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【TETTA side】
「玲くんから?」
「あ、うん」
「なんて?」
「お見舞い無理させてないかって」
「えー?無理はさせてないよね?謙信」
「まぁある意味無理やりかもしれないけど笑」
「どうすんの?哲汰」
「えぇ…」
悩んだ末俺は
『無理してないよ、行くね』
とだけ送ってスマホは鞄にしまった。
リハが終わり
帰る準備をしてると
颯斗がニヤニヤしながら近付いてきた
「なんだよ」
「いやー?笑 風邪移されないようにね?」
「そんな簡単に移されねぇだろ」
「わかんないよ?キスとかしたらさ」
「は!?!ば、バカじゃないの!?しねぇわ!」
「一応玲くん病人だから、襲っちゃだめだよ?」
「だからしねぇわ!!」
「どーだか笑笑」
「てか何で皆知ってんだよ、俺の気持ち…」
「だって、ダダ漏れだもん」
「はぁ…」
「じゃ、お疲れ!頑張ってね~」
「お疲れ」
楽しそうに去っていった颯斗の後に
今度は永玖がのそのそと近付いてきて
「哲汰」
「ん?」
「さすがに寝込みは襲っちゃだめだよ」
「だから、しねぇから!!」
「笑笑」
皆してニヤニヤしやがって…
「もう!!行ってくる!!!」
「「「「行ってらっしゃい~!」」」」
【4人side】
早くくっついてくれよ
とっくの昔から
両思いのくせに
本当に世話が焼ける夫婦だこと。