テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
240
異界ノ窓際
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日は、東日本大震災から15年の日
“いのちの日”ともされています
今回は、東日本大震災に因んだ短編小説です
START
※🍃彡視点です、苦手な方注意
俺の名前はふうはや。
動画グループ「いんく」のリーダーだ。
俺たちは4人で、海の近くのシェアハウスに住んでいた。
fu🍃 「今日の企画どうする?」
rm🥽 「防災グッズ紹介とかどう?」
syu🐻❄ 「それ絶対伸びないやつ笑」
kz🦇 「お前らまず朝飯食えよ」
最年長のかざねが、キッチンからトーストを投げてくる。
syu🐻❄ 「うゎッ!?」
rm🥽 「雑すぎだろ」
fu🍃 「でもうまい」
こんな感じのいつもの朝。
4人で住んで、4人で動画を撮って、4人で笑ってた。
それが、ずっと続くと思ってた____
14時46分。
午後。
撮影の準備をしていた。
今日は実写撮影。
fu🍃 「カメラ回すぞー」
syu🐻❄ 「ちょ待って髪」
rm🥽 「どうせ帽子かぶるだろ」
kz🦇 「はい3秒〜」
その瞬間だった。
床が突き上げられる。
syu🐻❄ 「…え?」
次の瞬間。
家全体が大きく揺れた。
食器が落ちる。
棚が倒れる。
fu🍃 「机の下!!」
rm🥽 「揺れでかい!!」
syu🐻❄ 「やばいってこれ!!」
kz🦇 「落ち着け!!」
揺れは止まらない。
長い。
とにかく長い。
数分後、ようやく揺れが弱まった。
そのとき、外から聞こえた。
防災無線。
<大津波警報。すぐに高台へ避難してください
rm🥽 「……津波、?」
kz🦇 「海近いぞ、ここ」
syu🐻❄ 「逃げなきゃ!!」
fu🍃 「上の神社!!」
俺たちは外に飛び出した。
近所の人たちも走っている。
海の方を見ると、水が異様に引いていた。
kz🦇 「……やばい、」
rm🥽 「急げッ!」
坂を全力で走る。
息が切れる。
それでも走る。
そのとき、後ろから、轟音が聞こえた。
振り返ると、黒い壁のような津波が来ていた。
syu🐻❄ 「嘘でしょ、、」
fu🍃 「走れ!!」
神社の階段が見えた。
もう少し。
そのとき、しゅうとが転んだ。
syu🐻❄ 「ぅわッッ!」
津波の音が近づく。
かざねが振り返った。
kz🦇 「……しゃーねぇな」
fu🍃 「何してんだ!」
かざねはしゅうとを立たせて、俺たちに押した。
kz🦇 「先に行って」
rm🥽 「何言ってんだッ、一緒に来いッ!」
kz🦇 「…最年長命令、笑」
かざねが笑う。
kz🦇 「…ふうはや、みんなを頼んだ」
次の瞬間。
津波が、坂を飲み込んだ。
syu🐻❄ 「かざねッ、俺のせいでッッ、」
fu🍃 「…走れッ、(ポロポロ」
3人で神社の階段を登る。
息が切れる。
足が震える。
下を見ると、町が水に沈んでいく。
syu🐻❄ 「かざねッッ、、(ポロポロ」
rm🥽 「……(涙堪」
fu🍃 「……」
そのとき、余震。
地面が揺れた。
神社の石灯籠が崩れる。
syu🐻❄ 「危ないッ!」
しゅうとは俺たちを押した。
石が落ちる。
fu🍃 「しゅうと!!」
俺は、石灯籠を退けようと頑張った。
syu🐻❄ 「…ッ、ふうはや、俺はもう無理みたい、」
fu🍃 「何言ってんのッ、かざねに頼まれたんだよ、みんなをよろしくってッ(ポロポロ」
syu🐻❄ 「見てよ、足が潰れてるんだよッ、?無理だよ、無駄な体力を使わないで、(ポロポロ」
fu🍃 「ッ、、」
rm🥽 「ふうはや、もうやめろッ、(ポロポロ」
syu🐻❄ 「…待ってるね(ニコッ」
しゅうとが笑った。
その一言で、しゅうとは動かなくなった。
夕方。
津波は町を飲み込んでいた。
救助を待つしかない。
そのとき、下から声が聞こえた。
<助けてッ、
助けを求める人。
りもこんが立ち上がる。
fu🍃 「どこに行くの、」
rm🥽 「…助けに行く」
fu🍃 「無理だッ、りもこんまでいなくなったら俺ッッ、俺ッ、、(ポロポロ」
rm🥽 「…動画投稿続けろよ、あとは頼んだ、リーダー!(ニコ」
りもこんが笑う。
そして、坂を降りていった。
それが最後だった。
夜。
静かな海。
町は消えていた。
俺は1人、神社にいた。
fu🍃 「……なんでッ、なんで俺だけなんだよッッ、(ポロポロ」
涙が止まらなかった。
でも、頭の中に声が聞こえる。
「ふうはや、みんなを頼んだ」
「待ってるね」
「動画投稿続けろよ」
俺は空を見上げた。
fu🍃 「……わかったよ、」
涙を拭く。
fu🍃 「いんく、終わらせねぇッ、」
波の音が響いていた。
あの日。
俺たち4人の人生は変わった。
だけど、いんくはまだ、終わっていない。
どうだったでしょうか?
ご本人様には全く関係ありません
東日本大震災が起こった時、私は生まれてなかったのですが、色んな方のお話を聞いて、恐ろしさがわかりました
あの日亡くなった全ての方々を思い、心からの祈りを捧げます