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仁人side
柔太朗にもう一度チャンスをあげると伝えた翌日から、柔太朗は俺のそばにぴったりとくっついて離れなくなった。
柔太朗「仁ちゃん、可愛いね。はいコーヒー買ってきたよ」
仁人「あぁ、ありがとう」
……うっ。
他のメンバーの視線が痛い。
こっちを見るな!
特に勇斗!さっきからニヤニヤしすぎ!!
仁人「柔太朗、近いよ。みんなも見てるし……」
柔太朗「俺は気にしないよ。仁ちゃんのそばにいたいもん」
そう言って、柔太朗は愛おしいものを見るような目で俺を見つめてくる。
……そんなこと言われたら何も言えなくなるじゃん。
俺は誤魔化すようにコーヒーに口をつけた。
そんな俺たちの様子を少し離れたところから勇斗が相変わらずニヤニヤしながら見ていた。
本当にもう……。
そんなやり取りをしているとスタッフさんから声がかかり、俺たちは衣装に着替えてメイクをしてもらった。
その後、無事にMV撮影を終え帰る準備を始める。
荷物をまとめていると柔太朗が俺のところへやってきた。
柔太朗「仁ちゃん今日一緒にご飯食べに行こ!」
仁人「うん」
少しだけ考えてから俺は頷いた。
二人で会場を出てタクシーに乗り柔太朗の行きつけだというご飯屋さんへ向かった。
お店に入ってからは仕事のことやメンバーのこと、他愛もない話をしながら食事を楽しんだ。
久しぶりに二人きりで過ごす時間。
少し前までは当たり前だったこの時間が今はなんだか特別に感じる。
柔太朗「じゃあ、そろそろ帰ろっか」
仁人「うん、そうだね」
会計は俺がトイレに行っている間に柔太朗が済ませてくれていたらしい。
お礼を伝えて二人でお店を出た。
夜風に当たりながらくだらない話をして歩く。
柔太朗の話に笑ったり俺の話に柔太朗が笑ったり。
そんな何気ない時間がすごく心地よかった。
すると、ふと手に温もりを感じた。
見ると柔太朗が俺の手を握っていた。
驚いて柔太朗の方を見ると柔太朗は前を向いたまま何も言わない。
俺も何も言わなかった。
ただ、繋がれた手の温もりを感じながら歩く。
少しの間無言が続いた。
そして、先に口を開いたのは俺だった。
仁人「……柔太朗」
柔太朗「ん?」
仁人「俺たち、やり直そっか」
そう言って、俺は柔太朗の手をぎゅっと握り返した。
そして、柔太朗の目を見て微笑む。
柔太朗は一瞬目を大きく見開いた。
まるで俺の言葉が信じられないというように。
次の瞬間その綺麗な瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
柔太朗「……仁ちゃん」
声が少し震えている。
俺はそんな柔太朗を見てもう小さく笑った。
仁人「なに、そんなに泣くこと?」
柔太朗「だって……嬉しいんだもん」
握られた手に、少しだけ力がこもる。
柔太朗「ありがとう、仁ちゃん……」
……ほんと、泣き虫なんだから。
でも、俺も嬉しいよ。
もう一度こうして隣にいられることが。
これからは二人でちゃんと歩いていこう。
今度こそ、二人で幸せにしてね
#snjn
のりもちさん
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み!
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コメント
1件
やっば〜〜〜〜!!!!!😭💕💕💕 もうね、仁人が「やり直そっか」って言い直して握り返すところで完全にやられたよ…。柔太朗が涙こぼすシーン、胸ぎゅってなった。二人ともちゃんと向き合おうとしてるのが伝わってきて、すごくあったかい気持ちになったよ〜。 泣き虫な柔太朗と、そんな柔太朗を優しく包む仁人、最高に尊い…🥺✨ 次も絶対読むからね!!推させて!!🌸