彼はいつも他の男といる。
いわゆるびっち。
清楚で、綺麗な顔を貼り付けた男たらし。
紫は高嶺の花のような存在だから、
関係を持つ男たちも皆それを理解してる
「本気で恋しちゃいけない人」だって。
しかし、俺はその暗黙のルールを、
守れなかったようだ。
恋に、堕ちてしまった。
深く深く、もう抜け出せない粘り気のある、
濃い深い沼に。
会えただけで、
会話できただけでこんなに嬉しいのに
君はそんな素振りも見せず、
行為が済んだらすぐ帰ってしまう。
シャツのボタンを閉めながら、君を見送る
紫「じゃーね。」
素っ気ないなぁ
桃「うん、またな。」
次会うための一言、またね
君はどうしたら、俺に惚れてくれる?
俺が君に堕ちたように、堕ちてくれる?
服を着終えたら、君はもう居ない。
寂しくて寂しくて、胸がはち切れそうで
君の温もりに縋り付く。
毎日が寒くて寒くて冷たい俺と
冷たいほどに暖かい君
君は僕の太陽だよ
冷たくて、
暖かくて
届かなくて
一人ぼっちで。
紫、君はいつも
一体何を考えているの?
「次いつ会えるの」
って言葉を何度も消して打って
結局なにも送れない
そんな臆病な俺が、
今日も君のトーク画面に反射して
情けなく映っていた。
コメント
29件
とても久しぶりに覗きに来たらこんな儚い物語を綴っている物語に出会えるとは…! 相手にとっては大勢の内の1人であっても自分にとってはたった一つの人ってのがとても儚い……!!何度も送ろうとして文を修正しても自信が出なくて送れないなんて…とても胸にくる文で素敵ですね……!!!
はッッ…!はッッ、!((どした 好きですッ、うああ!!((落ち着け 言葉遣いの神ですか? 大ッッッ好きです✨