お久しぶりです🙇🏻♀️
いつの間にかフォロワーさん200人突破してて
めちゃめちゃ嬉しいです!!!!
ありがとうございます😢
なんかこっちで書いてみたくて、初挑戦です✊🏻
が、が、頑張りますた!!!笑
ちなみに、サムネの白いカーネーションの花言葉は
「私の愛は生きてます」って意味です。
では、どーぞ🎁
僕は夢を見ていたようだ。
どんな夢だったか思い出そうとするが、
既に僕の記憶はモヤがかかっていて、
はっきりとは覚えていない。
ただ一つ鮮明に残っている記憶は、
大好きな笑顔の君の姿。
なんだか無性に君に会いたくなって、
君がいる部屋へ向かった。
そういえば最近、君はあまり笑わなくなった。
それどころか涙を流す日々が続いているようだ。
あまり食事も食べていないし、
ベッドで横になっている時間が増えた。
さすがに僕も心配だった。
今日も君はベッドで眠っている。
「るぅとくん、少しでもいいからご飯食べないと」
君の背中に問いかけるが、返事は帰ってこない。
「ころちゃん…」
そっと君は僕の名前を呼ぶ。
その声はかぼそくて、今にも消えてしまいそうだ。
よく見ると君の背中は震えていた。
「泣いてるの…??」
抱きしめてあげようと近づいて、足を止めた。
突然君は涙を拭って立ち上がった。
「るぅとくん…??大丈夫??」
君は鏡の前に立って、ほっぺたを2回叩いた。
「よし!!お腹すいたし、ご飯作ろーっと!!」
思わず僕は笑ってしまった。
相変わらず切り替えが早い。
前に喧嘩した時も、泣いたら喉が乾いたと言って一緒にジュースを飲んで仲直りしたことがあった。
そういえば、その後に君が
「ねぇ、今度一緒にタピオカ行きたい!!」
そう言った。もちろん僕はOKをしたが、
未だにその約束は果たせていない。
キッチンに立って鼻歌を歌いながら、
楽しそうにご飯を作る君を見て安堵した。
「良かった、元気そうで笑」
君を見てるとこっちまで笑顔になれる。
そんなところに惹かれたんだっけな。
僕らが付き合う前。
初めて2人で映画を観に行った。
映画は笑ってしまいそうなほどつまらなかった。
帰りにファミレスに寄って、
案の定映画の話になった。
さすがに空気を壊すような発言はしたくないし、
無難な感想を述べてみたが、その必要はなかった。
君はとても素直だった。
「最後のオチで笑うの我慢してましたよね??笑」
決してコメディーの映画ではないし、
なんなら感動系だった。
もちろん、最後まで笑う要素などない。
「僕、1回吹き出しちゃいました笑笑」
君は手で顔隠しながら笑い始めた。
君も同じ気持ちだったことを知って、
安心と共に喜びと笑いが込み上げた。
割と静かな店内に僕らの笑い声が響く。
「声大きいですよ笑笑」
そう言う君だって笑いを抑えられていない。
「るぅとくんこそ笑笑」
その後もたわいもない話で盛り上がって、
気づけばお客さんは僕らだけになってて、
店員さんに閉店時間を呼びかけられて、
焦って帰ったのを覚えている。
君の隣にいるだけで、笑顔になれた。
世界が色づいて、輝きだした。
家に着いてからも君が忘れられなくて
気づけば君の虜になってたなぁ。
なんて、過去を思い出していると、
「ころちゃーん、ご飯できたよ!!」
君がキッチンから出てきて、僕の前に
美味しそうなハンバーグを運んできた。
「うわぁ…美味しそう」
「今日はころちゃんの好きなハンバーグだよ!!」
今思えば、同棲したての時は
料理が苦手だった君は両手に絆創膏を沢山つけて
頑張って作ってくれてたなぁ。
今となればこんなに上手に作れるようになって、
努力家の君を愛おしく感じる。
「いただきます」
手を合わせて、君は僕を見つめながら
ハンバーグを口に入れた。
「おいしっ」
勢いよくハンバーグを口に詰めて、
満面の笑みで食べる君。
「そんなに口に入れなくても
誰もとったりしないよ笑」
子どもみたいな無邪気な姿も可愛い。
美味しそうに食べる君を見ながら
食べる食事はもっと美味しい。
「るぅとくん、このハンバーグさ…」
顔を上げて君の顔を見ると、
泣いてる君がいた。
「ころちゃんと一緒に食べたかったな…グスン」
そう呟いた。
「何言ってるの??一緒に食べて…」
そうだった。
僕はもう死んでしまったんだ。
部屋の端に僕の写真が立て掛けられた
仏壇を見つめる。
祭壇にるぅとくんのハンバーグが置かれている。
「ころちゃんに会いたい…グスン」
君が最近元気がないのも、
泣いてばかりなのも、
全部僕のせいだったんだ。
「ごめんね、るぅとくん…グスン」
溢れる涙は止まることを知らない。
拭っても拭っても視界は歪むばかりで
君の顔を見れない。
まだ果たせてない約束も、
君とやりたいことも、
山のようにあるというのに。
君に触れることも、話すこともできない。
「僕はここにいるよ!!」
必死に叫んでも、君には届かない。
神様、どうかお願いです。
るぅとくんを救ってください。
るぅとくんのためなら地獄にだって行きます。
だからどうか、どうか…
手を合わせて一生懸命望みを唱える。
「僕が…ころちゃんに会いに行けば…」
放心状態になった君はキッチンから
包丁を取りだした。
「るぅとくん!!だめだ!!」
腕を掴もうとしても、透けてしまう。
「るぅとくんは僕の分まで生きて!!」
泣きながら精一杯君に向かって叫ぶと
君の手から包丁が離れた。
「ころちゃん!?今…聞こえた…!?」
驚いた顔をして君は当たりを見回している。
「るぅとくん、幸せになって。
僕のことなんか忘れてもいいからさ。
新しい恋人作ったっていいよ。
君が幸せなら僕も幸せだから。
でも、たまに僕を思い出してくれたら嬉しいな」
「…ころちゃん!?
僕は、ずっところちゃんが好きだよっ…グスン」
「るぅとくん、愛してるよ…グスン」
僕の体は光だして、徐々に消えていく。
そっと君を抱きしめる。
「ずっとこうしてるぅとくんのこと
抱きしめたかったよ…グスン」
君は僕の腕の中で、優しく笑う。
最期に君の笑顔が見れて良かった。
やっとこれで悔いなく成仏できる。
だけど本音を言うと、
夢ならさめないで。
コメント
24件
時差失礼します🙇🏻♀️まさかすぎて鳥肌立ったし切なすぎて涙が溢れました😭文章作るのが上手すぎて…小説出してほしいです。笑
やめろよぉぉおおお(´;ω;`) せつねえよおたおおおああああああ(´;ω;`) しんどい!!(´;ω;`) すき(´;ω;`) ぎゅんです(´;ω;`) ぶくしつですううう(´;ω;`)
せつない… でも好きです… さいこうです…