…。