て「待つわけないじゃん」
朝10時30分
て「うーんよくねた!!」
背伸びをしながらにこにこでそう呟く、隣でばぁうくんが寝ている
て(ばぁうくんまだ寝てる、昨日激しくし過ぎちゃったかな、)
てるとくんは昨日激しくし過ぎてしまったかなと少し反省している
て(まぁでも今はばぁうくん寝てるし、ちょっと耳いじるくらい大丈夫だよね、!)
てるとくんはそっと耳を触った
て(やっぱり寝顔も可愛いなぁ)
ばぁうくんの体は少しだけ反応した
て(ん?起きてる?)
そう思い、ばぁうくんに声をかけてみる
て「ばぁうくん?起きてるの?」
反応がない
て(寝てるのか、寝てても反応するってどれだけ敏感なの)
てるとくんは耳元でささやく
て「ばぁうくんすきだよ、すきすきすき、だーいすき!はむっ」
耳を咥えた瞬間ばぁうくんの目がゆっくり開いた
て「あ、ばぁうくんおはよ」
ば「てるちゃんおはよ、今何かしてた?」
て「え?、あいや特になにも?してないよ、!」
その不自然な動揺ぶりに何かしたたんだなと察するばぁうくん
ば「そっか」
て「うん」
(よかったぁ、ばれてない!)
ば「一旦歯磨きしてご飯食べようか」
て「そうだね洗面所いこー!」
—-洗面所にて—-
て「ね、ねえ、ばぁうくん、」
ば「どした?」
て「非常に言いにくいんですが、、」
ば「えほんとにどーしたの」
てるとくんの急な敬語に少し驚くばぁうくん
て「歯ブラシ忘れちゃいました、!!」
ば「なーんだそんなことかちょっと待ってね」
て「???」
そこまで驚く素振りを全く見せず何やらゴソゴソ何かを探している
ば「あ、待って、無い、」
て「何が?」
ば「歯ブラシのストック、この前買ったと思ったんだけど、、」
あると思って探したら無くてしょんぼりしてしまうばぁうくん、でも次の瞬間何かを閃いた様子で言った
ば「てるちゃんがいいならだけど、俺の歯ブラシ使う、?」
て「えいいの?」
ば「うん、これさっき新品開けたばっかりだから綺麗だよ、まだ使ってないし!」
て「でもそしたらばぁうくんの歯ブラシが、、」
話を遮るように言った
ば「俺の分は大丈夫!あるから!」
て「、?分かった、じゃあこれ使わせてもらうね!」
ば「ちょっと待って」
てるとくんの手首を掴み、歯磨き粉の付いた歯ブラシを奪った
て「んえ?なぁに?」
ば「俺がてるちゃんの歯みがきしてあげる」
第9話に続く——
歯ブラシのシェアってどーゆーこと
コメント
1件
(*`ω´)bサイコウダゼェ✨️