『四角関係なんて好きじゃない』〜この気持ちに嘘はつけない〜
第6頁 好みを探る者達。
土曜日。ベリアン、ロノ、バスティンはデートに向けて色々と準備を進めていた。
ちなみに順番はこんな感じ。
月曜日 ロノ
火曜日 ベリアン
水曜日 バスティン
木曜日 ロノ
金曜日 ベリアン
土曜日 バスティン
日曜日 9時〜14時 ロノ 14時〜19時 ベリアン
19時〜23時 バスティン
ロノはデートに向けてショッピングをしている。ユーハン、ハナマル達と一緒に。
ベリアンはデートに向けてルカスやミヤジベレンに相談をする為、寮に集まっている。
バスティンはデートに向け、ボスキ、ハウレス、フェネス達と一緒に鍛錬をしていた。
ちなみに、私はと言うと……。
フルーレ、アモン達とデートに向けてのコーデ、ヘアスタイルを決めてもらっていた。
あ、ちなみに誰が誰の派閥かというと――
ロノ派はユーハン、ハナマル、ラムリ、
フルーレ、アモン、ラト、テディ。
バスティン派はナック、シロ、ハウレス、
フェネス、ボスキ。
ベリアン派はルカス、ミヤジ、ベレン。
それぞれ1年生、2年生、3年生が着いているが、ベリアンの派閥は全員3年生という強敵だ。
では、1人ずつ見ていこう。
ロノwithユーハン、ハナマル
『花澄さんの好みですと…こっちの方が似合いますよ。』
『なるほど…。』
『男らしさも必要じゃね?こっちも合わせれば…』
『ふむ、いいですね。ではこの3着を買いましょう。』
『月曜日からスタートか…幸先良くなるようにバッチリと決めてこいよ!ロノ!』
『はい!頑張ります!』
バスティンwithハウレス、ボスキ、フェネス
『デートの策は練らなくていいのか?』
『あぁ。俺は俺なりに花澄さんをエスコートするだけだ。』
『余裕だなぁ…掻っ攫われてもしらねぇぞ?』
『…花澄さんは誰にも渡さない。』
『バスティンかっこいいね。俺達は応援してるからね。』
『ところで、ナックとシロはどうした?』
『えっと、ナックはパソコンでデートスポットを調べてくれてる。シロはペットショップのリサーチをしてる。バスティンがもふもふ好きだから。』
『ありがとう。ハウレスさん、フェネスさん、ボスキさん。』
『あぁ。頑張れよ。』
ベリアンwithミヤジ、ルカス、ベレン
『俺はベリアンらしくデートすればいいと思うけどなぁ。』
『やっぱりそうだよね?』
『えぇ、でも、こうして集まってくださったんですから…』
『それもそうだね。何か一つ案を言うなら…。緊張せず、いつものベリアンらしく上品にエスコートすれば花澄さんもきっと喜ぶと思う。』
『そうですかね……。』
『うん♪頑張って、ベリアン。』
『は、はいっ!』
花澄withフルーレ、アモン
『服装はこれで……ヘアスタイルはこれです!』
『可愛い…。』
『俺達にお任せあれっすよ!』
『ところで、ラムリさんとテディさんとラトはどうしたんですか?』
『ラトさんとテディさんなら敵情視察っす。
俺達はロノの恋路を応援する為に手段は選ばないっす。』
『な、なるほど。心強いですね。ラムリさんはどうしたんですか?』
『ラムリには花澄さんの服を買ってきて貰ってるっす。ラムリはファッションセンスがあるっすから。』
『何から何までありがとうみんな。』
『気にしなくていいんすよ〜俺はあくまでロノの味方であって、もちろん花澄さんのことも応援してますから!頑張ってくださいね!』
『ありがとうアモン。頑張るね。』
そして、次の日。日曜日…。
ロノは寮で作戦会議。
バスティンはショッピング。
ベリアンも同様にショッピングに向かっていた。
私はというと…。
次回
第7頁 それぞれの戦い。
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