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君の目が明日を語る。

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君の目が明日を語る。

11 - 前の人生の未来を変える

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2025年08月01日

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数週間が経った。彼女は姿を見せる回数が減ってしまった。そろそろ…なのだろうか。嫌な予感はしていた。覚悟はしておこう。そう思っていたはずなのに、覚悟なんかできない。

その時、僕を呼ぶ声に従って振り向く。彼女ではないということは振り向く前からわかった。


「…明守蒼太だな?」

「…えっと…?」

この人は誰なんだろう。どうして僕の名を知っている?一度も話したことは無いし、見たこともない。誰なんだ。

「そう…ですけど…」

震える声で答えると、その人は深く頷く。

「そうか、君が…」

彼は深く頷いたあと、顔を上げる。

「俺は木下大志だ。」

木下大志さんの後ろからひとつの顔がひょこっと出てくる。どうやらお友達さんのようだ。

「私は木下志音!」

「…えっと、兄妹…?」

「まぁ、そんな感じだ。」

なんなんだ、そんな感じってなんだよ。そうならそうって言えよ。

「あ、私たち、双子なんだぁ…」

なんだよちくしょう。双子かよ。友達だなんて思った僕が馬鹿だったじゃないか。

「君のことは明花からよく聞いていたよ」

明花を知ってる…?

「明花のことを…知ってるんですか?」

気付いたら口に出していた。

「まぁ、幼馴染ってところだな。」

なるほど。僕は深く頷く。

「ところで…君は明花のことをどこまで知っている?」

その質問に何故だかドキッとする。どこまで知っているか…

「…病気なこと。先が長くないこと。僕が好きなこと。」

これは自分で言うのは恥ずかしかった。けど、あとひとつ大事なことがある。


「そして…未来から来たこと。」

その2人は互いに見つめあって頷いたあと、大志の方が口を開く。

「ほう、もうそこまで知っているのか。」

沈黙が走る。どうしよう。その時、沈黙を破るように大志が口を開く。

「…あいつはな、同じことを繰り返してるんだ。」

「え?」

よくわからなかった。その後を付け足すように志音の方が口を開く。

「…前の人生でもね、病気で他界したの。それに、前の人生で君にも会ってたんだよ。」

大志が口を開く。

「前の人生でお前は、下半身不随ではなく病気だった。明花よりもずっと早く死んだ。」

「え…僕が病気…??死んだ…?」

信じられなかった。意味がわからなかった。僕は今下半身不随なのに、前の人生では病気…??






星乃明花は、あんなに弱々しい体で大きなことを背負っていたんだ_。

君の目が明日を語る。

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