注意
謎、嘔吐表現有、対して太出てこない。
中「ぅ…ぉ”ぇ…」
吐きたい。もう食べたくない…
そんな思考が頭の中を巡る。
でも俺はどんなに吐こうが、食べたくなかろうが、この手を止めてはいけない…
なぜなら、止めると、
太「女さん…♡」
太が女の腰に手を添える。
女「まぁ、っ♡太宰さん…♡」
中「ぅ…ッぁ”…たべねーと…」
どうしても思い出しちまうんだ。あの日の出来事…
あれは、俺が休みで偶々街を歩いていた時、太宰は俺の知らぬ女に腰に手を添え、明らかに友達ではない距離で歩いていたのだ。
俺はすぐさま逃げ出した。が、太宰に呆気なく捉えられてしまった。
その方太宰は「違うんだ」「あれは依頼人」「本命は君だよ」「彼女とは何にもない」
なんて、薄っぺらい言葉を並べながら俺を抱き締め、接吻した後、また女性の元へ戻って行ったのだ。
「本命はきみ」なんて言われても…あの事件以降太宰とは顔は愚か、連絡すらとっていないのだ。
信用できる訳ねーだろ。
俺は元々、あまり食事を取らない方だったが、この前自分の作った料理を食べたらあの事件のことも忘れる事ができたのだ。
だから、食べる手を止める訳には行かない…
太宰を忘れたい。と思っているはずが、 心何処かで、「お前の髪、目、口、声、手…頭から爪先まで、俺の物になればいいのに…」なんて思ってしまっている我儘な俺がいる。
アイサレタイ。_〆