テラーノベル
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日本が笑ったのを、俺は聞き逃さなかった。
……で、アメリカのとこに行くか。
本当は行きたくないけど。
独「どうしたんだ…ってッ…」
洗濯機の周りが、泡だらけ…!?
ていうか洗濯機から泡が出てくるのってあるのか??
独「なんだよこれッ…」
アメ「あー…ははぁ…やっちまったぁ…汗」
これはやばいなという感じでアメリカは苦笑いを浮かべた。
独「…おい…怒」
アメ「いやいや俺はちゃんとやったんだぜ…!?」
冷や汗を滲ませている。コイツめ…!
…いや駄目だ落ち着け俺。冷静にしないと判断が鈍る…
独「…洗剤はどのぐらい入れたんだ?」
答えはわかっているが、一応聞いておこう。
アメ「どのぐらいって…これまるごとだろ?」
アメリカは空になった洗剤をコツコツと叩いた。
まさか俺の予想を大きく外すとは…
だからイギリスもカナダもアメリカに家事を任せないんだな。任せたらろくなことにならない。
洗濯は中国にやらせた方が良かったか…
独「…アホかよ」
精一杯、軽蔑の念を込めて言った。
アメ「アホだとは失礼な!」
「これでも俺は世界一の国なんだぜ?」
…自称だろ。その言葉を全力で飲み込んだ。アメリカは怒ったらまずいということは昔経験したからな。
独「はいはいそうですねー」
アメ「棒読みやめろ!」
独「ここ誰の家か分かってんのかよ…早く掃除するぞ」
日本の家をこんなに汚すなんて、アメリカはどんなつもりなんだ…
アメ「…わーったよ!」
アメ「…なぁ、JAPANの調子はどうだ?」
急に畏まった言い方をするものだから、少し戸惑った。アメリカのこんなに真剣な表情、見たことない。
独「あぁ…えっと…」
さっきのことを言おうか迷った。
言った方が良いよな。後でややこしくなったら厄介だからな。
独「…実はな」
☆かくかくしかじかタイム☆
アメ「そういう訳か…」
俺が話してる間、まるで海外のニュースを観ているのかのような顔で聞いていた。現実味がないような、そんな顔だ。
独「一応傷の処置はしたのだが…とても痛そうだった」
アメ「JAPANの感じはどうだったんだ?」
俺は一息ついて、ゆっくり言った。
独「…笑ってたよ、久しぶりに」
そういうと、アメリカはこれでもかと云う程口角を上げ、目尻を下げた。
アメ「…そうかぁ」
暫くお互いぼーっとしていた。こんな時間が終わらなければいいのに…
独「あとアメリカ洗濯やり直しな」
アメ「えーッ…」
その時の声はブーイングではなかった。ブーイングぽかったけど。
〜中国視点〜
ドイツは大変だな。あんなややこしい奴の相手して。
でも、アメリカは何かと盛り上げてくれるからな……
いやいや本当に我は何考えてるんだ。アメリ、じゃなくてアメカスは自己中だし…!
最近こんなことばっか考えてしまう。
伊「…日本大丈夫かなぁ?」
イタリアが心配の声を漏らす。
中「大丈夫アルよ。必ず日本は良くなるアル」
少なくともそう思わないと心が保たない。
それを現実にするために、頑張らないと。
伊「そうに決まってるんね!日本は良くならないと困るんね…」
そう云う顔は、何処となく幼さを帯びている。
中「何か…子どもみたいアルね笑」
思ったことをそのまま言葉にするのは、こんなにも嬉しいのか。
伊「えぇ…それって褒め言葉なんね…?」
満更でもない顔していた。
〜急にフランス視点〜
フラ「あ〜もうおそい!」
いつになったら来るんだよブリカス…!アイツから「日本さんのお見舞いに行きませんか」って誘ってきた癖に…
それで張り切って服装にもこだわったんだよ…!
英「すいません。少し遅れてしま」
フラ「どれぐらい待ったか分かってんのブリカス…!」
ブリカスの声を遮って僕は言った。
フラ「ていうか”少し”じゃないよね!?“滅茶苦茶”だよね!?」
英「ブリカスとは失礼なッ…!英国紳士の私でも怒りますよ???」
英国紳士なわけないだろ莫迦。
フラ「はぁ……と・に・か・く!今から日本君の所に行くんだよね?そんなにイライラしてたら嫌われちゃうかもよ〜!」
英「…ッでは行きましょうかフラカス、英国紳士で優しい私が着いていきます。」
いやフラカスって言うなよ…!まあ僕もブリカスって言ってるから妥当…?なわけないか。
フラ「いやぁ久しぶりに来たね…」
英「…そうですね。」
日本君の家の前に立つと、少し緊張してきた。日本君の様子はどうなのか分からない。もしかしたらもう元気なのかもしれない、もう治っているのかもしれないという淡い期待を寄せながら、僕たちはインターホンを押した。
【ピンポーン】
少し間が空いて、声が聞こえた。
━━━フランスとイギリス…!?今開けるんね!
日本ではない声と口調。日本君が出ると思っていたのに、少しがっかりした。
口調的にイタリアか…?でも何で?イタリアもお見舞いに来たのかな?
【ガチャ】
伊「どーぞなんね〜!」
イタリアが気分の良さそうに迎える。
フラ「お邪魔しまッ…え?」
目の前の光景に驚きを隠せない。
英「何で…」
フラ「ここに…!」
英「居るんですか!?」
#カンヒュ病み
お~いお茶
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コメント
6件

アメリカは多分なんかやらかすんかな、と思ってましたが想像以上で驚きました!あとイギリスとフランスが話すシーンとか日本を心配する部分とかが読んでてすごい面白かったです!本当に文才すぎる…いつも他じゃあまり見ない数少ない供給をくれてありがとうございます!おかげで助かってます!!長文失礼しました!!!
ああ、めっちゃ好きな回でした…! アメリカの洗濯騒動、思わず笑っちゃいましたよ。「洗剤まるごと」はないでしょ~ってツッコミ入れたくなりました(笑) でもその後、日本が笑ったって聞いて「そうかぁ」って優しく微笑むアメリカのギャップにやられましたね…。 最後のフランスとイギリスの訪問、まさかの展開で「えっ!?」って声出ました!続きが気になりすぎます! お~いお茶さんのキャラの空気感、すごく好きです🌷