幼馴染くん

ねぇ、君は今どこにいますか？

元気に過ごしていますか？

君にこの想いを伝えたらどう反応するのかな。

もう一度君に会いたいです。幼馴染くん。

幼馴染くんに会えなくなり早4年。

今日も私は朝から元気に仕事に行くはずだった…。

母「涼〜！！！起きなさーい！」

朝から１階にあるキッチンでお母さんが料理しながら騒いでる。

「もうちょい寝たい…」

母「涼〜！！！？」

「うるさい」

母「うるさいじゃないでしょ！今日バイトなんでしょ！遅刻するよ！」

「今何時？まだ早朝でしょ…」

母「何バカの事言ってんの！？もう9時だよ 」

「はぁ！？起こしてよ！」

やばいやばい遅刻するてかもうはほぼしてる！

もういっそうのこと休みたいけど！！！

推し活できないから無理だ！！

とりあえずトイレに行って洗顔して着替えて朝ごはん食べずに家を出るしかない。

そうしないと間に合わない💦

「行ってきまーす！」

母「朝ごはんはー？ 」

「いらない！行ってきまーす！」

母「帰ってくる時連絡してよー！！分かったー！？？」

お母さんが何か言ってるけどいいや、無視しよ。

あ！遅刻しますって連絡しないと！

「あ、もしもし。○○部所属の松永と申します。佐野部長、今日出勤しています か？」

受付「出勤してますよ、変わりますね」

部長「お電話変わりました、佐野です。」

「部長、松永です。」

部長「お、松永か。どうした？」

「今日寝坊してしまい遅刻しそうです泣

誠に申し訳ございません」

部長「松永にしては珍しいな。今日はそんなに忙しくないし大丈夫だよ。ゆっくり来てくれ」

「部長…ありがとうございます。」

はぁ…電話すんの怖かった。

部長は優しいな、本当は忙しい日なのに

ゆっくり来てくれって言ってくれたけど急いで行こ。

「……って！電車乗り遅れる！！」

やばいやばい！！今日めっちゃ運ついてない！！

ダッシュで改札に向かう。

「はぁ…間に合った」

それから30分かけて会社に到着。

会社が駅前ら辺にあるから遅刻したけど早めに着くある意味ラッキー！

受付嬢にいつも通り挨拶しないとね。

あいつがうるさいから！

「おはようございます」

受付1「おはようございます！」

梨奈「おはよー！涼、遅刻してるよ笑」

「梨奈、おはよー。そして一言余計だわ」

梨奈「あはは！今日は珍しくうちにも挨拶してくれたね」

「あんた、挨拶しないとうるさいじゃん」

梨奈「あはは！私はうるさいよ笑」

「自分で言うなし」

挨拶しないとうるさいって言った相手はこいつ。

同じ会社で働いてるけど部署が違うそして受付嬢として働いてる幼馴染の梨奈。

なんで梨奈が受付嬢になれたのかはよくわかんない

まぁ、梨奈は昔からモテてたし容姿端麗そして頭がめっちゃ良い。

高校の時は毎日のように告られてた梨奈だけど「恋愛興味ない」って言って断ってたっけ？

梨奈「あの〜、涼。あんた行かないとやばいんじゃない？」

「ん？あ、じゃあね！梨奈！」

梨奈「はいはい笑頑張ってね！ 」

梨奈と別れてやっと自分の部署に到着。

めっちゃ梨奈がいるところ休憩してた……汗

「おはようございます……。」

部長「やっと来たか笑おはよう」

「遅刻して申し訳ございません！」

部長「大丈夫だ、早く仕事に取り掛かりな」

「はい！」

部長「あ、明日新しい子が来るから。教育担当よろしく」

「あ、はい。」

新しい子かぁ……どんな子だろ？

女の子がいいな。男の子は苦手なんだよな。

そう考えていると……

凱「よ、涼！遅刻したんだって？笑」

うわー、なんでお前ここにいるんだよー……。

「うるさい、んで。お前なんでここにいるの？

部署違うでしょ？早く戻りなよ」

突然声をかけてきたこいつ。

毎日私にちょっかいかけてくるウザイやつ。

名前は凱。若手女性社員に人気。毎日告白されてるらしいけど全部断ってるらしい。

凱「冷たっ。俺、今日付でここに異動」

「はぁ！？？？？」

凱「ちょ、声でけぇわ」

「聞いてない！あんたそんな大事な事連絡してよ！」

凱「はいはい、ごめんな笑」