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青 海洋恐怖症
今日は海での撮影。
青「海、きれいだね……。」
そう笑う青だったが、その笑顔はどこかぎこちなかった。
スタッフ「それじゃあ撮影始めます!」
六人は浜辺へ向かう。
波の音が近づいてくる。
ザァァ……
青「……。」
桃「青?」
青は海を見つめたまま動けなくなっていた。
どこまでも続く広い海。
深く、暗く見える海の色。
青「……こわ。」
橙「青ちゃん?」
青「だ、大丈夫……。」
そう言って一歩踏み出す。
しかし――
ザァァ……
波が足元まで押し寄せる。
青「っ!」
肩が大きく震える。
黄「青ちゃん、顔色が……。」
赤「無理しなくていいよ。」
青「でも……撮影……。」
スタッフ「もう少し海の近くでお願いしまーす!」
その言葉を聞いた瞬間だった。
青「っ……。」
呼吸が速くなる。
ハァッ……ハァッ……
紫はすぐに青の様子に気付く。
紫「青ちゃん、こっち見て。」
青「む……り……。」
視線は海から離せない。
ハァッ……ッ……ハァッ……
橙「青ちゃん、もうええ!無理せんで!」
赤「撮影は後でいいから!」
海を見たまま、恐怖で体が震え始める。
青「こわ……っ……。」
ハァッ……ハァッ……
ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…
黄「青ちゃん!!」
桃「過呼吸になってる!」
紫は青の前にしゃがみ、優しく声をかける。
紫「大丈夫。俺たちがいるから。海から離れよう。」
橙「青ちゃん、俺につかまってええからな。」
赤と橙が青を支え、少しずつ海から離れる。
しばらくして呼吸は少し落ち着き始めた。
青「……っ。」
青は口元を押さえる。
青「きもちわる…ポロポロ」
桃「袋ある!」
黄「お水も持ってきます!」
青は耐えきれず、
吐いてしまった。
赤「大丈夫、大丈夫。」
橙「誰も責めへんから。」
紫「青ちゃん、よく頑張ったね。」
口をゆすぎ、日陰で休ませてもらう。
しばらくすると体調は少しずつ落ち着いてきた。
゚*.꒰ঌ闇兎໒꒱.* ゚
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しかし、青の目からは涙がこぼれる。
ポロポロ……
青「めいわく……ポロポロ……かけてごめなさ……ポロポロ……。」
赤「迷惑なんかじゃないよ。」
黄「青ちゃんがつらい時は助けるのが当たり前です!」
橙「謝らんでええ。青ちゃんはよう頑張った。」
紫は青の肩にそっと手を添える。
紫「怖かったね。でも、一人で抱えなくていい。俺たちがそばにいるから。」
桃「今日は撮影より青の体調が一番大事。」
青は涙をぬぐい、小さく頷いた。
青「……ありがとう。」
スタッフも撮影を中断し、青が十分休めるように時間を取ってくれた。
青は仲間に囲まれながら、「一人じゃない」という温かさを改めて感じるのだった。
コメント
1件
青くんが海に対してあんなに強い恐怖を抱えてたなんて……。波の音が聞こえるたびに体が硬直して、過呼吸になってしまう描写がとてもリアルで、読んでいて胸が締め付けられました。でも、他のメンバーがすぐに気づいて「無理しなくていい」と支える姿が本当に温かくて。特に紫くんが「一人で抱えなくていい」と言ってくれたシーンは、チームの絆を感じられてじんわりきました。青くんが「迷惑かけてごめん」と謝るところも切なかったです。