注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・病み表現が含まれます。
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ci「…兄さん、本当に俺は行くの、?」
ut「そうだ、でも皆良い奴や」
ci「…兄さん以外、信じれないよ、」
ut「……大丈夫や、俺がついとる」
俺は、ci。
ut兄さんに言われて、ut兄さんの軍の幹部に
なることになった。
元々、俺には優れている、集中力と頭脳があったためか、勧誘されまくっていたが、
ut兄さんが居るなら、そこがいいと思った。
俺は、兄さんの言う通りに、明るく振る舞うことにした。
そうすれば、皆と仲良くできると言われた。
ci「よろしくお願いします、ciです!」
ut「俺の弟や、仲良くしたって」
tn「よろしくな、来てくれてありがとう」
gr「分からないことはどんどん聞くといい」
rb「まあ、今から色々説明するけどな」
たくさんの人たちが俺の手をとってくれた。
それから、案内とか、書類とか。
色々教えてもらった。
em「細かいことはut先生に聞きなさい」
em「そっちの方がいいでしょう」
ci「はい!ありがとうございます!」
em「ふふっ、敬語なんて良してください」
扉を閉じて、椅子に腰をかける。
そして、眼鏡を外して、俯く。
怖かった。
知らない人が沢山いて、
色んなことを言われて。
今も、隣の部屋には人がいて、
インカムでは繋がれて。
怖い。
怖くて仕方ない。
ci「………、」
机の引き出しを開けて、
薬を取り出す。
瓶からころころと薬が転がる。
1つ…2つ…3つ…。
薬を手のひらに移して、口に近づける。
ころころと、体内へと入っていく。
ここを耐えれば、気持ちいいだけ。
そう。
…。
ut「ci、今飲んだの吐け」
不意に、兄さんに背中を叩かれて、
意識を戻す。
口には、何錠もの薬が入っている。
ut「…ci、吐け」
背中と、とんっとんっと叩かれて、
口から薬を出す。
ci「げほッ……、、」
ut「そうや、偉い偉い」
兄さんは、優しく俺を撫でた。
気持ちよかった。
安心する。
ut「…今日、やっぱ辛かったか、」
心配そうな瞳で俺を見つめる。
ごめんなさい。
兄さんに心配はかけたくないの。
ci「ううん…平気だよ」
ut「俺の部屋で寝よか、おいで」
兄さんに手を引かれて、部屋を出る。
辺りは、ランプが灯してあるだけで、
もう電気は消えていた。
静まり返った、廊下を歩く。
ci「…兄さん、暗いの、、こわい、」
ut「…せやったな、すまん、こっちおいで」
兄さんは、俺を抱き上げてくれた。
歩きながら、撫でてもくれた。
安心したのか、俺はいつの間にか寝ていた。
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ci「おはようございます!」
tn「おはよう、utはどうした?」
ci「まだ寝てます!」
tn「起こさんといけないな」
ci「俺行きましょうか?」
shp「ワイが行きます」
shp…とかいう人は、俺を避けているような
気がする。
こちらの目も見ずに、スタスタと言ってしまった。
初日から、話をしたこともない。
嫌われてるのかな。
俺、明るくできてるよね…。
ut「すま〜ん!!寝とった!!」
kn「まだギリセーフやで!」
ut「ほんまか!やった!!」
shp「ギリアウトっすよ」
ut「ええ!?許してくれよshp〜…!!」
わちゃわちゃとしている隣で、
俺は1人座っている。
別に、なにも喋ることないし。
ci「…」
ut「ci、おはよう」
ci「兄さん…、」
急に喋りかけられて、同様してしまったせいか、いつもの俺になっていた。
明るく…明るく。
ci「お、おはようございます!!」
ut「…元気やな!」
ci「元気ですよぉー!」
どこがだよ。
さっきから、頭痛が襲ってきてるくせに。
俺の嘘つき。
ci「……」
rb「どした?元気ないな?」
ut「ほら、慣れとらんから疲れたんやろ!」
rb「…そか、」
どうしよう。
どうやって。
笑え。
明るく。
俺のバカ。
ci「……ッ、、、」
その場が怖くなってしまって、
兄さんを突き飛ばして、走り出す。
沢山の人全員が、怖くて。
俺の事、嫌いなんだよね。
きっと、そうだよね。
怖かった。
やっぱり、俺に友達なんて無理なんだ。
ずっと、1人なんだ。
兄さん、ごめん。
shp「ciッ、!!」
shpさんに手を引っ張られて、後ろに倒れる。
息が上手く出来なくて、咳き込む。
ci「げほッ…げほッ……ッッッッ、、」
shp「…ッ、!」
色々と頭がごちゃごちゃになって、
ポケットから薬を取り出す。
袋から何錠もの薬を取り出して、
乱暴に口に入れ込む。
shpさんは、目を見開いて、俺を見ていた。
嫌われてるなら、無理に仲良しにならなくてもいいや。
ci「ん”……ぐッ、、」
喉をこじ開けて、薬が入っていく。
正直、苦しいし、痛い。
でも、乗り越えれば気持ちいいだけ。
何回も体験してきたこと。
shp「…、飲み込むなッ、!!」
shpが俺の口元に手を出した。
なに。
邪魔しないでよ。
ci「ん”ッ…ごくッ……ぅ”、」
shp「ど、どうしたら…、」
ut「…どした、なにがあった」
廊下に座り込んでいる俺たちに、
息を切らして聞いてきた。
shp「…ッ、、ut先生、」
ut「…またお前、」
怒られるの?
俺、悪い子だ。
えへへ。
薬が効いてきたのか、頭がふわふわする。
えへへ、兄さん。
俺、悪い子だよ。
ci「…、」
ut「…ほら、立てるか」
ci「…、」
shp「…先生、」
ut「…shpも、すまんかったな」
ut「とりあえず、俺の部屋行こか」
shp「…はい、」
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ut「辛かったな、ごめんなshp」
shp「…ッ、、」
優しく、shpを撫でる。
こいつは、人と仲良くなるのが苦手だ。
ciと同じ。
その為、距離を置いていたのだが、
皆がすぐに仲良くなるため焦ったらしい。
無理に自分から距離を詰めたら、まああの様。
ut「shpは悪くないで、でも理解してやって」
shp「…ッ、、俺のせいで、ッ」
ut「ちゃうよ、大丈夫」
shpは撫でながら、ciの様子を見る。
寝息も立てず、まるで死んでいるように
寝ている。
ut「…あいつはな、昔、人間関係で色々あってん」
ut「ハブられたり、悪く言われたり」
ut「…だから、疲れたんやろうな、」
shp「…あんなに、明るかったのに、?」
ut「…俺が、明るくしろって言ったんや」
ut「だから、俺のせいなんや、」
shp「…先生は悪くないと思います、」
ut「でも、ciもshpも悪くない」
zm「…調子どー?」
shp「zmさん、!?」
zm、そしてshpは、凄く仲間思いな奴らだ。
だが、過去に色々あって、仲良くなるのは難しい。
だが、それと同様にciもそうだ。
俺は、ciにもshpにもzmにも辛いことをさせたな。
ut「すまんな、zm」
zm「大丈夫、これ塩水」
zm「ciに飲ませたって」
shp「…分かりました、」
ut「zm、ありがとうな」
別れ際に伝えた。
すまんな。
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あれから、晩飯を食べて、ciが起きるのを
待っている。
ut「…、」
ciの頬を撫でながら眺める。
なんで、良い奴がこんなにも辛い目を見るんだろうと。
俺は、クズだし、才能もないし。
そんな俺が辛い目を見るはずなのに。
ut「ほんま、大変な世界やな」
ci、いつかきっと報われるよ。
お前が努力してるのは知ってる。
shpもzmも。
きっと大丈夫だよ。
格好つけるけど、俺たち先輩が守るからな。
ci「…にい、さん、」
ciは、俺の手を握って目を覚ました。
ut「起きたか、すまんな」
ci「…おれ、きらわれちゃった、?」
目からぽろぽろと涙が溢れ出ている。
ut「違う…、俺のせい、ごめん、」
ci「…なんで、?おれのせいだよ、?」
ci「くすりッ…やめようとしてたのにッ、、」
ci「おれッ…やっぱりむり、だッ…」
ciは、うずくまって泣いた。
違うよ。
お前は何も悪くない。
無理にやめなくてもいいんだよ。
支えながらやめるものだよ。
急になんてやめれない。
普通だから。
ut「…薬はええよ、無理にやめんでも」
ci「…、」
ut「ただ…その無理に笑うことはやめた方がええかもな」
ci「…え、?」
ut「仲良くなる以前に、お前が持たない」
ciを抱き寄せて、撫でる。
少し、息が荒かった。
ごめんな。
shp「…先生、ci、」
後ろに、shpが立っていた。
様子を見に来たのだろう。
ci「ぁ…shp、、さッ、、」
shp「…なあ、ci」
shp「…おれッ、こわいことばっかやけど、」
shp「お前と、ほんとは、なかよく、なりたい」
shpは、震えながらも、ciに近寄った。
対するciも、震えながら、shpを見ていた。
shp「…仲良く、なれないかな、」
ci「…おれなんか、いーの、?」
shp「…それは俺のセリフ……、」
ut「ええか、今ここで無理に仲良くなるのはやめとけ」
ut「きっと、これからどんどんと仲良くなれるわ」
shp「…先生、」
ci「…兄さん、」
ut「ci、shp、お前はもう十分に頑張っとる」
ut「んなこと、皆知っとる」
ut「たまには休憩がいるんちゃうか?」
2人を抱き込んで、頭を撫でた。
2人は、子供のように俺に抱き返して泣いた。
そのあと、俺含めて3人は、寝てしまっていたようだった。
ci「兄さん!!飯行きましょ!!」
shp「もちろん、兄さんが奢ってくれるんですよね!」
ut「任せとけ!!俺に着いてこい!!」
俺たちは、ut軍団だ。
コメント
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泣けるううう😭✨✨ ほんと鬱軍団好きだわ…
いやぁ、推し達が苦しんでるのがすきやなぁ、、その後ちゃんとutが支えてんのも大好きもうめちゃくちゃ好き。 神作投稿あざすm(*_ _)m
見るの1日も遅れてしまった😭すみません!!病みからこんな和ましい空間を見れてることが幸せ!来世はこの和みの空気になりたい!てかうちの推し2人が可愛すぎて死ぬ