余命宣告

水   余命宣告

#ソーダみらいの雲へれっつごー！

⚠attention⚠

✘‎ネタを含みます。

赤水ストーリー(6割桃水 )

赤水カレカノ、同棲設定

視点変わりやすいです。

時間も変わりやすいです。

御本人様とは全く関係ないです。

｡.ꕤ………………………………………..ꕤ.｡

❤️side

××××年、6月20日。

赤 : ほとけっち~、

️水 : ………、

赤 : ほとけっち、?

️水 :  …

赤 : ねえぇ、㌧㌧

️水 : え、ぁ……

赤 : 体調、悪いの…?

水 : 違う違うｗ

水 : ちょっと、考え事してて……。

彼はとても小さな声で呟いた。

赤 : 大、丈夫…?

水 : うん、ｗ

水 : ごめんね…。

彼のごめんねは、とても儚かった。

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️🩵side

××××年、6月19日。

水 : はい……

〉お大事になさってください。

水 : ありがとうございました 、 ……

桃 : どう、だった……?

水 : ………

水 : っﾞ……

水 : ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ…

桃 : ､……

1週間前、人間ド✘‎クを受けた。

“直ちに再検査をしてください。”

メンバーには言えず、ないちゃんにだけ報告して、一緒に病院へ行くことになった。

そしてその結果が、今分かった。

桃 : なん、て……?

水 : 、………

言葉につまった。

なんて言われたか、忘れた訳じゃない。

忘れる筈もない。

『末期がんです。』

『もってあと、3か月でしょう……。』

水 : 僕が生きられるの、

水 : あと3か月になっちゃった 、っ…… ｗ   ））泣

桃 : ……ｯ は     、?

---

🩷side

桃 : ……ｯ は     、?

言葉が出てこない。

いむが？

つい先週まで、ぎゃーぎゃー騒いでたこいつが、?

可笑しい。

これは夢で、現実なんかじゃなくて、

嘘なんだ。

ほら、いむってすぐ嘘つくじゃん、?ｗ

いつもの、ふざけたいむ、なんだよね………?

水 : ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ……

桃 : 嘘、って、言ってよ っﾞ…… ））泣

桃 : いつもみたいに、けらけら笑って ｯ ……、

桃 : 俺のこと笑わせてよ っ……、

桃 : ねぇﾞえ ｯ ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

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️🩵side

××××年、6月26日。

末期がんという宣告を受けて1週間。

特に生活は変わらなかった。

大好きな彼氏のりうちゃんと朝ごはんを食べ、

仕事して、

おしゃべりして、

お散歩して、

夜ご飯食べて、

一日を終えて。

変わったことがあるとするなら、

無気力になってしまったことだ。

もう、どうでも良くなってしまった。

お医者さんには、入院すれば1か月は長く生きられると言われた。

ないちゃんにも、入院しろと言われた。

でも、入院したところで僕の癌は治らない。

見つかるのが、遅すぎた。

赤 : ほとけっち最近ぼーっとしてるね……

水 : え、あ~……

赤 : 話聞くよ、??

りうちゃんにも、末期がんであることは伝えていない。

伝えたところで、悲しませるだけだ。

僕の癌を知ってるのは、ないちゃんだけ。

水 : なんもないよーー！！ｗ

赤 : ほんと~???

水 : ほんとだってｗｗ

赤 : ならいいけど~

赤 : なんかあったらいつでも聞くからね!!

水 : ありがとう~!ｗｗ

けど一つだけやりたいことがあった。

水 : ねぇねぇりうちゃん、

赤 : ん~~?

水 : 思い出沢山、作ろ……?ｗ

赤 : ぇ、何急に…ｗ

赤 : キモいキモいキモいｗｗ

水 : ねぇ酷くない？！ｗｗ

赤 : 嘘嘘ｗｗ

赤 : なんかよく分かんないけどいいよｗｗｗ

赤 : ていうか今から50年60年、もーーーーっと色んなことするんだから!!

水 : ………ｗ

赤 : 約束 っ！！！

水 : …うん ！！ｗ

これから僕は、今の約束を破ってしまうんだ＿＿＿。

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️🩵side

××××年、7月29日。

末期がんの診断を受けてから1か月後。

心做しか、食欲が無くなってきた気がする。

りうちゃんと県外に行ったり、

メンバーのみんなと1週間海外に滞在したり、

とにかく色んなとこに行って、大人しくするのをやめた。

残りの時間（タイムリミット）まで、楽しんでいたかったから。

ただその代償として、寿命は残り1か月にせばまってしまった。

桃 : ほんとにこれでいいの…?

水 : うん、 ｗ

桃 : 後悔、しない……?

水 : うん 。

水 : 今の僕にできることは、思い出を沢山作ることだから。

桃 : ……………

ないちゃんには何回も大人しくしてろと言われた。

けどもう、決めたことだから。

寿命が縮もうが、楽しく死にたい。

バカって言われようが、楽しんだもん勝ちだから。

水 : 沢山迷惑かけてごめんね……?

桃 : 迷惑な訳ないだろ、

桃 : …………けど、辛いよ。

水 : …ごめんね、ｗ

桃 : まだ、受け入れきれてない……

水 : そっ、か……。

水 : 、 あのね…

水 : そろそろ、呼吸困難とか、食欲不振とか、倦怠感とか……

水 : 色んな症状出ちゃうんだって。

水 : もう既に、僕の体だいぶ弱っててさ…… ｗ

水 : 死ぬ1週間前にはほぼうごけなくなって、

水 : 意識も朦朧としてきて、

水 : いつ死んでもおかしくない状態になるんだって ……、

桃 : っ………

水 : 怖い、よね…ｗ

水 : だから明日から、入院するんだ。

桃 : ぇ    、

水 : まぁもう、寿命が延びることはないんだけどね……、

桃 : 、 ……

水 : みんなには、実家に帰ってるって伝えて欲しい……。

桃 : けど っ……

水 : お願い…。

桃 : メンバーに、いつ言うの……、?

水 : 死ぬ予定の1週間前。

桃 : ギリギリすぎる っ…、!!

水 : いいの。

水 : 死ぬの怖くなっちゃうから。

桃 : …………

水 : またね。

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️🩷side

××××年、8月22日。

寿命（タイムリミット）は、残り1週間になった。

ほとけっちの意識は薄れてきて、ここ3週間、呼吸困難と嘔吐を繰り返していた。

ほぼ昏睡状態で、起きることも殆どない。

＿＿＿＿俺にはまだ仕事が残っていた。

“メンバーに伝えること。”

予定では、あと10分でこの病室にメンバーが来る。

黄 : ぉ、ない、こ………

黄 : 、 は…?

一番最初にほとけっちの姿を見るのはあにきだった。

身体に色々な器械のついたほとけっちを見て、驚かない人などいないだろう。

黄 : ど、ゆ…ことや……?

桃 : あとで、説明するね ……っ

青 : ないこ、病院ってなんでや……?

青 : 、え……

あにきの次はまろだ。

察したのだろうか、頬には涙がつたっていた。

その顔を見たあにきも、不意に涙を流した。

桃 : あにきの隣で、座って待ってて 、っ………

紫 : 遅れてごめんな💦

紫 : どないした、ん、……?

紫 : え、いむ、くん……??

桃 : ごめん、ね…

桃 : りうら、待とう……??

紫 : っ…… ））泣

赤 : みんな遅れてごめん…!!

桃 : りう、ら…………

赤 : ぇ待って、これ、……

赤 : どういうこと……?

紫 : りう、ちゃん……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

赤 : ぇ、ほとけっ、ち……?

赤 : みん、ななんで泣いてるの……?ｗ

赤 : こんなの、演技でしょ…?

赤 : 大体、ほとけっちは今実家に帰ってて………

桃 : りうら……っ、

赤 : なん、でよっﾞ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

それから事情を説明した。

ほとけっちが末期がんであること、

メンバーには言うなと言われていたこと、

もう、残された時間が1週間しかないこと＿＿＿＿。

桃 : 黙っててごめんっﾞ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

黄 : おかしい、やろっ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

黄 : なんで、ほとけなん……??ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

りうらは、黙って涙を流していた。

全員が涙を流す病室。

ほとけっちだけは泣いていない。

このまま逝ってしまうのではないか。

怖くて怖くて仕方がなかった。

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❤️side

××××年、8月25日。

ないくんからほとけっちが癌であることを聞いてから3日が経った。

赤 : ほとけっ、ち…… ））泣

3日間、ほとけっちは目を覚まさなかった。

青 : りうら……

青 : 来とったん……?

赤 : まだ、目覚まさないんだよね…… ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

赤 : このまま、死んじゃわないよね っ……?ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

もう息をしてないんじゃないか。

頭を過ぎる最悪の結末が脳裏から離れなかった。

青 : 大丈夫、やよ っ… ））泣

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❤️side

××××年、8月29日。

時は残酷にも過ぎてしまう。

目を覚まさないまま、死の予定日となってしまった。

今日は全員集まっている。

赤 : ねぇほとけっち……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

赤 : 寝すぎだよ 、っ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

赤 : 遅刻、するよ ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

赤 : 早く、起きて  っ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

朝はよくこうやってほとけっちを起こしてた。

赤 : ご飯食べよ、?

赤 : りうら作るからさ っ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ほとけっちが拗ねたときは、こうやって機嫌を直させていた。

赤 : ほとけっち、てば っ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

紫 : っ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

青 : ほと、け………?ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

奇跡って起きるもんなんだ。

水 : りう、ちゃ、の……

水 : ご飯、食べ、たい……  ｗ

赤 : …？！

弱々しいけど、カタコトだけど、声を聞けた…。

水 : みん、なごめん、ね……

赤 : ほとけっ、ち……!ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

〉ほとけ／ほとけっち／いむくん!!!!

水 : 泣いちゃ、だめ  っ…

水 : 笑ってて、ほし、いの…

水 : 笑っ、て死に、たい……ｗ

全 : 、…………

青 : ほとけもう、泣いとるやん…ｗ ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

黄 : せや、よ …ｗ ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

紫 : 先に泣いたから、いむくんの負け、な っ…ｗ  ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

桃 : 罰ゲーム、やらなきゃ っ… ｗ  ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

水 : や、だよ っ…ｗ  ﾎﾟﾛｯ

赤 : 起きるの遅すぎ っ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

水 : ごめん …ｗ

水 : 、…………

赤 : ほとけっち……??

目を瞑ってしまった。

水 : 楽し、かった… ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

水 : 生きててよかっ、た………

水 : みんなと、一緒に、居られて良かった ……っ ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

水 : 大好きだよ  っ……… 。

赤 : ほとけっ、ち……、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

水 : りうちゃ、…

水 : 50年、60年は、無理だった っ……

水 : 約束、破ってごめんね……、?

赤 : そんなの………っ！！！！

水 : 僕、幸せ、者だ っ…… ｗ

水 : りうちゃんも、みんなも、

水 : 愛 し て る   っ 。

ほとけっちは空の旅に出た。

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❤️side

××××年、×月×日。

ほとけっちの空の旅は、

俺たちがいる場所からは遙か遠くて、

会いに行きたくても会いに行けない場所だ。

あの日、ほとけっちは、

『愛してる』

そう放ってこの世を去った。

朝は早く起きないし、

すぐ拗ねるし、

すぐ泣くし、

嘘つくし、

時間にルーズだし。

でもそんなことを吹き飛ばすぐらい大好きで、

愛してた。

彼にこの言葉が届くのはだいぶ先なんだと思う。

あと80年くらいしたら、そっちに逝くよ。

だからそれまで、待っててね。

❦ℯꫛᎴ❧

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約6000文字、お疲れ様でした.ᐟ.ᐟ.ᐟ

読んでくださりありがとうございました𓂃 𓈒𓏸 𓋜 . *