写しの写真展

私の名前は、アリス・アヴドゥル。歳は16歳で性別は女！好きなものは甘いもの全般と可愛いものと綺麗なもの！！趣味は読書と絵を描くことかなぁ～♪あとお昼寝とか！？特技はお菓子作り！！えへへー、よく皆からは甘党って言われるけど別に太らない体質だから問題ないもんねっ☆ さて、今日は何をして遊ぼうかなーっと♪ そういえば最近、町外れの森の奥深くにある大きな屋敷に住み着いたっていう吸血鬼の噂を聞いたんだけど本当なのかな？もし本当だとしたら是非とも会ってみたいなぁ～♪だって血吸われたいしぃ♡あ、でも痛いのはいやかもぉ……。んー、どうしようかなぁ。よし決めたっ！！今からその屋敷に行ってみることにするよ！！大丈夫だいじょぶ、何かあったら魔法でどうにかすればいいだけだしね♪そうと決まればレッツゴーだよ！！ 森に入ってから結構歩いた気がするんだけど一向に着く気配がないんですけどー……。もう疲れちゃったし足パンパンだし喉乾いたしお腹空いたし帰りたいよぅ……。

はぁ、しょうがないよね。ここは一旦引き返すしかないみたい。それにしてもこの道であってるのかしら？なんか同じところをぐるぐる回ってるような気がしてならないんだけど。もう1時間以上歩いてるわよ！まったく誰よこんなところに村なんて作った奴は！！そもそもあの人が嘘ついてない保証もないじゃない！こうなったら、あいつを囮にして私が先に進んでやるわ！ほーら来たわね。今こそチャンスよ。さあ行くわよ。レッツゴー！あれ？おかしいな。全然進まないんですけど。ちょっとあんたこっち来なさいよ。なんで前に進めないわけ！？えっ？あなた私のこと知らないの？私は魔王の娘よ。その気になれば人間なんて簡単に滅ぼせるのよ。わかったらとっととどきなさいよ！だからそこ邪魔だって言ってんのわからないの？これじゃいつまで経っても村に着けそうにないじゃない。ああ、イライラするわね。私急いでるんだから早くどいてくれないかな。って聞こえてるの？ねえってば。あっそっか。あなた耳が悪いのね。それなら仕方ないか。そうだ！良いことを思いついたわ。あなたにはここで死んでもらうことにしましょ。大丈夫安心しなさい。あなたの命を奪うくらい一瞬で終わるわ。死んじゃうと楽になるかもしれないけどちょっとだけ我慢しててよね。あーやっぱりダメだわ。ごめんなさい。私あなたみたいな弱い人殺したくないの。だから殺さないことにしたわ。ほら、さっきまでの態度は何だったのかしら？急に変わったのが不思議みたいだけど別に不思議なことでもないでしょう？世の中弱肉強食っていうものよ。あなたは運がなかったと思って諦めなさい。ふぅ～なんとか村に着いたわね