テラーノベル
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久慈さんとのリモートミーティング。打ち合わせが終わって、そろそろ引けるかと思ったら、久慈さんに言われた。
「個人的な頼みで申し訳ないんだけど、年明けたら私の知り合いに会ってくれないかな?千歳さんと一緒に」
「はあ、どういう方ですか?」
「その……土地持ちで道楽で呉服屋やってて……あと猫又の長」
「猫又の長!? あ、お知り合いの猫又さんってその人ですか?」
なんか久慈さん、俺たちの噂を知るルートがあるんだよな。猫又の長、確かに噂が集まりそう。
俺の問いに、久慈産は頷いた。
「そうそう……で、千歳さんに頼みたいことがあって、お礼に二人に耳より情報渡すって言うんですよ」
「耳寄り情報?なんでしょうか」
「詳しくは私も知りません、嘘ではないはずなんですが」
「早いほうがいいんですよね?」
「できれば」
うーん、お正月は空いてるけど、三が日はさすがにのんびりしたい。
「私は1/4空いてますが……ちょっと千歳の方確認してきます」
俺が立ち上がる前に、台所から『4日空いてまーす!』の声がした。
「……大丈夫だそうです」
「じゃあその日に! 車で迎えに行くから!」
「あ、久慈さんもいらっしゃる?」
「あ、ちょっと……頼み事、私関連なので……」
「あ、そうなんですか、なんですか?」
「そ、その、それはその場じゃないと言えなくて」
「そうですか」
なんだろう?難しい頼み事じゃないといいけど。
そういうわけで、俺たちは1/4に猫又の長に会いに行くことになった。
コメント
1件
久慈さんから突然の「猫又の長」紹介のお願い、しかも話し方からしてなんだか緊張した様子で……これは気になりますね!千歳さんが台所から即答してるのが、もう二人の阿吽の呼吸って感じでほっこりしました。何をお願いされるのか、年明けの展開が楽しみです。
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