テラーノベル
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さのじんです
山中さん視点
佐野:俺、仁人に嫌われちゃったかも
山中:そんなことないって、てかこのやりとり何回目?
よっしーとだいちゃんが楽屋を出た後、はやちゃんは少しずつ落ち着きを取り戻した。でも反対に不安な気持ちが募ってるっぽい
しょんぼりして項垂れてるはやちゃん。こんな姿あんま見たことなかったから、とりあえず慰めるしかなかった
曽野:……水買ってきたからこれで目冷やして
佐野:あぁ、、わりぃ、ありがとう、、
口は一応動いてるけど、目の焦点が全く合ってない。ペットボトルを受け取るも、多分よっしーのことで頭がいっぱいなのだろう。目じゃなくておでこにペットボトルを当ててぼーっとしてる。何やってんだ、病人じゃあるまいし笑
山中:はやちゃん、、もうさ、気持ち切り替e
曽野:いつまでしょぼくれてんねん!!!!
俺は驚いて舜太の方を見る。はやちゃんも舜太にびっくりしてるみたいだ
曽野:……いきなり大声出してごめん。好きな子に嫌われたかもって落ち込むのは分かる。けど!そんな姿じんちゃんが見たらどう思う??じんちゃん優しいからはやちゃんが元気ないのは俺のせいって自分自身責めるんやない?元はと言えばはやちゃんが無視してたのが悪いやん。だから、切り替えてもう1回ちゃんと謝って、はやちゃんの想い伝えればええねん!!
本当にその通りだと思う。こんな姿みたらよっしーが気にかけないはずが無い
はやちゃんは何か考えてる様子だったけどおもむろに口を開いた
佐野:ほんとに、そうだよな。舜太が言ってる通りだと思う
曽野:うん
佐野:でも、あんな戸惑ってる仁人の顔見たことないし、その顔にさせたのが俺だし、、
曽野:……まぁ、確かに!あんな顔は見たことないなぁ
佐野:やっぱそうだよな!!
、、にやにやしながらはやちゃんと喋ってる。さっきは真剣そのものだったが、今ははやちゃんのテンションの上がり下がりを面白がってるみたいだ。流石サイコパスなだけあるな。まぁ、一応俺からも言っとくか
山中:また夜に会うんでしょ?その時はちゃんと冷静になってはやちゃんの気持ちぶつけなよ
佐野:うん、ありがと
なんだこのThe友情みたいな空気、、めっちゃ恥ずいんだけど、、
そんなことを思ってた時、だいちゃんとじんちゃんの声が廊下から聞こえた。きっとメイクが終わったんだろう
ガチャ
塩﨑:終わったで!押してるみたいやからはよ行って!
山中:おっけー
確かに時間やばいなぁ。そう思いながら楽屋を出ようとすると、はやちゃんがよっしーに何か話してるのが視界の端に見えた。よっしーは、、モジモジしてるから照れてんのかな笑
曽野:俺強く言い過ぎたかな、、?
扉を出たすぐ手前でちょっと落ち込んでる舜太が俺に声をかけてきた。なんか、犬みたいで可愛い笑
山中:ううん、あの様子だときっと大丈夫でしょ。てか、ちょっと楽しんでた?
曽野:あ、ばれた笑?
佐野さん視点
気付いたら俺の腕の中に仁人はいなかった。どうやら柔太朗と舜太が引き離したらしい。最初はムカついたけど、落ち着いてくるとその行動に感謝しかない。
そして、舜太には喝を入れられた。いや、入れてくれた。舜太の言ってることは正しくて、でも嫌われたんじゃないかって不安で仕方なくて。そんな中で柔太朗はアドバイスしてくれた。年下に慰められる俺って、まじ情けない
でも、これで俺は決意を固めることが出来た
佐野:うん、ありがと
なんか、変な空気が流れる。そりゃそうか、年長が号泣して全力で慰めて。カオスすすぎたな笑
なんか話さないとと思ったその時、楽屋の前の廊下から太智と仁人の話し声が聞こえてくる
ガチャ
塩﨑:終わったで!押してるみたいやからはよ行って!
柔太朗と舜太は飲み物を持って急いで移動する
でも俺は、、
佐野:仁人
吉田:……!
何か思い耽ていたのか体をビクッと震わせて驚く仁人、、小動物みたい、、可愛い、、あ、こんなこと思ってる場合じゃないわ
佐野:さっきは泣いてごめん。ちゃんと伝えたいから、昨日メッセージで言った通り今日の夜俺ん家に来てほしい
吉田:……分かった
ちゃんと真っ直ぐ仁人の目を見て伝えることができた、、よっしゃ!!てかやっぱり仁人って可愛いよな。好きって自覚したらもっと可愛く見えてきたんだけど、、え、俺、ロケ耐えれるかな、頑張ろっ、、頑張って耐えて、そしたら
吉田:……なぁ、、、おい!!
佐野:っ!!あっ、ごめん!つい可愛くて、あ、違う、、ぼーっとしてて!
やべっ、、見るのに夢中でボンヤリしちゃった
吉田:時間ないから早くメイク行け
佐野:うん、ごめん、、
吉田:あと
佐野:ん?
吉田:恥ずかしいからあんま見つめないで
少し俯きながら手をいじいじしている仁人。よく見ると耳が赤く染っている。
佐野:……カワイッ
吉田:は?
佐野:メイク行ってきまぁす
仁人と出来る仕事が久々に楽しみで、でも夜が不安で、でも楽しみで、、俺は心を踊らせながらメイクルームに向かった。
吉田さん視点
太智と俺はメイクが終わった後、何事も無かったかのように世間話に花を咲かせる。その、無駄に心配しない感じが俺にとって心地よかった。でも楽屋に入ると一気に現実に引き戻される。俺、勇斗にどんな顔で会えばいいんだ、、今まで、どんな顔で俺は勇斗に話しかけてた、、?
佐野:仁人
吉田:……!
びっっっくりした、、まじいきなり話しかけんな!てか、なんでそんな普通に話しかけれるん?あんなに泣いてたお前はどこにいった?俺の錯覚だったん?
佐野:さっきは泣いてごめん。ちゃんと伝えたいから、昨日メッセージで言った通り今日の夜俺ん家に来てほしい
そんな真剣に言われたら、、
吉田:……分かった
はぁ、断れねぇよ、、本当は逃げたい。何言われるか分からんし、いや、分かりすぎててなんて返せば勇斗を傷つけずにすむのか悩むし。でも、まぁみんなどうせいるからいいか。2人っきりだったらまじで耐えれん
、、、ん、なんでこっちをずっと見てくるんだ?俺、今返事したよね?聞こえてなかったのかな、いやでも満足そうな顔してたし、今もなんかにやにやしてるし、、よく分からん奴、、
、、久々にちゃんと目を見てるからかな、、すげぇ恥ずかしいんですけど、、?ただ見られてるだけなのに、、なんだよもう、、俺めっちゃ勇斗に振り回されてる気がする、、でも、もう、これ以上、、はっ、、、
吉田:……なぁ、、、おい!!
俺は痺れを切らしてメイクに早く行くように伝えた。まじであなたが泣いたせいでどんだけ時間押してるかって話よ
そして
吉田:恥ずかしいからあんま見つめないで
言っちまった、、だってなんか恥ずいんだもん。こんなにロケ中見られたら他の方から不審がられるかもしれんし!!
俺は耐えきれず下を向く。勇斗がボソッと何か言ったが、駆け足でメイクルームに向かったせいで問い詰めることは出来なかった
まだ朝なのに色々ありすぎて頭がイカれそう、、はぁ、、
吉田:まじで、何なんあいつ、、んで、なんで太智は照れてんだよっ!!
実は俺の視界の片隅にはずっとソワソワしている太智の様子が見えてた
塩﨑:もう、さぁ、、俺の方が恥ずくなってきたんやけど!!どうしてくれるん?!
ロケ後
佐野さん視点
マネージャー:ロケ終わって疲れてるところ申し訳ないけど、曽野さんと塩﨑さんは別番組の収録があるので急いでテレビ局に向かいましょう。山中さんと吉田さんはゲーミングの配信があるので一旦事務所に。佐野さんはドラマ撮影のスタジオに行くのであのロケ車に乗ってください
佐野:了解です
ロケ中はいつもの佐野勇斗でいれたと思う。多分、、大丈夫だったよな?確かに柔太朗には見すぎって言われて、舜太には大丈夫か確認されて、太智に限っては集中しろって言ってきたけど
仁人は別になんも言ってこなかったし
なんならほんの少しだけ素っ気なかった気がする
夜、、心配だな、、
俺はそんな不安を抱えながらロケ車に乗り込んだ
吉田さん視点
吉田:はぁぁぁぁぁ、、、、
やっっと開放された。今日ほど視線を感じ続けた日はないね、、いやまじで、、本当に、、、
吉田:……疲れた
山中:珍しいじゃん、あ、そりゃそうか。あんなに見られてたら気も滅入るわ
笑みをこぼす柔太朗を俺は少し睨みつける
吉田:笑いごとじゃねぇのよ、、
山中:俺も流石に見すぎだと思ったから、スタッフさんに迷惑になると思って注意はしたよ
吉田:それは、、ごめん?
山中:なんでよっしーが謝んの笑笑
ピコン
時間は経ち、俺は事務所に着いてゲーミングの準備をしていると、勇斗からメッセージが来ていた
〔勇斗:ごめん!!現場かなり押してて、多分そっちの配信が終わる時間までに家に帰れない〕
俺は嬉しかった。まだ勇斗に対する答えを出さなくていいんだ
ピコン
ん、?追加で新着メッセージ?
〔勇斗:だから、俺の緊急用の鍵、仁人のマネージャーに預けた。それ借りて俺ん家入って待ってて。あ、部屋汚いかも〕
、、、俺の喜びを返せ。ゲーミングどころじゃなくなったやん、、でも切り替えてやらないと勇斗と同類ってことになるしな
俺は深く深呼吸をして配信用カメラの前に移動する。既に柔太朗は椅子に座ってゲームの説明を読んでいたが、俺が隣に座ると、顔を上げて何故か俺の方をじっと見てくる
山中:……
吉田:……なに?
山中:いや?よっしー嬉しそうだからなんかあったのかと思っただけ
吉田:はぁ!?
その後配信は特に事故らずに終了し、俺たちは帰る支度をしていた
吉田:あ、柔太朗も勇斗ん家行くよね?
山中:はい?
吉田:勇斗から個チャで今日の夜家来てって
山中:……はぁ
柔太朗は呆れたようにため息を着く。え?俺変なこと言った?はっっ、、もしやドッキリのターゲットって柔太朗、、?
吉田:え、、俺もしかして企画潰した?
山中:何と勘違いしてるか分からんけど、俺は呼ばれてないし、よっしー以外の人は多分、?いや絶対はやちゃん呼んでないよ
吉田:……え?だって、勇斗が1人だけ誘うってあんまやらんくない?相談とかなら分からんでもないけど、そんな感じじゃなかったし
山中:はぁ、頼むからその鈍感さを早く治してくれ、、このタイミングでみんなのこと呼ぶと思いますかって話!多分大事な話したい的な感じで誘われたんでしょ?そんな話みんながいる中で話すわけないじゃん
吉田:え、、じゃあ今日俺一人参戦ってこと?
山中:そうなるねぇ
吉田:まじ、、?俺まだみんながいるから耐えれると思ってたんやけど
山中:それはご愁傷さま。じゃ後でどうなったか教えてねーおつかれ!
柔太朗はそれだけ言って颯爽と部屋を出た
まだ、みんながいれば、野次とか飛ばして面白く締めることができると思ってたのに、、がちで話し合うってことだよな、、
マネージャー:吉田さん?
吉田:……あっ!はい!!
マネージャー:忘れ物ないですか?佐野さんから鍵預かってるので、お家向かいましょう
吉田:そうっすね、、、分かりました
ガチャ
マネージャー:じゃあここで失礼します。鍵は佐野さんマネに明日返しますので安心してください。それでは!
吉田:あっ、、ありがとうございます
ガチャン
、、、久々に来たな。忙しくなってからは集まるのも難しくなって、あんまり来れてなかった
吉田:……あいつ、いつ帰ってくんだろ
ドラマの撮影なんていつ終わるか読めないし、今俺がメッセージ送ったところで、勇斗がスマホを見る暇はないだろう。てか、朝から仕事プラスあんなことあったから流石に疲れたし、もう眠いわ
俺は少しだけ横になろうと思い、上着を脱いでソファーに寝転ぶ
すると、多分朝まで来ていたであろう、無造作に投げ捨てられていた勇斗の部屋着が視界にチラついた。俺は悩んだ挙句、それを手に取りブランケットのように自分の体にかける
吉田:勇斗の匂い、、、
あぁ、なんでこんなに安心するんだろ。こんなこと考えるのはキッショイけど、なんか、勇斗に包まれてる感じがする、、それが、すげぇ心地よく、、て、、
俺はいつの間にか眠りについていた
はい!今日はここまでにします
最後ソファーで寝ちゃいましたね。ソファーで、眠る、、、?このシーンどこかで見覚えありませんか?
ということで次が最後になります。流石に最終話は♥の数に関係なく出すので、最後まで見守って下さい。よろしくお願いします🙏
コメント
2件
合ってるかわかんないですけど、ソファで寝てるの、佐野さんの家にトリオで行った時の動画ですかね…?
うわあ、今回もすごくよかったです…!はやちゃんが泣いて、舜太に喝入れられて、それでちゃんと仁人と向き合おうと決意するところ、めっちゃ胸にきました。多視点で描かれるそれぞれの気持ちの揺れが丁寧で、特に仁人が「恥ずかしいからあんま見つめないで」って言うシーン、すごく好きでした。最後にソファーで寝ちゃった仁人が、はやちゃんの部屋着の匂いに包まれて眠る…あの描写、どこかで見たような。ここからどう繋がるのか、最終話すごく楽しみにしてます!
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#吉田仁人
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