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うぅ(´;ω;`)
「今、食っていい?」
「今!?」
「早弁にも程がありすぎるでしょ!!」
「いいじゃん。お前の料理美味いもん」
「褒めたって何も出ないわよ!!」
「知ってるw」
「こいつ、まじで、、」
「いただきますw」
、、、先に1人で学校行っちゃおう。
「あ、俺の好きなハンバーグじゃん!!」
「美味w」
「なんで笑ってんのよ!!」
「いや、予想外すぎてww」
「てかハンバーグしか入ってなくね?」
「お前、そんなハンバーグ好きだったっけ?」
「怜のために作ったの、、」
「え、?」
「私、怜のこと好き」
「だから昨日、帰る時に朝日くんに相談したら
好きな食べ物はハンバーグだって聞いて、、」
「、、」
「ねぇ、返事は?」
「ごめん、俺、もう付き合ってる人いるんだ」
「え、?誰?」
「、、朝日」
「え、、、」
「あれ?てか朝日いなくね?」
「ちょ、俺、先行くわ」
「あ、うん、、」
「朝日くん、、 言ってくれれば良かったのに、」
「私、、絶対傷つけた、、、」
「朝日!!やっぱここに居た、、」
屋上の扉が勢いよく開く。
「怜、、、」
「ごめん」
「朝日、俺────」
「怜、別れよう。」
「は、、?」
「怜も真奈ちゃんみたいに恋人は女の子がいいよね」
「え、、」
「だから別れた方が怜も幸せだよね」
そう言って僕は怜の方を見た。
だが、様子が変だった。
「怜?」
「、、朝日、お前さふざけてんの?」
「え、?ふざけてなんか──」
「お前が好きだって前、言ったじゃん」
「まさか覚えてない?」
「覚えてるよ、」
「じゃあなんで別れるとか言うんだよ」
「だって僕は怜の邪魔に───」
「邪魔になんかなってない。」
「あと俺は朝日と別れたくなんかない。」
「怜は真奈のこと友達以上だって、、」
「それは、親友みたいな意味だよ。
俺の言い方が悪かった」
なんだ、、良かった、、。
「じゃあ僕はまだ怜と一緒に居ていいの?」
「一緒に一生を過ごそう。な?」
「、、、上手いこと言っても面白くないよ」
「、、まじか」
𓂃◌𓈒𓐍𓈒
怜 side
「怜、別れよう」「は、、?」
朝日に『別れよう』と言われた時、
俺は嫌だった。
俺が朝日を傷つけたのかもしれない。
俺が朝日に迷惑をかけたのかもしれない。
そんな考えが俺の心を攻撃する。
「怜も真奈ちゃんみたいに
恋人は女の子が良いよね」
「え、、」
なわけ、、。
俺は朝日が好きなんだよ。そう言いたい。
そう言いたいのに、、
あの時みたいに声が出ない、、。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「怜、これやっておけよ〜」
「あ、これも追加な〜」
「俺、用事が、、」
「何?聞こえませーんw」
「さっさとやれよ」
「はい、分かりました、、」
「お前らがやりなよ!!」
そう言って、
朝日は掃除用具やら宿題やらを
彼らの顔に投げつけた
「怜、逃げるよ!!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「怜?」
反応しない俺を不思議に思ったのか
朝日は俺の名前を呼んだ。
「、、朝日、お前ふざけてんの?」
何故、今俺は朝日にキレてるのだろうか、、。
怖がらせないように優しくしたい。
なのに、、
今の俺にはそんな声なんて出せなかった。
昔の俺の弱さにイラつき、
真奈の気持ちにも朝日の気持ちにも
気づけないことにイラつき、
俺なんて、、いや、
こんなこと思ったら朝日も
失望してしまうかも、、
でも、朝日は朝日で俺が
前好きだって言ったこと忘れてそうだな。
俺は朝日だけが大事なのに、、。
「え、?ふざけてなんか────」
「お前が好きだって前、言ったじゃん」
「まさか覚えてない?」
「覚えてるよ、」
じゃあなんで尚更、、。
違う、
俺を信じてたから
朝日は俺に失望したのか、、。
それは明らかに俺が悪い。
「じゃあなんで別れるとか言うんだよ」
「だって僕は怜の邪魔に──」
邪魔?そんなわけない。
「邪魔になんかなってない」
「あと俺は朝日と別れたくなんかない。」
「怜は真奈のこと友達以上だって、、」
友達以上、、?
あ、これは完璧に俺が悪いじゃん、、。
『友達以上』じゃなくて
『親友』って言った方が良かったのか?
でもそれじゃあ真奈も傷つけちゃうんじゃ、、。
こんなこと考えてる前にこのこと
朝日に言わなきゃ、、
「それは、親友みたいな意味だよ。
俺の言い方が悪かった」
これを聞いた朝日は安心したような顔をした。
「じゃあ僕はまだ怜と一緒に居ていいの?」
『まだ』って何?ずっと一緒に居ろよ。
「一緒に一生を過ごそう。な?」
とりあえず、朝日を笑わせようと思った俺は
自分なりに面白いことを言ってみた。
「、、、上手いこと言っても面白くないよ」
「、、、まじか」
面白いこと言ったことがバレた挙句、
面白くないと言われた。
地味に傷つく、、。