テラーノベル
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ぼくは、このへやから一歩もでない。そとで、だれかがドアをトントンって叩いてる。
「でておいで」って、あのコがいってる。
そんなことしても無駄なのにね
コメント
1件
短いけれど、圧がすごいエピソードでしたね。たった数行で「閉じ込められている」「外に誰かがいる」「その声には応じてはいけない」という状況と空気が一瞬で伝わってくる。敢えて説明を削ぎ落としているのが巧いと思います。この“あのコ”が誰なのか、なぜ無駄なのか――読者に想像の余地を残しながら、不安だけを確実に植え付ける構成が印象的でした。続きが気になります。