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俺が確かめたいのは。
「もし俺も蓮のこと抱きたいって言ったら、蓮はどうする? それでも譲れない感じか??」
「佐久間くんが…」
俺の顔をじっと見つめた後、頭を抱えたのがちょっと可愛い。
お前、今、何を想像したんだよ?
「…身長差はともかく、体格となると佐久間くんもがっしりしてるから違和感はない気がする。身長差はともかく」
「お前何で身長差2回言ったよ! そしてビジュアル面での感想もいいから!! お前の心情的にどうなんだよ」
「……佐久間くんが俺を好きで、どうしても俺が欲しいって思ってくれて、その結果が俺を抱くことなんだとしたら…それは受け入れるかな…」
「そっか…」
「1回くらいは俺にも抱かせて欲しいとは思うかもしれないけどね」
へらっと笑いながら言ったそれは、きっと蓮の本音なんだろう。それでも、自分の希望を通すよりも俺のことを優先するんだ、こいつは。
本当に、俺のこと好き過ぎないか? 変な奴に騙されたりしないか、佐久間さんちょっと心配。
ま、蓮に悪影響与えるような輩なんて一切近付けさせねーけど。
「分かった、ありがとな」
「えっと、佐久間くんも抱きたい方ってことでいいの?」
少し困惑した顔で問いかける蓮に、小さく首を横に振って見せる。ますます分からないって顔で、蓮が首を傾げた。
俺の答えは、ずっと決まってたよ。
蓮のこと好きだって気付いた日から。そして、蓮の側で蓮の愛を受け取ることが特別だけど当たり前になった日々の中で。
そして今、自分を通すよりも俺を大切にしてくれようとした蓮の気持ちを受け取って。
俺は、蓮に愛されたい。隅から隅まで。
全部全部、俺の何もかも。蓮にあげたい。
「蓮」
1歩大きく蓮に近付いて、その首に腕を回して抱きついた。戸惑いながらも背に回してくれる腕が、何かくすぐったい。
頬を摺り寄せながらその耳元でそっと囁いた。
「大好き、蓮。だから俺のこともらって?」
「え…っ」
「俺、ずっと蓮に抱かれたかった。だから…全部もらって」
息を呑む音が聞こえたかと思うと、そのまま横抱きに抱え上げられる。俺の顔を覗き込んだ蓮の目は、熱と欲でギラギラしてた。
その目に見つめられるだけで背筋がぞくぞくする。
これからこいつに全部食べられるんだって思って、悦びで心臓が高鳴るのを止められない。
全部愛して、全部奪って欲しい。
普段は俺のことばっかり考えてる蓮が、形振り構わず俺を欲しがるのが見たい。
意識的に小首を傾げながら、蓮にそっと囁いた。
「…準備、してあるから。だからこのままベッドに連れてって」
「全部分かっててあんな質問したの? 意地悪だね」
「蓮が何て答えるか知りたかったんだもん」
「それで? 答えは気に入ったの?」
蓮の質問にふふっと笑う。気に入ったも何も、それどころじゃなかったよ。
「蓮が俺のこと好き過ぎて心配になった」
「ふはっ、何それ」
くすくす笑う蓮の袖を引くと「はいはいお姫様」って言いながら、俺を抱えたまま寝室へ足を向けた。
誰が姫だよと思ったけど、お姫様抱っこされた状況じゃ説得力ないか。でもちょっと悔しいから、蓮の頬にキスをしながらもう一度甘い声で囁いてやった。
「俺の全部、もらってくれよ。残すなよ?」
コメント
4件
!! (」°ロ°)」{残す訳ないだろぉ!! と、盛大につっこんだら、ちょびさんも叫んでてワロた-w-w これ読んだ人はもれなく叫んでると思います( * ॑˘ ॑* )⁾⁾ 積極的なさっくん良き💕顔はやっぱり真っ赤なんかなと想像して萌えました!! ₍₍ (̨̡⸝⸝´꒳`⸝⸝)̧̢ ₎₎♡
残すわけないだろーーー🤭笑