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3 episode
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数日後
日曜日の朝、明日が学校という憂鬱な曜日である日に私は姉が眠る病室へと足を運んだ。
まぁ、目を覚ましてないんだろうなと思いながらも食べ物や飲み物も買っちゃうし来ちゃう。
買ったものを冷蔵庫や棚にしまい椅子に座ろうとしたら
「こころ、?」
眠たそうな姉の声が耳を通る。
「…、ねぇちゃ!」
思考が回らない頭のせいで反応が遅れる。
「目覚ましたの!」
「えっと、ナースコールしないとダメだよね、いや親に連絡か?」
慌て放題の私を見て姉は
「あぁ」
「ねぇちゃん?」
「生きてるんだね笑」
「は、?」
「私、生きてるんだね〜笑」
「死にたかったのに」
「助けたのお前だろ?
要らんことすんなや」
-要らんことすんなや-
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「落ち着いて下さい!!」
「心さん、部屋を出ましょう!!」
看護師さん達が私を部屋から追い出す。
-要らんことすんなや-
要らんことすんなやだと?
誰がどれだけの人達が怖かったと思ってんだ
どれだけの絶望感を味わったと思ってんだよ!!
自分で言うのもあれだけど私は余り怒った事がなかった
こんなにキレたのは初めてというぐらい怒った
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どこかの個室に連れ込まれた私は1人、怒りを抑え込めずにいる
こんなに怒ったことがないからどうすればいいのかわかんなかった。
溢れそうな涙を堪えながら「ごめんなさい」と謝り続けた。
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数日後
姉が退院を果たした。
診断結果、鬱病。
調査結果、自殺。
「ただいま」
「ただいま」
女の人と男の人の声が同時に聞こえる
親の声だろう
「おかえり!」
急いで自分の部屋から顔を出す
「お姉ちゃんは?」
そう問うと車椅子に乗った姉が姿を現す。
「おかえり、」
帰ってきた姉を見た私は、口にすることさえためらうほど、驚愕の感情に襲われた。彼女の顔は、まるで別人のように変わっていた。その変貌は、私の心に深い印象を残した。
_____________________姉は私の部屋に連れ込まれ、私のベットに寝かされた。私は勉強部屋でギターの練習をすることに決めた。
でも、練習しているときでさえ吃驚は止まらなかった。何故なら姉の診断結果を口にされた時は体から血の気が引くほど冷たい感覚に襲われた。
鬱病。
身内が鬱病になるなんて誰もが思わないだろう。
嗚呼、これが嫌な予感の正体だったのだろうか
駄目だ。
もっと不幸が来る。
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読んで下さり、誠に有難う御座います。
少しSimejiの機能を使わせて頂きました。
特に話すこともないのでサヨウナラ
又のお越しをお待ちしております。
Tenkyu for caming.