テラーノベル
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こんにちは「クリオネ?」です。
流石に何にもなさすぎるやろ!と自分で自分にツッコミを入れた結果無理くり本当にちょっとしたハプニングを入れてみました。
どうか温かい目でご覧ください。
第4話:不意の試練と確信
冬の寒さが本格的になったある夜、事態は突然暗転した。
夜中に涼太が激しく泣き出し、熱を測ると38.5度を超えていた。
焦った翔太が涼太をあやしていると、冷たい夜気と緊張からか、翔太自身の胸にも激しい喘息の発作が襲いかかった。
「っ……ひゅー、っく……っ」
息が吸えない。
発作の苦しさと、高熱で泣き叫ぶ涼太への焦りで、翔太は意識が遠のきそうになる。
手元にあった吸入器を使っても、うまく息が落ちつかない。
(どうしよう……涼太を……病院に……)
震える手でスマートフォンを取り出し、短縮ダイヤルを押した。
深夜2時。
財閥のトップとして激務をこなす蓮を起こしたくはなかったが、他に頼れる相手はいなかった。
『翔太!? どうした』
電話に出た蓮の声に、翔太は必死で途切れ途切れの声を絞り出す。
「蓮……っ、涼太が……熱で……俺も、発作が……っ」
『すぐ行く。動かないで、今すぐ行くからね!』
それからわずか十数分後、鍵を開けて飛び込んできたのは、息を切らした蓮だった。
普段の冷徹な仮面は完全に剥がれ落ち、心配と焦燥感に満ちた表情をしていた。
蓮は素早く状況を把握すると、まずは呼吸に苦しむ翔太を抱き起こし、背中を優しく、しかし確かなリズムで擦った。
「大丈夫、翔太。ゆっくり吸って……吐いて。俺がいるから」
蓮の落ち着いた声と温かい手に導かれ、翔太の呼吸が少しずつ整っていく。
その間、蓮は手際よく救急病院へ連絡を入れ、冷やすシートや水分を準備し、ぐずる涼太を優しく抱きかかえてあやし続けた。
明け方になり、往診の医師の処置もあって涼太の熱は下がり、翔太の喘息もすっかり落ち着いた。
ベッドで眠りについた涼太の横で、翔太はソファに腰掛ける蓮を見つめた。
スーツはシワになり、完璧な髪型も少し乱れている。
「蓮……大切な仕事、あったんじゃないのか?」
「朝イチで大事な会議があったけど、動かした。翔太たち以上に大切なものなんて、この世にないから」
蓮は翔太の元へ歩み寄ると、ベッドの脇に膝をつき、翔太の手を両手で握りしめた。
junp_
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あべさく正義♡
27
コアラと木の実
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「翔太。あの時翔太を一人にして、こんな辛い思いをさせた。今日、二人が苦しんでいる時にそばにいられないかもしれない恐怖を味わって、はっきり分かった」
蓮の低い声には、揺るぎない確信がこもっていた。
「俺の人生に必要なのは、財閥の地位でも名誉でもない。翔太と涼太だけ。もう二度と、二人を誰にも渡さないし、手放さない」
翔太の目から、溢れ出た涙が頬を伝った。
ツンとすますことも忘れて、翔太は蓮の首に腕を回し、その胸に顔を埋めた。
「……バカ。遅いんだよ……ずっと、待ってたのに……」
二人の心が、3年の時を超えて完全に重なり合った瞬間だった。
次回:最終回
コメント
1件
美月ゆめかだよ〜!!🌸✨ 第4話読んだんだけど、まって夜中に蓮が飛び込んでくるシーン最高すぎん??「翔太たち以上に大切なものなんてこの世にないから」って…もう完全に涙腺崩壊した😭💕 3年分の想いが重なるラスト、尊すぎて何度も読み返した…!次回最終回とか待って、心の準備ができてないんだけど!!✨