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真白の一番欲しかった言葉。それは………

「真白は自由に生きていいんだよ」

そう…彼女はずっと自分に縛られて生きてきた。彼女は自分自身に縛られてた…残り少ない自分の命。そんなものを背負って人と関わるなんて、心優しい彼女にはずっと重荷になっていたんだろう。だから僕があげる言葉はこれだけでいい。

「真白は一人の人間だから人を好きになって愛してもいいんだよ」

真白の幼い頃に止まってしまった心を僕が救い出したい。僕にできることなら何でもしたい。そう決意した幼いあの日に、僕はもう真白に囚われていた。けど、今なら言える。

「僕は真白に囚われてるわけじゃない。真白を心から愛してるからこそ、側にいるんだ」

「私がすぐ死んでしまうとしても…?」

ずっと口を閉ざしていた彼女からやっと出た言葉…それは彼女の紛れもない本心。今までで聞いたことないくらい純粋で、切実な思い。

「すぐに離れてしまうのに…!それでも愛してくれますか…?」

真白の心は揺れていた。僕を愛するわけにはいかにいのに…と。

「こんな私を彼女って、胸を張って言えますか…!?」

真白は最後にポツリと呟いた。

「こんな私でも、誰かを愛することができますか…?」

心の声が聞こえる僕と、心を殺した君の話。(完結)

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コメント

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真白ちゃんの本心がきけて良かった…拓馬君は何がなんでも真白ちゃんを最期まで幸せにできる気がするんで早く付き合ってください(一読者からの願望です)

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