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「いいんだよ…僕の人生が真白に縛られるなんて、わかりきってる。それに、僕の人生はもう真白に捧げてるから」

そうだ…僕はずっと前から真白が大好きだった。僕の人生はすでに真白の為にあるようなものだ。

「でも拓馬くんの人生はこれから長くて、輝いてて…私なんかのために縛られていいような人生じゃないでしょ?」

真白の言いたいことは…

(私のためなんかに一生を棒に振らないで…優しくされればされるほど辛いの…!)

真白は辛いんだ…僕の優しさが。僕の優しさのせいで真白は苦しんでいる。けど、悪いけど僕も諦めるつもりはない。だって…

「恋は少しくらい自分の身勝手のほうが楽しいだろ?」

だから僕は身勝手に動く。真白の気持ちは大切だけど、僕の気持ちは僕だけのもの。真白の自由になんかしてやらない。

「僕は優しさなんかじゃなく、自分の意志で真白に人生を捧げる。真白の思い通りになんてならないよ」

真白の一番欲しい言葉、それは………

心の声が聞こえる僕と、心を殺した君の話。(完結)

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