テラーノベル
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ーレヴィsideー
「ヴっ、はぁ…ぁ」
「ちゃーんと反省した?」
「趣味は1人で楽しめよ!」
「だってぇ、屈強な男たちしかいないからこの天井耐えられないもん」
「俺が弱いみたいに言うな!💢」
まきをさんの趣味は緊縛だ。縄で相手を縛るというシンプルなものだけど、その世界はそれだけじゃないらしい。美しく縛ったり、どれだけ拘束できるかなども見るらしい。まきをさんは変人で、吊るすのが好きだと言う。だから時々事務所に来た時首を吊るされる。
「そんなに動いたら縄の跡ができちゃうわよー?」
「誰のせいだと思ってんだよ…💢」
「あの子はアナタの目について知ってるの?」
「知ってる。全部話した」
愛楽には話していいと思ったから話した。そう言うと、まきをさんは目を大きく見開いて笑った。
「ならあの子がここに入ってきてもいいわね。アナタ髪の毛で目隠してるけど吊るしたら意味ないもん♡」
「だから吊るすのやめろって言ってんだよ!目が隠れないのは落ち着かないんだ!」
「やぁねぇ。お仕置って嫌なことをしないと意味がないでしょう?」
「…きもっ」
「何か言ったかなぁ?」
縄をさらに締め付けられ背中が反る。このままだと頭が背中にくっついてしまいそうだ。そんな苦しむ俺の顔を見てまきをさんは頬を赤くして興奮する。
変人というより変態だ。事務所の中でもまきをさんには気をつけろという謎の結束力があるぐらいに。
「レヴィは今日、何をしにここに来たの?」
「…御神さんたちの任務を手伝う為に任務内容を教えて貰いに来た」
「えっ、教えてもらえると思ってるの!?」
「望み薄だってことは愛楽にも伝えた。今ボスと交渉してんだろ」
「多分無理だと思うけどねぇ」
「それは俺もわかってる」
愛楽が本気で任務内容を教えてもらえると思っていたらそれは申し訳ないけど、俺は端から期待してない。御神さんたちを手伝うなんてそもそも不可能に近いのだから。
そんなことを考えてると、さらに縄を締め付けられた。俺は急なことにびっくりして声を出してしまう。
「い“ぃっ」
「女の子悲しませたら、これ以上のことするからね」
「愛楽が悲しむわけないだろ。ムリだったら次の手を考える奴だ。……たぶん」
「たぶん?」ギリギリ
「それ以上は背骨が折れるっての!!」
そろそろどうにかしてこの縄を解かないと俺の体が持たない。でも、趣味な割にしっかりと学んでるのか、縄抜けできる気配は一向にない。
すると、部屋の扉が開いた。逆さまになってる愛楽とボスが見える。いや、俺が逆さまになってるだけなのだけど。
「レヴィ…そういう趣味あったの?」
「は!?違う!」
「愛楽ちゃん、そういうお年頃なのだ。受け入れてやってくれ」
「ボスまで!?」
「…やっぱり目綺麗だね。写真撮ってもいい?全身込みで」
「絶対ダメ」
輝瀬黒(ペア画中
70
コメント
1件
第37話、めっちゃ笑ったわw まきをさんの緊縛趣味、変人を通り越して完全に変態やん(褒めてる)。逆さ吊りにされながらもツッコミを忘れないレヴィ、好き。 「写真撮ってもいい?全身込みで」→「絶対ダメ」の即答、オチとして完璧すぎる。 愛楽が「そういう趣味あったの?」って真顔で聞くのもじわじわくる。 この緩急あるユーモア、毎回安定してて好きだわ。次も楽しみにしてる!