この作品はいかがでしたか?
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『難しいなぁ…恋愛ってさ
諦めることが出来ないし、立ち止まることも出来ないし
近寄れない…ねぇ、そう思わない?。』
『なんて、私の独り言だ。』
好きを素直に言えたなら、何かが違ったのかな
もうすいちゃん、分かんないよ!!
もう分かんない。
私が落ち込んでいた時に
偶さ、こう言ったよね、複雑だけど嬉しかったよ
「ねぇ、すいちゃん、友達して好きだよ」って
もう一度言うけど本当に『嬉しかった』
机に置いてある、ほろ酔いをぐいっと飲む
汗なのかな、風に当たってさ、少し目の当たりが冷たいや
『すいちゃんは泣いてないもん、泣いて、ないの!』
なんてよく分からない事を口にする
普段はやけ酒なんてしないんだけどね
今日は許してよね『…みこち』
私がやけ酒をしようとするとさ、いつも喉に悪いから駄目って言ってたよね、みこちの言葉全てが、私を癒す薬みたいな…いや、薬だったんだ。
気分が落ち込んでてさ、みこちと話したくて、LINEで
ついさ、好きって言っちゃった事もあったなぁ…
あの時、みこちはさ…
『そっかぁ、みこもね、”友達として”好きだよ!!』って言ってくれたよね、みこちのことだからさ、いつもみたいにイジられるかなって思っちゃったけど、なんか、嬉しい反面、悲しかったなぁ…。
本当に恋愛ってさ、難しいね…
この気持ちを言えたなら、少しは楽になれるのかな
でも、すいちゃん、告白する勇気なんか無いや…
『怖いよ、みこち、いつもみたいに撫でて、慰めてよ』
そんな弱音がつい、ポロッと口に出る。
いつもは赤ちゃんなのに、そういう時だけお姉ちゃんになる
そんなみこちが大好き…
『好き』
『あいしてる』
素直になれたら良かったのになぁ、
これからの私の長い人生には、綺麗な桜色が見れなくなっちゃうのかな
それは…『嫌だなぁ…』
『みこち、すき!、だいすき!、あいしてるよ!』
そんな事を言ってもサクラカゼにすら乗らない
本当に、みこちの事が好きなのかなって偶に思うんだ
他人からの好きが信じれなくなって
自分の愛も信じれないの…
一方的な愛なんて、迷惑だよね
諦めたくても、諦め切れないの
恋って難しいね。
すいちゃんはさ、皆が羨ましいや…
ねぇ、みこち
Loveの方でさ、『好きって言ってよ…』
………あれ、みこち…配信してる
見よ…
「えーと、みこめっとはデキてないんですか?ってデキてるわけ無いだろぉ!w、すいちゃんも言ってるけど、みことすいちゃんは!ビジネスパートナーです!!」
スマホを開いて、みこちの配信にコメントをした
『ばかち』
すいちゃんの気持ちなんて、知らないよね
優しくされるから、慰めるからもっと惚れるんだよ…
「ん?すいちゃん?すいちゃんがコメントしてるって?
えーとどれどれって!?え、すいちゃん!?ばかちって〜」
そっとスマホの電源を切った
そこで一度、私の意識は途切れたのだった
ふと、何かの音で覚醒めてしまった
ディスコードの通知音のようだ…
そうだった…配信部屋でやけ酒して、寝ちゃったんだ…
『………みこち?』
「大丈夫?すいちゃん、元気ない?」
「元気がないなら!これを見ろぉ!!」
3時間前に、メッセージと画像が送られてきていた
画像を見ると…
『満面の笑みのみこち』だった
みこちに連れて笑ってしまった
『ふはっwなぁーに、やってんのさ、あの赤たんはさw』
すると、みこちからメッセージが来た
「やっと、既読を付けたな!星街ぃ!」
さっきから笑みが絶えない
ふと、私はメッセージを送ろうと思ったそれは
『かわいいね』普段なら、すいちゃんは絶対言わない言葉だが
今日ぐらい、素直になってもいいだろう。
メッセージを送信し、私はベッドへ向かった
ディスコードの通知音がするが気のせいだろう…
だからみこちが、さくら みこが好きなんだ
すいちゃんは今日もかわいいよ
凄いかわいい
『いつか、付き合えたらなぁ…なんて…』
『ずっと、好きだよ、あの時、みこちも辛かったのに、すいちゃんのことずっとさ、慰めて、応援してくれたよね、あんなことされて好きならないわけがないじゃん…。』
すいちゃんの初恋…
みこち…奪っちゃったね?w
ねぇ、好きって言って
すいちゃんのこと、愛してよ…
好きって…言ってよ…
枕元が濡れてしまう…
今日も、か。
自分を抱きしめて何とか寝る日々だ。
誰か…たすけてよ
みこち、たすけて。
コメント
3件
文才の塊すぎません?ちょっと分けてください だいすこ