短編　恋愛小説 〜Love Story 〜

僕は君が嫌いだ。

小さなことに怒ったり

僕が意識してないところに気付き褒めてくれたり

料理は口に入ることすら許されないほど美味しくないし

絵は上手だし

君の趣味であるダンスに「一緒に踊ろうよ」と巻き込まれるし

寝ている時の君の寝顔は可愛いし

僕が仕事で疲れている時は君は頭を撫でてくれるし

君は僕が好きだったのかな？

僕は君が嫌いだ。

世界で最も嫌いだ。

なんで、何であの時君は僕を置き去りにしたのか

何で君だけこんな思いをしてまで僕を最後まで愛したのか

理解ができなくて涙が出る。

僕は君の墓の前で座って静かに流した。

僕はあなたのことが許されません。

僕はあなたを…

君のことが大嫌いです。

だから、また会えるまで暖かくして待っていてください

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そして僕は立ち上がり、彼女に貰ったペンダントを震えた手で握りしめた。