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私はロボット。
いつものように学校に行く。
『 おい見ろよ。感情なしが来たぞ』
『 … 』
『 黙ってないでなんか言えよ。』
彼は私の腕を強く引っ張る
痛みも感情もない。私には味わえない
1人の男子が立ち上がる
『 いじめはダメだよ。』
彼は私を助けてくれた。
『 ありがとう。』
『 うん。気をつけてね、』
彼と友達になった。
彼がずっと守ってくれた。
ある日。彼が転校することになった。
『 ごめんね。』
『 え、そんな、』
『 またいつか。会えたらいいね。』
彼は去ってく。
『 待って 』
『 行かないで。』
私はその時初めて悲しいと言う感情を知った。でも涙は出ない。流せない。
追いかけた時には、もう転校していた
『 そう言えば名前なんて言うんだっけ』
私は必死に探した。
そして、校長先生に言った。
校長先生は言った。
『 そんなやつうちの学校に一度もいなかったぞ。』
『 え。』
彼は最初っからいなかった。
そう。
自分の
『 幻覚だったんだ。』