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⚠️本編の前にご注意ください⚠️

前話である第21話、

雫騎の雑談コーナーにて宣伝した通り、

こちらには本編にR18ものの描写が出てきます。

かーなりの下手くそ加減ですが、

苦手な方はどうかお控えくださいませ。

それでは本編へどうぞ。






















藤澤視点

「橘さんちょっときてもらえる?」

本当に何なの?

ソフレの次はマネージャーと変な距離でいるってどういうこと?

一気に思考回路が混戦状態になり、

頭が追いつかない。

イライラが声にも出てしまい、

彼までビクビクしていた。

とりあえず僕はリビングで橘さんと話をする。

まず彼の話を聞くと最初は大人しく寝ていたが、

いきなり苦しみだして魘されていたらしい。

(そういえば僕が膝枕した時も、

同じように魘されていたな。

彼に何かあったのだろうか?)

そして何故か目を覚ました途端に帰ろうとして、

急に動いたせいか頭をおさえながらふらついた、

彼の体を支えていただけのようだと分かり安堵した。

裏切られたわけじゃないのか。

僕の勘違いで本当に良かった。

「ありがとう。

後は僕が看病するからもういいよ」

本当は早く二人っきりになりたかったため、

適当な理由をつけてマネージャーを追い返した。

その後すぐに寝室に戻る。

ビクッ

まだ彼は僕に怯えていた。

多分僕に怒られると思っているのだろう。

単純に僕が嫉妬していただけのに、

どうして自分が責められると思うのだろうか。

やっぱりそれも彼が悪夢に魘される原因なのだろうか。

もしそうだとしたらその『原因』を取り除きたい。

彼が安心して眠れるようにーーーー

「ふ⋯藤澤さん。

勝手にベッド占領してやっぱり怒ってますよね?」

え?

そっち?

そんなわけないじゃん。

何言ってるの?

連れてきたのはマネージャーでも、

そう頼んだのは僕なのだから了承しているのに、

どことなく彼はズレていた。

(まあ⋯そこも可愛いんだけどね)

彼があまりにズレたことを言うため、

僕が返答できずにいたせいか、

彼がベッドから完全に降りる。

「今日はすいませんでした。

お疲れ様です」

そのまま出て行こうとするため、

僕は慌てて肩を抱く。

僕は彼を繋ぎ止めたくて、

その場に留まらせたくて、

思わず彼にキスをしていた。

最初こそ驚いた表情をしながら、

僕の胸を押し返して抵抗したが、

啄むようなキスから卑猥な水音がするほど深いキスに変わると、

彼は僕を受け入れて、

背中に腕を回してくれた。

「ふ⋯⋯ん、

んぁっ!」

キスだけなのにすごく感度のいい彼は、

普段聞いたこともない甲高い声で喘いだ。

着崩れた服、

涙を溜め込んだ目元、

真っ赤になった顔と耳、

貪る僕に答えようとする拙い舌、

快楽と恥じらいで震える体、

全部が扇状的で僕の理性を引き剥がそうと、

煽られているようにすら感じられた。

ギュウウっと僕の肩に回した腕に力が籠る。

足元を見れば既に立っているのが辛いのか、

ガクガクと震えていた。

膝から崩れ落ちないにように、

しがみついているのだと分かり、

僕は彼に体重をかけてベッドに押し倒した。

もう彼に抵抗する力はなくされるがままだ。

少しずつ服をはだけさけていく。

僕に恥ずかしいのか脱がせる間は、

顔を背けて目を合わせてくれない。

視線を絡ませたくて僕が首筋に吸い付く。

「あぁっ!?

や⋯なに!」

色気を孕んだ嬌声と、

焦った表情で彼は僕に縋るような視線を向ける。

可愛い。

その目を僕だけに向けてほしい。

「ごめん」

そこにはくっきりとキスマークがついていた。

でも「これ」は秘密にしておこう。

彼に気づいてほしい。

首へのキスは



執着心のあらわれ


いつになれば僕の気持ちに気づいてくれるかな?

そんなことを考えながら、

僕がズボンに手をかけると彼が震えていた。

嫌がってはしないようだが、

これからの行為に怯えている様子だった。

無理に脱がせることはしないで、

下着の中に手を入れた。

「ふっ、

藤澤さん!?」

「痛くしないから僕に委ねて?」

観念したのか、

彼はコクコクと頷く。

ゆっくりと彼の中に指を入れる。

その瞬間に彼の体がビクリと反応したが、

痛がる素振りがないので、

さらに続けた。

「や、

あ⋯あぁっ!

んっ、

く!」

自分の声で驚いたように喘ぎながら途中から、

手で口元を押さえて眉間に皺を寄せつつ、

彼は声をおさえていた。

なんだか無理やり抱いているみたいな、

とてつもない罪悪感が込み上げてきた。

「今日はここまでにしようか」

「今日、

は⋯って何?」

彼にそう指摘されて気づく。

あれ、

僕何言ってるんだろ。

彼とまたこういうことがしたいと思っている?

無理やり抱こうとしたのに?

僕の中に眠るこの感情は何?




















雫騎の雑談コーナー

はい!

前作「君に届くように」では、

ボディタッチは触れる場所によって意味が違うという回がありましたね。

多分知らない人はいないだろうけど、

キスもそうなんですよ。

センシティブの回はそのキスネタを盛り込む予定です。

では本編です。

普段イライラしたところを見たことがな人が怒ると、

怒りっぽい人が怒るよりも怖いですよね。

幸いマネージャーの話で二人の誤解は無事に解けました。

ただ藤澤さんのベッドを占領していたことで、

申し訳なさやら恥ずかしさやらで、

居た堪れない星崎は素っ気なくすぐに帰ろうとする。

その場に留まらせるために藤澤さんは反射的にキスをするんです。

キスには答えようとするものの、

喘ぎ声は抵抗があって抑えようとする星崎を見て、

自分が暴走したことに気づくと、

行為をやめてしまう。

それと同時に執着心を感じ始める。

まだ自覚はしていませんがね。

次回は星崎視点なので、

センシティブが続きます。

お楽しみに〜♪

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