tn「事件…?重症…?
どういうことやッ……」
ci「そのままの意味やで。トントン。
今は、ぺ神が治療してる」
そっか…
だから朝の会議に二人の姿がなかったんや…
でも、なんでッ…?
事件ってなんや?
tn「それって…今回の死体発見となんか関係あるんか?」
em「それはわかりませんが…
少なくとも、誰かにやられています。」
ci「コネシマが起きひんと…
なにも進まへん。ショッピがつきっきりで看病してる……」
em「色々なことがあり、皆さんは少し怒っています…
空気がとてもピりついているというか…なんというか…..」
そうやったんや…
でも、グルッペンはなんで言ってくれへんかったん?
俺だって、知る権利はあるやろッ
tn「なんで……」
ci「昨日のトントンはトントンじゃなかった。
ホンマにッ……大丈夫やねんな?(((カタカタ」
em「チーノ君ッ!?
サスサス..落ち着いて……」
エミさんが、チーノの背中を優しく撫でる
チーノはコクコクとうなずくも震えが止まってない
ホンマに、俺は何をしたんや……
こんなに怖がらせて
エミさんも、怖いって言ってたし
いつも強がりのショッピやシャオロンだって怖がっていた
ci「悪いなットントン……。
みんなはお前のこと信じてるで。あのときのトントンは絶対来るなよッ!」
チーノはそう言ってフラフラと部屋を出ていった
エミさんは、チーノを追いかけるも、すぐに戻ってきた
em「すみません……
やっぱり…怖かったみたいです。」
エミさんはそう言って頭を下げる
なにか言えたかもしれないのに
そういう意味がこもっているようにみえた
tn「あとで謝ってたって言っといてな
……それから、事件ってなに?」
em「わかりました
…事件というのは、建国記念日の翌日のことです。」
tn「俺が記憶なかったときのやな?」
em「はい……町のなかで、急に爆弾が投げられて
コネシマさんは近くにいた子供を庇って……そのままです。」
tn「急に爆弾……?
他国のものか何かか?テロ?」
em「…それはわかりませんが
少なくとも、私たちが使っているものではありませんでした。」
tn「そっか…」
俺たちが使ってないんやったら、間違いなく他国のものやんな
でも、入国検査の時に、不審なものがあったら即取り締まるよな?
もしかしたら……
em「侵入者…という結論に至りました
……さらに、今朝のことを足すと間違いなくその可能性が高いでしょう」
tn「わかった。
俺でも少し調べてみる」
em「ありがとうございます
…この衣服とナイフは預かってもいいですか?」
エミさんは、布団をめくりながら言った
え…..どうしよ
預けてもエエけどな
tn「……わかった
お願いするわ。」
em「えぇ、ありがとうございます
……トントンさんは今からどうしますか?
朝食を取りに行きます?」
tn「……」
皆が怖がってるんやったら
ちょっとの間は会わへん方がエエかもな
tn「やめとく。
怖がらせたらあかんしな……」
em「…そうですか。わかりました。
では、あとで軽食持ってきますね」
tn「すまんな。
ありがとう」
em「いえ。では」
エミさんは軽くお辞儀をして、部屋を出る
俺は、ベッドに寝転がる
何があったんやろ…マジで
さっきの声は誰やったんや?
なんか聞いたことないっていう声ではなかったけど
なんやったんやろな……
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