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No.9
ーーー
バコッボキッ
「おらぁ!もっと来いや!!」
くっそ…紫苑たちと四季先生と離れちまった…
「後6人…」
桃機関の普通の団員5人、副隊長1人…
厳しいかもな…今の俺じゃァ…
「これで終わりだ」
サラッ
桃の副隊長が細菌を使い手足を固定する
「くっ…」
「大我!!」
近くから自分の名前を呼ぶ声に振り返る
「猫咲…!?」
「手足すぐ動かせよ!!」
バコッ
波久礼が桃太郎の副隊長を殴る
サラッ
一瞬だけ桃の細菌が緩まる
「ッ猫咲ありがとなぁ!!」
「早くこっち手伝え!!」
「ーー!!」
馨が少し遠くから花魁坂と芽生が走ってくる
「ーーろ!!!」
馨が必死に大我と波久礼に何かを叫ぶ
「ーーー!!!」
「…!!」
京夜も涙目になりだから大我と波久礼に馨と同じく叫ぶ芽生はスピードを上げて走る
馨なんか言ってんのか…?京夜さんも女の人もスピードをあげてくるな…?
なんか…胸騒ぎがする気がすんな…
「さっきはよくもやってくれたな!!!ッ」
波久礼の後ろから桃太郎の声が聞こえる
「はっ…!?」
気づかなかった…!前の敵に集中しすぎた…
「猫咲!!上だ!!」
大我が波久礼の後ろに居る桃太郎が上から殴りかかるのを見て波久礼に伝える
「ッ」
波久礼は大我の声を聞いて上を手でガードする
「違うっ!!横だ!!!」
馨が必死に声を振り絞って叫ぶ
ブスッ
「あ…ッ」
波久礼が横腹を刺され足元がふらつく
「ナイフ…ッ!?」
「おい!猫咲ッッッ」
大我がすぐに波久礼に駆け寄る
ゴホッゲポッ
波久礼の口と刺された場所から大量に血が出てくる
「くっそ…出血量が多すぎる…!!」
大我慌てて波久礼の刺された場所に手を添えて圧迫する
「すまねぇ…俺が気づけば…!」
「ゴホッゲポッ大…我!後ろッ!!」
波久礼が血を吐きながら大我の後ろを指をさす
大我はすぐに後ろを振り返る
「おらぁ!」
桃太郎がナイフを上から大我と波久礼に振り落とす
「血色解放ッ ゛守護ノ神代 ゛!!」
自分と波久礼を囲むように守護ノ神代でバリアを作る
「…!」
バリンッ
桃太郎が振り落としたナイフが守護ノ神代で作ったバリアににかすった瞬間に割れる
「クソっ…!また強度弱いのかよッ」
「ざまぁなぇなぁ!!」
桃太郎はそのまま大我と波久礼にナイフを振り落とす
「ッ」
「ッッッゲポッ」
大我が波久礼上に庇うように覆いかぶさる
「百鬼群ッ猫咲群ッ」
「大我!!猫咲!!」
「間に合って…!ッッ」
馨と京夜は足を止めることなく走って近づいて来たが…ぎりぎり大我と波久礼に届かない範囲に居る
芽生は2人よりも前を走っているが間に合うかは不明
馨と京夜は顔が真っ青になりながら大我と波久礼の名前を呼ぶ
芽生は本気で走って2人を助けようと手を伸ばす
「これで終わりだぁぁ!!」
桃太郎がナイフを振り落と…
グサ
人を刺す鈍い音が聞こえる
「ガッゲホッ」
桃太郎の血が飛び散る
「はっ…?」
「…ゲホッ?」
大我と波久礼は後ろを振り返る
「いや~危なかったね」
「は…」
桃太郎…?
桃太郎が桃太郎を殺した…?何でそんな事する理由が…
「唾切!!」
芽生が走ってようやく大我と波久礼のもとにたどり着き桃太郎に唾切と呼ぶ
「おい!姉ちゃんこいつ…桃太郎だぞ!?」
「近づくな!!」
芽生が桃太郎に近づくのを大我は阻止する
「…大丈夫だよこの人はね」
大我の阻止を通り抜けて桃太郎の横に行く
「唾切指輪見せてあげて」
「はいはい」
桃太郎が指の薬指にしてるレインボームストーンの指輪を見せる
「僕は唾切」
「君達の先生の協力かな?」
「四季先生のかっ…」
「貴方が、」
追いついてきた馨と京夜が少し警戒しながら近づく
「良い桃太郎さ」
「私の両親殺したけどねこいつ…」
芽生が唾切を睨む
「それは…ほんとに申し訳ない」
芽生に深々と唾切は頭を下げる
「まぁ…もう過去は変えられないからさ」
「それに…その事がなかったら私はお兄ちゃんと会えてないから」
「で…唾切」
ガシッ
芽生が唾切の胸ぐらを掴む
「これどういう理由?」
「芽生さん…?!」
京夜が慌ててめいを止めようとする
「…僕にも分からない」
芽生をまっすぐ見つめて首を横に振る
「は?唾切、あんたがここ京都部隊の隊長でしょ?」
「そうだよ…」
「僕が上の人に呼ばれてる間にこうなっていたんだ」
「この隊の人達は全員桃太郎機関の中でも普通の桃太郎達じゃなく…新しく出来きた…」
「鬼抹殺機関…ここに居る奴らは全員話し合いなんて通じない…捕まえて血を使える奴…めずらしい血の奴は研究だよ」
「それも普通の桃太郎機関の倍以上過酷で残酷のね」
「何…それ」
芽生が絶望した顔で唾切の胸ぐらを離す
「…鬼抹殺機関は桃太郎と人間で成り立ってる…そこに居る桃太郎はほぼ全員細菌が使えて大体副隊長ぐらいの実力がある人が多い」
「ッ…」
「人間は主に鬼と接触…血の採取、情報収集だね」
「それ…人間も敵な可能性があるってことですか…」
馨が青ざめた表情で聞く
「そう…前より残酷になってるからね…」
「ッ…」
芽生がその場に立ち尽くす
「芽生さん…!!」
「猫咲群が…!!俺の血じゃあ7分でやっと完治できるんだけど…ッ多分間に合わないかもしれない、、…」
「ゴホッッ…」
どうしよう…早くすぐ回復すればすぐ猫咲群助けられるのに、7分回復にかかるなんて、馬鹿げてるよ…
京夜は涙目になりだから猫咲群に血を飲ます
「猫咲群お願い、死なないでよね!?四季先生悲しむよ…!(泣)」
「君離れて!!」
ポタ
芽生が自分の親指を噛みちぎって血を出す
「血色解放…゛天治間隔 ゛」
ポワッ
波久礼を囲むように円型のゾーン的なものが作られる
「やっぱり、君の血色解放はすごいね」
唾切が少し近づいて伝える
「そう…?褒めても何もしないよ」
「この力があるのはお兄ちゃんの大切な物を守るためだもの」
「わかっているよ君は昔からそうだからね」
唾切が芽生のドームと見つめながら少し悲しげな顔をする
「…」
波久礼は意識を失って眠りにつく
「え…!?芽生さん猫咲群死んだの…?!ッ…」
「死んでないよ私の天治間隔はね何処まで酷い傷も治せるんだけどその変わり体力の消費が激しいの」
「だから大体皆寝ちゃうのよ」
「なるほど…」
「君の能力より全然不便よ」
指で京夜を指す
「え…?!俺?!」
「うん」
「貴方のその血はもっと上に行けるわ」
「そこの…黒髪の子!」
「はい?」
馨が芽生に近づく
「この子と、索敵お願いね」
馨に波久礼を押し付け馨と波久礼と京夜の後ろに行き、
「そろそろだね」
唾切は波久礼と京夜と馨の前に立つ
チャポチャポ
「ッ…!?」
馨が自分の血を揺らし顔を青ざめる
「芽生さんの方に50人、唾切さんの方に60人です…!!」
「そんなにか」
「多いねー…」
「やっぱりお兄ちゃんが居るからかな」
「…その可能性が高いね」
唾切が少し声を濁しながら答える
「じゃあ…!君達は取り逃がした敵だけよろしくね!後は大人に任せなさい!」
芽生が3人に笑顔で話しかける
「…はいッ!」
「わかりました!!」
馨と京夜は波久礼をその場に寝かせ両サイドの警戒をする
「唾切負けたら許さないからね」
「嗚呼わかっているよ」
「芽生君もね」
サッ
唾切は自分の細菌で死体を操り、芽生は血色解放で常にドームを作る
ゾロゾロ
鬼抹殺機関が芽生と唾切の前に現れる
「私戦闘向けじゃないんだけどね」
「僕もさ」
~紫苑、真澄、幽
「くっそ!!何こいつら!多すぎでしょ!」
「ゴホッ流石にきついが…大丈夫だ!!!!」
「喋る暇があれば手動かせやァ」
「血色解放ッ… ゛双又ノ綻 ゛!!」
「一気に吹っ飛ばすが…準備がいる!!その間頼みたい!!」
幽の後ろから手が出てきて準備を開始する
「おーけー」
「血色解放聖人廃業」
「゛水魅射 ゛」
紫苑の血色解放で周りにいる桃太郎に水魅射が飛んでいく
「おーっと危ないね~」
桃太郎の隊長が口を開く
サラッ
「なっ…!!」
桃太郎の隊長に触れただけで紫苑の血色解放が溶ける
「紫苑!!下がってくれ!打つ!」
双又ノ綻の準備が整った幽が桃太郎の隊長に向かって打つ
「これならっ…!」
サラッ
「ッ…!?」
「マジかよ…印南のも消すのかよ…?!」
「チッ」
「血色解放…完全拒絶」
真澄が完全拒絶を使い姿を消し、桃太郎の隊長に近づく
「あれ~消えたね、でもね」
サラッ
桃太郎が細菌を自分の範囲50メートルに放つ
真澄はすぐに避けようとするが…30秒しか使えないため血色解放が消える
「あれ…消せなかったか…」
桃太郎が残念そうな顔で真澄を見る
「こっち見んじゃねぇ…!」
「いや~残念だなって」
ズンッ
桃太郎の団員達が幽と紫苑に一気に襲いかかる
「げっ…!」
「血色解放! ゛聖人廃業 ゛」
「血色解放! ゛双又ノ綻 ゛」
2人が同時に血色解放を行い、桃たちを一掃するため技を放とうとする
ドロッ
「はっ!?なんで!!?」
「くっ…!」
2人が作り出した血色解放がすぐに血になり消える
「僕の細菌はね」
「君達の能力を溶かすんだよ継続時間は2時間かな?」
「しかし…残念だよ君は触れなかったから」
桃太郎の隊長が真澄に距離を詰める
「てめぇ…!ッ」
「血色解放 ゛同鬼連血 ゛」
巨大な血の女が出てきて紫苑と幽の周りにいる桃をすべて吹き飛ばし…真澄の前の桃太郎の隊長に潰すように手を振り下ろす
「なにこれッ…!?」
「なんだ…?!」
幽と紫苑はびっくりして女がいる方をみる
「いいの僕に触れて笑」
桃太郎は余裕そうに避けもしないで立つ
バンッッ
ガハッ
桃太郎が巨大な血の女の手を潰され血を吐く
ドロッ
潰した後に女の手が溶けていく
「や、やっぱり血の量で消せるものと消せないものがあるんですね…」
「あ、私なんかが出しゃばってすみません…」
ピンク髪の鬼機関の隊服を着た女が巨大な女の下に立っている
「えー!女の子じゃ~んありがとー」
「ゴホッありがとう!goodだ!」
紫苑と幽はお礼を言うが…
「おいお前らこいつが敵か味方か分かんねぇだろ」
真澄が強い口調で女を睨む
「す、すみません…ほんとにすみません…」
ピンク髪の女はすぐに土下座する
「真澄さん酷~」
「チッうるせぇ」
なんだこいつ…鬼機関の服着てるが、すぐ名乗ったりしない…敵か?それとも内通者か?
「チックソ…!死ね!」
真澄の後ろに立ってた幽がさっき潰された桃太郎の隊長に引っ張られる
「?!」
「なっ…!」
「印南ッ!!」
紫苑と真澄はすぐ手を伸ばす
幽もすぐ手を掴もうと手を伸ばすが届かない…
「何してるんですか…」
ドゴゴッ
さっきの巨大な血の女が溶けたはずなのにまた現れ、すぐに桃太郎を真っ二つに殺す
「…」
「?…!」
「うわ…」
幽と真澄と紫苑はあまりのグロデスクに息を呑む
「あ、あの!私は鬼機関杉並地区、京都地区所属の援護部隊副隊長と、偵察部隊副隊長の屏風ヶ浦帆稀です…!!」
帆稀が勢いよく早口で下を向きながら自分の所属を言う
「す、すみません…!こんな私が2つの副隊長をしてて…(泣)」
「へぇ~お姉さんすごいね~」
「素晴らしいな!!ゴホッ」
「…」
敵じゃなさそうだ…
偵察部隊、援護部隊の副隊長、年齢は…22ぐらいか?裏切りっぽい行動もない、挙動不審なとこはあるが、攻撃しようとはしてこない、敵意も見られない、
安全なのかァ?こいつ
「私より…四季さんのほうが凄いんで…」
「あ?一ノ瀬四季か?」
真澄が睨みながら帆稀に聞く
「ヒッそ、そうです…!!私の同期の方です!!」
「あっ…その格好、四季さんの生徒の方ですか…?!」
「そうだよ~あの鬼教師のね」
「はい!四季先生の生徒ですゴホッ」
「チッ…」
「鬼教師ですか…笑」
「四季さん昔から大雑把ですから笑」
「あ…すみません!!私が四季さんの事喋ってしまって…!!」
大慌てで帆稀はすぐ頭を下げる
「同期なんだから別にいいだろ」
真澄が少し興味が湧いたのか声が少し高くなる
「は、はい!!」
「ね~帆稀ちゃん今度俺とデートでもしなーい?」
紫苑が帆稀の前にいき笑いかける
「わ、私ですか!?」
帆稀はえっ見たいな顔で紫苑を見る
「そそー」
「ごめんなさい私は四季さん以外無理なんで…」
「ぇ゙…あんなの辞めて俺にしなよ~」
「紫苑どんまいだ!!ゴホッ」
「おいてめぇ一ノ瀬侮辱したんか?あ?」
真澄がすぐに紫苑の胸ぐらを掴みだす
「ぇ゙…ちょ真澄サン??ゑ」
「ほ、帆稀ちゃん!助けて!」
「…ごめんなさい私も許せません」
「うわ…まじ、ゑ」
ボコッ
「あ、じゃあ私四季さんに連絡とってみます!! 」
「はい!ゴホッ」
「嗚呼」
プルルルル
「スピーカーにしますね」
『もしもし四季です』
「四季さん!屏風ヶ浦帆稀です」
『ほまれ!?!助けてくれ(泣)』
『生徒達置いて行っちゃって…何処にいるか分かんないんだ…』
『俺が目的地に走って早く安全な場所に届けないとってなって…皆置いてけぼりにしちゃって、(泣)』
電話から四季の震えた声が聞こえ、後新幹線でも乗ってる?ぐらいの風圧が聞こえる
「大丈夫です!!四季さんの生徒なんですから!」
『うん…!』
「後、こちらで3人救助しました!」
『ほんと…?!帆稀も俺の生徒も怪我してないか!?(泣)』
「はい怪我してないですよ」
『良かった゛ぁ゙(泣)』
『3人って誰なんだ…?(泣)』
「えっと…」
帆稀は電話を少し離し真澄達に聞く
「お名前は…」
「淀川」
「印南幽ですゴホッ」
「後この紫髪は朽森」
「ありがとうございます」
『ほまれぇ…?』
「えっと…淀川さんと印南さんと朽森さんです」
『そっか…良かった生きてて(泣)』
『真澄は怪我してないか!?』
「はい目立った傷はありません!」
『印南は出血多量になってない?』
「はい…大丈夫ですよ」
『紫苑はまた無茶してない?』
「はい大丈夫そうですよ!」
『帆稀ほんとにありがとう(泣)』
『やっぱ帆稀には勝てねぇな!』
『生徒が無事でよかったよ…帆稀も』
「はい!」
『合流するから、場所教えてくれ!』
「え、えーと」
「八丁目の1‐23」
真澄が帆稀から電話を取り四季に伝える
『え…?!ま…淀川か?』
「嗚呼」
『ごめんな…怖い思いしたよな、』
「んなこと知らねぇ早く来い」
『うん…!すぐ行く…な』
ブチッ
「おい屏風ヶ浦」
「はい、?どうしました?」
「一ノ瀬はどんな性格なんだ」
「えっと…明るくて、本当に太陽みたいな人で、ちょっとお節介で、誰よりも強くて誰よりも弱くて凄く心配性な人ですよ」
「なるほど…ゴホッ」
「いつも見てる ゛四季先生 ゛とは真逆だな!!ゴホッ」
「四季さんは生徒達に強くてかっこいいとこ見せて、厳しくして強くなってほしいから、厳しい先生を演じてるそうですよ笑」
「えゴホッ」
「あ…言っちゃだめでした!?」
「やばい…どうしよぅ(泣)」
「俺達が知らなかったこともしれたしなァ」
「うぅ…ミジンコになりたい…この世界から消えてしまいたい、」
「帆稀ッ…!!淀川、朽森、印南!!」
遠くから走ってくる四季が見える
「あ…四季さん!」
「一ノ瀬ェ」
「四季先生ゴホッ」
「センセーじゃん」
ーー
なんかもう口調バラバラすぎて泣きそう
愛され要素がなさすぎました、今回も
次こそは愛され要素たくさんにしたいです…!
コメント
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四季先生、電話がスピーカーになってるっていうの知らなかったから素の声とか皆に聞こえて最高でした✨️ 生徒を大切にしているっていうのが伝って来ました~!( *´꒳`* )
