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はい!凛音です!今回は咄嗟に思いついた小説を書きます!
水(女)青(男) 学パロです!
「図書室の君と、不思議な午後」
いふは、学園でも「静かに本を読む男子」として有名だった。
休み時間も放課後も、彼はいつも図書室の窓際の席にいて、静かにページをめくっていた。
誰とも群れず、でも不思議と寂しそうでもないその姿に、近づこうとする生徒は少なかった。
そんなある日。
「そこ、座ってもいい?」
彼の前に、突然ふわりと座ったのが――ほとけだった。
制服のリボンが少し曲がっていて、髪は寝ぐせ気味。けれどどこか透明感があって、声が澄んでいた。
「……ここ、誰かと約束してる?」
「いや、してないけど」
「じゃあ決まり。今日からあたしの“避難場所”ね」
唐突すぎる提案に、いふは返事もできなかった。
それから毎日、ほとけはやって来た。
図書室で騒がしくない程度にしゃべり、本を読んで寝落ちし、ときどきいふに質問をしてくる。
「いふってさ、本読んでるとき、ちょっとだけ笑うのね」
「……笑ってるか?」
「うん。たぶん、嬉しいときの顔だよ」
彼女の言葉に、心が少しだけざわめいた。
ある日、ほとけが図書室に来なかった。
次の日も、その次の日も。
「保健室で休んでるらしい」と聞いて、いふは本を閉じた。図書室を出るのは、初めてだった。
保健室のカーテンを開けたとき、彼女は夢を見て
いたような目で彼を見つめた。
「……いふ?」
「なんで黙ってた。ずっと待ってたのに」
「……ごめん。でもね、いふが来るって思ってた。変でしょ」
「変じゃない。……俺も、来なきゃって思った」
ほとけは、弱々しく笑った。
「なんかさ、本の中のヒロインになった気分。ちょっとだけ、特別な人が会いに来てくれる、みたいな」
「バカなこと言うな。……でも、俺もバカみたいに嬉しい」
その日、いふははじめて本を読まなかった。
かわりに、ほとけの手を握っていた。
やがて春が過ぎ、ほとけは元気を取り戻し、再び図書室へ戻ってきた。
そして、彼女は言った。
「ねえ、いふ。今度はさ――本じゃなくて、わたしの隣、読んでくれる?」
いふは、少しだけ笑った。
本を読むときの顔じゃなくて、もっと特別な笑顔で。
さーてこのあと二人はどうなるんでしょうか?
いろいろ投稿してなくてすいません!
今ちょっと体調が優れないので投稿が遅くなります。
それでは〜♪
コメント
4件
にょほほほほほ(???)←きも 続きいってきま〜す
どーなっちゃうの~!(( 体調気をつけてね~?