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私の名前は『夢見』。この世界の理から外れた存在だ。しかし、私には使命がある。それがなんなのか、どういう意味があるのかわからないけれど……。私が私であることの意味を探している。ただそれだけのことなのだけどね。
「そういえば……」
ふと思い出す。今朝見た夢のこと。どこか懐かしくて温かい、不思議な記憶だった。
「ん?」
「あぁ、なんでもないよ。独り言さ……」
「ただの感傷だよ」
「そうだね、確かにボクらしくなかったかな?」
「うん、ごめん。君にはいつも迷惑をかけるね」
「……ありがとう」
「じゃあまた明日だ」
「えっと……そっちじゃないんだけど」
「ん?どしたの?」
「あぁ~、もう!! こんなの無理だよ!!」
今日もあたしはパソコンの前で悪態をつく。
画面には、真っ白なページが表示されていて、文字一つ表示されていない。
『小説家になろう』というサイトに小説を投稿するための原稿だ。
今年に入ってから始めたこの趣味だけど……まだ一度も投稿したことがない。
もちろん理由は分かっている。
文章を書くこと自体が苦手なのだ。
小学校の頃、作文を書いていて先生から何度も書き直しを命じられたことがあった。
中学に入って、授業で作文書くようになってからは、クラスメイトに笑われるようになった。
高校生になって部活を始めても、先輩や顧問の先生に散々ダメ出しされた。
結局、卒業するまでまともに書ききれなかったんですけどね! ちなみに、この話は今現在進行形で書いています。プロットなんていうものは存在しません。思いついたら書くのです。
そして投稿するときも思いつきで日付を変えたりするのです。
なので、時系列がおかしくなったりするかもしれません。ご了承ください。