テラーノベル
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結構前に短編集の、バレンタイン短編集にて投稿したものを持ってきました。
ロシア×ドイツ
土曜日と言えど、家に仕事を持ち帰ったドイツに休みなど無い昼下がり。
リビングでノートパソコンと睨み合うドイツの後ろで、ロシアが不機嫌そうにドイツの名を呼んだ。
「ドイツ」
低く、ドイツの耳の奥まで響く声。
そんな声に一瞬、真っ直ぐ伸びていたドイツの背筋がさらに伸びた。
「今は仕事中だ。後でにしてくれ」
一切振り返る事もなく、ドイツはロシアに淡々と告げる。
そんなドイツの後ろで、ロシアはさらに機嫌を悪くしていた。
眉間のシワが一本、二本と増えているのだから、誰が見たって分かる。
ロシアは大きな歩幅で、一歩、二歩前に進み、ドイツの真後ろに立つ。
2メートルを優に超えた身体の作る影がドイツを覆う。
「おい」
ドイツの肩に乗せられたロシアの手には痛いぐらい力が込められている。
「っ……、ロシア、痛いっ……」
少し顔を歪めて、小さな悲鳴をあげたドイツはやっとロシアの顔を見た。
ドイツの小さな悲鳴に、ロシアはほんの少し、ミリ単位で口角が上がる。
表情筋がまともに仕事をしていないロシアにしては珍しいものである。
ドイツの、ロシアにとっては小さな肩を掴んだ手の力は弱まったが、ドイツの耳にはつんざくような鈍い音が届く。
バンっ!
ロシアがドイツの使っていたノートパソコンを力いっぱいに、閉じたのだ。
「ろ、ロシア……?」
小さく肩を震わせたドイツが、少し震え上擦った声でロシアの声を呼ぶ。
ロシアはそっとドイツの耳元へ顔を近づける。
「Du gehörst mir」
他国の言語を学ぶのが大の苦手なロシアが学んだ言語。
ドイツが一番分かりやすいように、と放たれたドイツ語は、砂糖菓子のように甘い。
「っ〜〜〜!」
ドイツの声にならない悲鳴を聞きながら、ロシアは小さく震えていたドイツの肩を抱き寄せた。
「だから、休めよ……」
ロシアの満足気な笑みと、低く甘〜い声が、ドイツの脳裏に焼き付いた。
#オリキャラ
ツナツナビール🍺
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ゆきりん
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歌音 麗華❣@物語大会開催中!
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コメント
1件
わぁ〜〜!!!日奈さんのロシア×ドイツ、最高すぎる!!😭💕💕 仕事中のドイツに構ってほしくて不機嫌になるロシア、そのギャップ萌えがもうたまらん!!しかも「Du gehörst mir」ってドイツ語で囁くなんて反則でしょ!!!ドイツの声にならない悲鳴、めっちゃ分かるわ…私も同じ反応した🥺💖 強引だけど愛しか感じないロシアの独占欲、そしてちょっと怖がりつつも抗えないドイツの関係性が尊すぎて頭抱えた…✨この2人の空気感、日奈さんの筆力が光ってるね!!続きも絶対読みたいです!!🌸