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注意事項
〇シスコンいます。
〇オリキャラオンリー。
〇姉を溺愛する妹たちのお泊まり会の様子を描いた作品です。
〇全体的にコメディーです。
〇謎テンションで書いたので、謎が多いです。ごめんなさい。
〇シンプルに怖い事言ってるキャラがいます。
以上の事を御理解の上、本作品をお楽しみ下さい。
「これより、世界一のシスコンを決める!」
そんな鈴華の宣言が高らかに、深夜の日本のドール全員の住む古い家のある一室に響いた。
言の発端は実にどうでもいい事である。
時は約1分前の事。
「シスコン度合いって、この中なら誰が一番なんだろ……」
第180回目の姉さん大好きの会。
その時に集まった湾華がポツリと呟いた言葉がきっかけであった。
「うちだよね」
「やっぱり僕だよね~」
「うちが一番だよ」
そして始まった見事なまでの三重奏。誰も半歩たりとも譲ることは無い。
そして約30秒程早口で言い合った後、鈴華を大きく息を吸った。
「これより、世界一のシスコンを決める!」
そうして今に至ったのであった。
そうして全員深夜テンションで始まった世界一のシスコン選手権。
第一種目は、供物力の競争だ。
「うちはね、物々交換の時から姉さんに貢ぎ続けてるんだよ!」
一番手の鈴華は声を張って2人に告げる。
「き、期間が断然長い…っ!」
北華は、あまりの衝撃でかベッドの上で崩れる。
シスコン歴では圧倒的に鈴華が有利であり、北華が一番不利であった。
「で、でも…!僕だって去年は30万姉貴に貢いだし!!」
それでもなお、湾華が精一杯張り合う。
だが、鈴華の不敵な笑みと笑い声が響いた。
「微温いなぁ。うちは50万だよ」
「「なっっ!!」」
鈴華の言葉に2人は雷に打たれたかのような表情をし、揃ってベッドの上で崩れた。
第一種目供物力は、鈴華の勝利であった。
まだまだ止まることなど決して無さそうなシスコン達。
第二種目は、防衛実績である。
「これなら僕だって!姉貴に群がろうとするクソゴミ虫共を昨日だけでも20回は追い払った!」
鈴華に一歩リードされつつある湾華は一つ勝ちへの道筋を見つけた。
「う、うちは、っっ!!」
震える声を絞り出しながら、鈴華はベッドの上で崩れた。
仕方あるまい。鈴華の姉、愛華は一睨みして相手を一喝している。一般人など容易く近づける訳が無い。
「北華は?」
鈴華は崩れて、シーツに顔を埋めながらも話を北華を回した。
「ん〜、にーしーろーはーとー…………」
そう言いながら北華は指を折って数え出す。
「ねぇ、自分が棄てた紙の枚数って数える?」
そして不意に飛び出てきた北華からの謎な質問。
それに首を傾げながらもきちんと答える辺り、それ相応に仲が良い事は分かる。
「「全然数えてない」」
鈴華と湾華はさも当たり前の事を聞かれた為にキョトンとしながら答える。
「だよね!それとおんなじだよ」
北華は少し微笑んだままにそう告げた。
第二種目、防衛実績は北華の圧倒的勝利である。
「北華は?」
鈴華は崩れて、シーツに顔を埋めながらも話を北華を回した。
「ん〜、にーしーろーはーとー…………」
そう言いながら北華は指を折って数え出す。
「ねぇ、自分が棄てた紙の枚数って数える?」
そして不意に飛び出てきた北華からの謎な質問。
それに首を傾げながらもきちんと答える辺り、それ相応に仲が良い事は分かる。
「「全然数えてない」」
鈴華と湾華はさも当たり前の事を聞かれた為にキョトンとしながら答える。
「だよね!それとおんなじだよ」
北華は少し微笑んだままにそう告げた。
第二種目、防衛実績は北華の圧倒的勝利である。
とうとう湾華が負けを続けた世界一のシスコン選手権。
第三種目は、記録量である。
シスコン達曰く、スマホなんかで残しておくと容量が容易くキャパオーバーするらしく、紙のアルバムに入れてるとか。
「去年なら、アルバム2冊半分撮ったよ」
北華が自慢気に一番に名乗り出た。
「まだ生温い。写真技術が無い時は絵を描いてたんだよ!蔵一つ分ぐらいあるに決まってるじゃん」
北華の自慢さえ、鈴華にとってはまだまだ可愛い物だったらしい。
窓の外から見える一軒家程の大きさの蔵を指さして鈴華は告げた。
その言葉に北華は身を震わせ近くにあった枕に顔を埋めた。だが、湾華は不敵な笑顔と笑いを響かせた。
「僕、自分の部屋だけじゃ写真の置き場がなくなってさ。一軒家買ったんだよ。でも、それももう埋まっちゃってさ…」
その瞬間、鈴華は察した。
絵と言うものはある程度体積があるが、湾華は全て写真。故に、圧倒的に湾華の方が量が多いのである。
第三種目、記録量は言うまでもなく、湾華の勝利であった。
そうして残り一種目と言った所で、部屋の戸が叩かれた。
「お前たち、いい加減に寝ろよ」
呆れた様子で注意をする愛華。
「目の下に隈ができるアルヨ」
「明日寝不足になっちゃうよ?」
心配混じりで注意をする中華と南華。
世界三大シスコンの姉達が勢揃いであった。
「姉さん!」
「姉貴!」
「姉さんだ!」
見事なまでの三重奏。
シスコン達の脳内からは誰か世界一だとかは完全に消え去っている。
だが、全員同率一位だろう。なんたって、第四種目は、姉にその愛が伝わっているか。なのだから。