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今夜は徹夜でゲーム三昧だ!とやりたいゲームやお菓子、ジュースを持ち寄って集まった。2人とも気合いは充分だ。
「今日は本気だ。遠慮も手加減も一切無し。」
「ハッ負ける気がしねぇ!てかアオセン起きてられんすか?」
「え?そこの心配?全然イケるけど。」
「でもほらアオセンオッサンだから…w」
「…はーそうですかそうですか、つぼ浦くんはそのテンションでいつまで持つかねぇ。」
既に煽り合いが始まっている。ゲームと同時にどちらが先に寝るかバトルもスタートだ。
「これは余裕だな。はい勝ちー!いやぁ楽勝だわーw」
「あっやったなお前!そっちがそうならこうだな!」
「はい舐めプ乙〜w…え?そんなんアリかよ!」
ギャーギャー騒ぎながら次々勝敗を決めていくが、丑三つ時を過ぎると露骨に口数が少なくなっていった。
「…あーこれダメか、じゃあこっち行くか。あ、こっちダメじゃん。」
「これはこっち…いや待て考えろ、つぼ浦がこっちから来るから…考えらんねぇ。」
明け方になるともう半分寝ながらやっている。これは引き分けにしようという提案に賛成して、最後の力を振り絞り2人揃ってベッドに倒れ込んだ。
先に目を覚ましたのは青井だった。時計を見ると昼前。腹減ったなー何食うかなーと考えながらつぼ浦の寝顔を眺めた。
「よく寝てんなーなんでそんな可愛い?寝顔まで可愛いとかルール違反、反則ですよー。」
訳の分からない事を口走りながら髪をそっと撫でるが起きる気配は全く無い。好奇心がくすぐられちょっとイタズラしてみた。頬を撫でてふにふにつまんでみたり、両手で両頬を挟んでギュッと潰してみたり。
「ふはっ可愛い顔w…お前唇エロいんだよな…」
唇を指で優しくゆっくりなぞる。と、つぼ浦がうっすら目を開けた。
「あ、ごめん起こしちゃった?」
「?んー…あおせん?」
寝ぼけているつぼ浦は青井の首元にすり寄りながら抱きつき、「んー」と幸せそうな声を出してまた寝た。ひたすら悶える事しかできない青井。
「はああぁぁ゛ぁ゛ーーーちょっと待って何これ、可愛すぎんだろ…どこでそんなん覚えたんだよ。」
ギュッと力強く抱き締めたい衝動を必死に抑え頭を撫でる。安心しきった顔で気持ち良さそうに寝ているつぼ浦がたまらなく愛おしい。
30分程でつぼ浦も起きた。目に飛び込んできたのが青井の首だと理解するのに少し時間がかかった。
「…アオセン近いっす。」
「あ、起きた?おはよう。お前が抱きついてきたんだよ。」
「嘘は良くねぇぜアオセン。俺が寝てる間にこんな事して。」
文句を言いながらも力を込めて抱き締めてきた。じゃあ我慢してたしこちらも遠慮なくと抱き締め返す。
「俺のせいにすんなよw…まぁいいや、昼何食べる?腹減った。」
「昼飯か…中華だな、明味房の配達頼もうぜ。」
「いいね中華、じゃあ起きる?」
「んー…もうちょいこのまま。」
「なんか最近随分甘えたちゃんじゃない?」
「別にそんな事ねぇし…嫌すか?」
「いやいや大歓迎だよ。ただなんか疲れてたり、悩み事とかあるのかなと思って。」
「…テレビで見たんすよ、男はいっぱい甘えてくれるのが好きって。」
「え、なにそれ見て実践してくれてたの?お前マジで可愛すぎるだろ。でも無理はしてほしくないな。」
「無理はしてないすよ。もう緊張しなくなったし、まぁ恥ずいけどあったかくなるつぅか、安心するっつぅか…それが嬉しいから。」
「…いやぁそっか、付き合い始めただけであんなに顔真っ赤にして逃げてたお前がなぁ…嬉しいよ。」
告白した時から今までの事を思い出しながらしみじみと言った。
「じゃあもう遠慮せずいっていいって事?つぼ浦のこと触りたい放題?」
「その言い方嫌だわw遠慮してたんすか?」
「まぁね、つぼ浦の心臓が持たなそうだったから。」
「それはすまんかった。…人がいる所は嫌っす。2人の時ならまぁ大体は…?」
「人前でベタベタは流石にしないよw…じゃあ早速キスしよ?」