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■ 朝のマフィア本部
黒いスーツの男たちがずらりと並ぶ中、
マフィオソは金のチェーンを指で弾きながら、ゆっくりと階段を降りてくる。
「おはよう、ボス」
「ボス、今日の予定は……あ、コーヒー淹れました」
「ボス、今日も帽子が似合ってます」
部下たち、全員ボスが大好きすぎる。
マフィオソは軽く顎を上げるだけで、みんなが勝手に動く。
その威厳は本物だが、内心は少しだけ照れている。
■ コンシリエーレ(相談役)
冷静沈着で知略家。
今日もシルクハットを整えながら、淡々と報告する。
「ボス、チャンスの居場所について新しい情報が入りました」
マフィオソはネクタイを直しながら、低く呟く。
「……あの男、また逃げたか」
コンシリエーレは目を細める。
「ボス、あの人にだけ声のトーンが柔らかくなるの、気づいてますよ」
「黙れ」
即答。
でも耳が少し赤い。
■ カポレジーム(兄貴分)
サングラスをかけたカポが、トンファーを肩に乗せながら笑う。
「ボス、今日もチャンスの話っすか?
あいつ、ボスのこと好きなくせに逃げるからなぁ」
「……余計なことを言うな」
「はいはい。で、追いかけるんすよね?」
「……行く」
部下たち:
(やっぱりボス、チャンスのことになると素直)
■ ソルジャー(下っ端)
ウシャンカ帽のソルジャーは、バールを抱えながらおどおど。
「ボ、ボス……チャンスさんって、そんなに大事な人なんですか……?」
マフィオソは一瞬だけ目を伏せる。
「……あいつは、俺の“賞品”を持っていった」
ソルジャーは震えながら頷く。
「そ、そうですよね……賞品……(なんか意味深……)」
■ コントラクティー(ラクティー)
黒いキャプテンハットにヘッドホン。
木の板を抱えて、のほほんと登場。
「ボス〜、チャンスの匂いがする方向わかったよ〜」
「……どうやってだ」
「なんとなく〜」
部下全員:
(天然すぎて逆に怖い)
■ そして、チャンスの話になると
マフィオソはふっと笑う。
普段は絶対見せない、柔らかい笑み。
「……あいつ、俺のイカサマを見抜いて勝ったんだ。
あれは……面白かった」
コンシリエーレ:
「ボス、今“面白かった”って言いましたね。惚れてます?」
「黙れと言っている」
カポ:
「ボス、追いかける理由それだけじゃないっしょ?」
ソルジャー:
「ボス……チャンスさんに会いたいんですね……?」
ラクティー:
「ボス、チャンスのこと好き〜?」
マフィオソ:
「全員黙れ」
でも耳は真っ赤。
■ そんなボスを見て
部下たちはひそひそ話す。
「ボス、絶対チャンスのこと……」
「うん、あれはもう……」
「恋……」
「恋だよな……」
マフィオソ:
「聞こえているぞ」
全員:
「すみませんボス!」
■ そして
マフィオソはフェドラ帽を深くかぶり直し、
金のチェーンを揺らしながら歩き出す。
「行くぞ。あいつを捕まえる」
部下たち:
「「「了解、ボス!」」」
でもその背中は、
“捕まえる”というより
“会いに行く”背中だった。
■ マフィオソ vs チャンス
〜挑発するのは、逃げる側のはずなのに〜
マフィオソファミリーがチャンスの潜伏先を突き止め、
廃ビルの屋上にマフィオソが現れる。
黒いコートの裾が風に揺れ、金のチェーンが光る。
部下たちは階段の影に控え、緊張して見守っている。
チャンスはフェンスにもたれ、
いつもの軽い笑みを浮かべながら指先でコインを弾いた。
「よぉ、マフィオソ。
こんな夜に会いに来るなんて、俺に惚れた?」
マフィオソの眉がぴくりと動く。
「……貴様を捕まえに来ただけだ」
「へぇ? その割に、声が優しいけど」
「黙れ」
即答。
でも、ほんの少しだけ耳が赤い。
■ チャンスの挑発①:距離が近い
チャンスはゆっくり歩き、
マフィオソのパーソナルスペースを軽々と踏み越える。
「そんな怖い顔して……
俺に触れられるの、嫌じゃないんだろ?」
マフィオソは一歩も引かない。
むしろ、睨みつける目が揺れている。
「……調子に乗るな」
「乗ってるよ? だって、マフィが追いかけてくるんだもん」
■ チャンスの挑発②:賞品の話
チャンスはマフィオソの胸元の金チェーンを指でつまむ。
「俺が奪った“賞品”……
そんなに返してほしい?」
マフィオソはその手を掴むが、強くは拒まない。
「……当然だ。あれは俺のものだ」
「へぇ。
じゃあ――俺も“マフィのもの”ってこと?」
マフィオソ:
「…………」
部下たち(階段の影で):
(ボス、完全に言葉詰まってる)
■ チャンスの挑発③:逃げるふり
チャンスはひらりと手を離し、フェンスの向こうへ軽く身を乗り出す。
「捕まえたいなら、ほら。
手、伸ばしてみ?」
マフィオソは反射的に腕を伸ばし、
チャンスの手首を掴む。
「落ちるぞ、馬鹿者」
「落ちないよ。
だってボスが、ちゃんと掴んでくれるから」
マフィオソの喉がわずかに鳴る。
■ そして、挑発の極めつけ
チャンスは掴まれた手を逆に引き寄せ、
マフィオソの耳元に囁く。
「ねぇ、マフィ。
本当はさ……俺に逃げてほしくないんだろ?」
マフィオソは息を呑む。
その一瞬の沈黙が、答えを示していた。
チャンスは満足げに笑う。
「じゃあ、追いかけてよ。
捕まえられるもんならさ」
そして、軽やかにマフィオソの手をすり抜けて走り出す。
■ 部下たちの反応
階段の影から飛び出してくる部下たち。
カポ:
「ボス、完全に遊ばれてますよ!」
コンシリエーレ:
「しかし、あの挑発……ボス、まんざらでもない顔でしたね」
ソルジャー:
「ボ、ボス……頑張ってください……!」
ラクティー:
「ボス〜、チャンスの匂い、あっち〜」
マフィオソは帽子を深くかぶり直し、
悔しそうに、でもどこか楽しげに呟く。
「……必ず捕まえる。
あの生意気な男を」
部下たち:
「「「了解、ボス!」」」
■ マフィオソファミリーの日常
〜チャンス、なぜか部下にモテる〜
マフィオソが席を外したほんの数分。
その隙に、チャンスがひょいっと本部に顔を出した。
「よっ、みんな元気?」
部下たち:
「「「チャンス!?!?」」」
全員、ボスの恋人(仮)を見るような目になっている。
■ カポレジーム(兄貴分)とチャンス
サングラスのカポがトンファーを肩に乗せながら近づく。
「おいチャンス、よくここ来れたな。ボスに見つかったら殺されるぞ」
「え〜? カポが守ってくれるんじゃないの?」
カポは一瞬固まる。
「……は? いや、まあ……守るけど……いや違う、そうじゃなくて……!」
チャンスはにやり。
「ありがと、兄貴」
カポ:
「兄貴って呼ぶな! ……いや、嫌じゃねぇけど……!」
部下たち(ひそひそ):
(カポ、ちょろい)
■ ソルジャー(下っ端)とチャンス
ウシャンカ帽のソルジャーは、チャンスを見るなりバールを落とす。
「ひっ……チ、チャンスさん……!」
「そんなに怖がらなくていいよ。ほら、バール貸して?」
「えっ……あ、はい……!」
チャンスはバールを軽く振ってみせる。
「これ、扱い難しくない? 重いし」
「そ、そうなんです……! でもボスが“似合う”って言ってくれて……!」
「へぇ、ボス優しいじゃん」
ソルジャーは顔を真っ赤にして震える。
「チャンスさん……ボスのこと、嫌いじゃないんですね……?」
チャンスは笑って肩をすくめる。
「嫌いだったら、こんなとこ来ないよ」
ソルジャー:
「…………(倒れそう)」
■ コントラクティー(ラクティー)とチャンス
ラクティーは木の板を抱えたまま、ぽけっとした顔で近づく。
「チャンス〜、ボスいないよ〜」
「知ってる。だから来たんだよ」
「そっか〜。ボス、チャンスのこと好きだもんね〜」
チャンス:
「……へぇ、そう見える?」
ラクティーはこくこく頷く。
「うん。ボス、チャンスの話すると声が低くなる〜。
あとね〜、帽子触る〜。照れてる〜」
チャンスは吹き出す。
「かわいいじゃん、あの人」
ラクティー:
「チャンスもかわいいよ〜」
チャンス:
「ありがと」
部下たち(心の声):
(ラクティー、天然で爆弾落とすな……!)
■ コンシリエーレ(相談役)とチャンス
最後に、冷静なコンシリエーレが近づく。
「……チャンス。あなたがここにいると、ボスが荒れますよ」
「荒れるっていうか、照れるんじゃない?」
「……まあ、否定はしません」
チャンスはコンシリエーレのシルクハットを指でつつく。
「ねぇ、相談役さん。
ボスってさ、俺のことどう思ってるの?」
コンシリエーレは一瞬だけ目を伏せ、
そして淡々と答える。
「……“特別”ですよ。間違いなく」
チャンスは満足げに笑う。
「そっか。じゃあ、もう少し遊んでいこうかな」
コンシリエーレ:
「……あなた、本当にボスを怒らせたいのか、喜ばせたいのか、どちらです?」
チャンス:
「どっちも、かな」
■ そして、ボス帰還
階段の上から、低い声が響く。
「……何をしている」
全員:
「「「ボス!!!」」」
マフィオソはコートを翻し、チャンスを睨む。
「貴様……また勝手に入り込んで……!」
チャンスはひらひら手を振る。
「マフィの部下、みんな優しいからさ〜」
部下たち:
(ボス、怒らないで……!)
マフィオソはチャンスの腕を掴む。
「来い。話がある」
チャンスはにやり。
「はいはい、“特別扱い”ありがと」
部下たち:
(やっぱり恋だ……)
■ マフィオソ、嫉妬する
〜部下とチャンスが仲良くしすぎた結果〜
チャンスが本部に遊びに来た日の翌日。
マフィオソファミリーの空気は、どこか落ち着かない。
理由はひとつ。
ボスが朝からずっと不機嫌。
■ 朝の会議室
コンシリエーレが淡々と報告を読み上げるが、
マフィオソは腕を組んだまま返事が短い。
「……ふん」
カポが小声で囁く。
「ボス、昨日チャンスとラクティーが仲良くしてたの気にしてんのかな……」
ソルジャー:
「ボス……ずっと眉間にシワ……」
ラクティー:
「ボス〜、チャンスのこと考えてる〜?」
マフィオソ:
「考えていない」
全員:
(絶対考えてる)
■ そして、チャンス登場
扉が軽くノックされる。
「やぁ、マフィ。昨日の続きしに来たよ」
マフィオソの表情が一瞬だけ固まる。
その後、低い声で返す。
「……勝手に入るなと言ったはずだ」
チャンスは気にせず部下たちの方へ歩く。
「カポ、昨日のトンファーの技もう一回見せてよ」
カポ:
「お、おう……!」
「ソルジャー、今日も帽子似合ってるね」
ソルジャー:
「ひっ……あ、ありがとうございます……!」
「ラクティー、また匂いで俺の居場所わかった?」
ラクティー:
「うん〜。チャンスの匂い、好き〜」
チャンス:
「ありがと」
部下たち:
(チャンス、全員に優しい……!)
■ ボスの嫉妬、限界突破
マフィオソは椅子から立ち上がり、
コートを翻してチャンスの腕を掴む。
「……貴様、部下に馴れ馴れしい」
チャンスはにやりと笑う。
「え? マフィ、嫉妬?」
「嫉妬などしていない」
即答。
でも耳が赤い。
カポ(小声):
「ボス、完全に嫉妬してる……」
ソルジャー:
「ボス……かわいい……」
ラクティー:
「ボス、チャンス取られたくないんだ〜」
マフィオソ:
「黙れ全員」
■ チャンスの追撃
チャンスは掴まれた腕を少し引き寄せ、
わざとボスの顔を覗き込む。
「ねぇマフィ。
俺が誰と話してても、気になるんだ?」
「……気にならん」
「じゃあ、カポともっと仲良くしてもいい?」
「駄目だ」
即答。
部下たち:
(ボス、バレバレ……!)
■ さらに追い詰める
チャンスはマフィオソのネクタイを軽くつまむ。
「じゃあ、ソルジャーと散歩してもいい?」
「駄目だ」
「ラクティーとお茶?」
「駄目だ」
「コンシリエーレと情報交換?」
「絶対に駄目だ」
チャンスは満足げに笑う。
「……ねぇマフィ。
俺が誰と話してても嫌なんだ?」
マフィオソは一瞬だけ目を伏せ、
低く、絞り出すように答える。
「……お前は……俺が捕まえると言っただろう。
他の者に構うな」
チャンス:
「はいはい、“独占欲”ね」
マフィオソ:
「違う」
でも耳は真っ赤。
■ 部下たちの総意
部下たちはひそひそ話す。
「ボス、完全に恋してる……」
「チャンスさん、ボスのスイッチ押すの上手すぎ……」
「ボス、嫉妬すると可愛い……」
マフィオソ:
「聞こえているぞ」
全員:
「すみませんボス!」
■ 最後に
チャンスはボスの手を軽く握り返し、
いたずらっぽく笑う。
「じゃあマフィ。
俺のこと、ちゃんと見ててよ」
マフィオソは帽子を深くかぶり直し、
低く呟く。
「……最初から見ている」
チャンス:
「へぇ。嬉しい」
部下たち:
(もう付き合ってるだろこれ)
■ 二人きりの時間
〜嫉妬の後は、逃げられない〜
マフィオソはチャンスの腕を掴んだまま、
部下たちの視線を完全に無視して廊下を歩く。
コートの裾が揺れ、金のチェーンが微かに音を立てる。
チャンスは引っ張られながらも、どこか楽しそうだ。
「ねぇマフィ。そんなに強く引っ張らなくてもいいのに」
「黙れ」
短い。
でも、手は離さない。
■ ボスの私室
重厚な扉が閉まると、空気が一気に静かになる。
マフィオソはチャンスを手放し、
帽子を軽く整えながら低く言う。
「……部下の前で、ああいう真似をするな」
チャンスはソファに腰を下ろし、足を組む。
「どれ? 部下と仲良くするやつ?」
「そうだ」
「嫉妬した?」
マフィオソは一瞬だけ目を伏せる。
「……していない」
「ふーん。じゃあ、なんでここに連れてきたの?」
沈黙。
その沈黙が、答えより雄弁。
■ チャンス、さらに踏み込む
チャンスはゆっくり立ち上がり、
マフィオソのパーソナルスペースに入る。
「マフィってさ……俺が他のやつと話すと、すぐ顔に出るよね」
「出ていない」
「出てるよ。眉間のシワ、昨日より深かった」
マフィオソは睨むが、押し返す力は弱い。
「……お前は、俺を苛立たせる天才だな」
「嬉しい?」
「嬉しくない」
でも、声が少しだけ柔らかい。
■ ボスの本音が漏れる
チャンスはマフィオソのネクタイを軽くつまむ。
「ねぇマフィ。
俺が誰と話してても嫌なんだろ?」
マフィオソは息を吸い、
そして、観念したように低く呟く。
「……お前は、俺の“賞品”だ」
チャンスは笑う。
「賞品扱い?」
「違う。
……違うが……」
言葉が続かない。
チャンスはその隙を逃さない。
「じゃあ何?
俺はマフィにとって、何?」
マフィオソは目を逸らし、
帽子のつばを指で押し下げる。
「……特別だ」
その一言は、
銃声よりも静かで、
でも胸に響く。
■ チャンスの反応
チャンスは少しだけ驚いた顔をして、
すぐに柔らかく笑う。
「へぇ。
マフィがそんなこと言うなんて、レアだね」
「忘れろ」
「忘れないよ。
むしろ、もっと聞きたい」
マフィオソは顔を背けたまま言う。
「……調子に乗るな」
「乗るよ。だって――」
チャンスはマフィオソの帽子のつばをそっと持ち上げ、
その目を覗き込む。
「ボスが俺を“特別”って言ったの、嬉しかったから」
マフィオソの喉がわずかに鳴る。
■ そして、静かな距離
二人の距離は、触れれば届くほど近い。
でも、どちらもすぐには触れない。
ただ、
互いの呼吸だけが静かに重なる。
マフィオソは低く呟く。
「……逃げるなよ」
チャンスは笑う。
「逃げないよ。
逃げるふりはするけど」
「……本当に苛立つ男だ」
「でも、嫌いじゃないでしょ?」
マフィオソは答えない。
ただ、帽子の影でわずかに口元が緩んだ。
■ ボス、反撃に出る
〜追い詰められていたのは、どっちだ?〜
二人きりの私室。
チャンスがボスのネクタイをつまんで挑発した、その直後。
マフィオソはゆっくりとチャンスの手を掴み、
そのまま指をほどく。
「……調子に乗りすぎだ、チャンス」
声は低く、静か。
怒っているというより――覚悟を決めた声。
チャンスは笑う。
「乗ってるよ。だってマフィが――」
言い終わる前に、
マフィオソが一歩踏み込んだ。
■ 逃げ場のない距離
チャンスの背中が壁に触れる。
マフィオソは帽子のつばを軽く押し上げ、
真正面からその目を覗き込む。
「……逃げるなと言ったはずだ」
「逃げてないよ。
逃げる“ふり”はしてるけど」
「ふりでも許さん」
マフィオソの片手がチャンスの横の壁に置かれる。
完全に退路を塞ぐ形。
チャンスは息を呑む。
挑発していたはずなのに、
今は逆に追い詰められている。
■ ボスの“静かな圧”
マフィオソはチャンスの顎に指を添え、
軽く上を向かせる。
「昨日から……好き勝手に俺を振り回しすぎだ」
「振り回してるつもりは――」
「ある」
即答。
そして、続ける。
「部下の前で俺を苛立たせ、
俺の反応を楽しんで……」
チャンスは笑おうとするが、
マフィオソの目が近すぎて、声が震える。
「……マフィ、近い」
「近づいているんだ」
「なんで?」
「お前が逃げられないようにな」
■ チャンス、珍しく言葉が詰まる
マフィオソはチャンスの耳元に顔を寄せ、
低く囁く。
「……俺を挑発した罰だ」
チャンスの肩がわずかに震える。
「罰って……何する気?」
「何をされたい?」
チャンス:
「…………」
マフィオソは薄く笑う。
「言えないのか。
普段あれだけ生意気なくせに」
チャンス:
「……マフィ、性格悪い」
「今気づいたのか?」
■ さらに追い詰める
マフィオソはチャンスの手首を取り、
壁に軽く押し付ける。
「お前が部下と馴れ馴れしくしていたのも……
全部見ていた」
「嫉妬した?」
「したと言ったら、どうする」
チャンスは一瞬だけ目を見開き、
すぐに笑う。
「……嬉しい」
マフィオソはその笑みを見て、
さらに距離を詰める。
「なら、もっと言ってやる」
帽子の影から、静かに言葉が落ちる。
「お前が他の誰かを見るのが……気に入らん」
チャンス:
「…………」
「俺だけを見ていろ」
■ チャンス、完全に捕まる
挑発していたはずなのに、
今はマフィオソの言葉に息を奪われている。
チャンスは小さく笑い、
観念したように肩を落とす。
「……マフィに追い詰められるの、嫌いじゃないよ」
マフィオソは満足げに目を細める。
「知っている」
「なんでわかるの?」
「顔に出ている」
チャンス:
「……マフィこそ性格悪い」
マフィオソ:
「お前がそうしたんだ」
■ 最後に
マフィオソはチャンスの手首を離し、
代わりにそっと指を絡める。
「……逃げるなよ」
チャンスは微笑む。
「逃げないよ。
逃げるふりは、またするけど」
「その時は――俺が捕まえる」
チャンス:
「……楽しみにしてる」
終わり。
普段はチャッピーで作ってますが、たまにネタとか展開に詰まった時はコパイロットとかGeminiにも頼ってます。
↑の話はコパイロットに任せてたらできたもので、普段はコパイロットの口調が優しすぎるのであまり使わないんですが、今回チャンスが魔性で良かったので載せます笑
↓マフィオソファミリー