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おすみ
637
#ご本人様には関係ありません
あーちゃま
186
叶『』葛葉【】叶?《》葛葉?〚〛
〚楽しみじゃねぇよ。めんどいだけだろ呪術師なんて、〛
黒い布をまとい、沢山の骨と共に現れた男。
めんどくさそうに首に手を当てている…
『葛葉…?今、葛葉って………』
《ん〜?あ、そっか、この子も葛葉だったっけ?》
ニコニコと笑う顔と揺れる耳と尻尾、なぜ僕達のことを知っているのか、なぜ僕達をすぐ殺さないのか…全て彼しか分からない。
《うーん、分かりやすいように呼び方変えたほうがいいかな?》
無邪気な顔で顎に手を当てて考えている。
だがその腹の中は分からない。
《くーちゃん、くーくん、たんぽぽちゃん…うーん…》
〚んだよそれ、キメェ名前付けんな〛
知らぬ間に話が進んで、知らぬ間に勝手に争い合っている。
彼らは誰なのか、僕たちと同じ名前を持って、同じ容姿。
ドッペルゲンガーとはよく言ったものだ。
彼らはそれよりももっと禍々しい何かだと言うのに…
【おい…勝手にガヤガヤすんな。誰だよお前ら。人間じゃねぇ…ましてや呪霊とも気配が違う…】
〚呪霊ぇ?馬鹿言うなよ。俺らはあんな下等生物とはちげぇよ。〛
《なんて言えば良いんだろう?オツムがちょっと足りないくーちゃんでも分かるようには〜……、妖怪かな?》
完全に舐められている。
くーちゃん、オツムが足りない。
全て葛葉の地雷を踏み抜くような言葉を並べる。
分かっているのだ、葛葉が挑発に乗りやすい性格だと言うことも、どれだけの知識があるのかも。
全てお見通し、筒抜けだということ。
〚叶、お前それ俺にも言ってんだろ〛
《バレた?だってこの子ほんとに葛葉そっくりなんだもん。試してみたくてさ、》
…僕は葛葉から見てここまで癪に触る奴何だろうか。
僕はもっと落ち着きのある性格だと自負しているつもりなんだけれど…
【妖怪ぃ?妖怪も呪霊も同じだろ。人間の感情から生まれた化け物。】
《ふふっ、確かに。よく知ってるねくーちゃん。でも、僕達はそこら辺の奴らとは違うからさ、》
〚俺らは妖怪。大昔のな。俺は餓者髑髏。叶は九尾の狐。見た目通りだろ。〛
伝承などでしか聞かない名前。
これだけ高位の存在。
僕達をすぐに殺さないのは脅威だと思っていないから…
舐められているのだ。
僕達を下等なものだと疑わない。
コメント
1件
うわあ、めちゃくちゃ面白かった……! まず呼び方の記号(『』【】《》〚〛)で誰が喋ってるか整理されてるのが読みやすくて助かった。そして「くーちゃん」「オツムが足りない」って、完全に葛葉をからかう気満々なのが伝わってきて笑った。でも本編を知ってる読者からすると、餓者髑髏と九尾の狐って名前出た瞬間「あっ格が違う……!」ってなるよね。呪霊すら「下等生物」扱いする存在として、これからどう転ぶのか続きが気になる!