前回の続き
MOB出てきます。
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Sm side
マモンが一向に俺から離れようとしない、
Sm「マモン、自分の為にも俺から離れた方がいいんじゃない?」
Ma「……。」
ずっとこの調子、変なものでも喰ったのか?、否、此奴俺の血以外食べねぇな、俺の血が変だったのか?
なんか機嫌が悪いマモン横目に足枷で繋がれた足を見ている、こんな会話をしてるけどここは檻の中だし、死刑される寸前、だからマモンに早く出てけと言っている。
Sm「もしも俺が死ななかったらどうするんだろうな。」
我ながら馬鹿なことを言っている、魔力の無い俺が魔法で行われる処刑に耐えられる訳ないのだ。
俺は今凄く不思議な感情だ、メンバーには助けに来て欲しいが来て欲しくない、もし助けに来てしまえば彼奴らも「悪魔を守る神への反逆者」という扱いで神に追放されてしまう。
せめて犠牲者は俺だけにしたいのだ。
Mob「悪魔を宿してせいで家族までも巻き込むとは何とも惨めだな。」
Sm「家族はとっくの昔に死にましたからご心配なく。」
我ながらこの言葉を口にするとは思わなかった。
彼奴らは気付いてない、否、ぶるーくだけは自覚しているのだろうか、自分に宿している天使の凄さに。
そんな中に俺がいたと考えたら笑えてくる、魔力も魔法も何にも持ってなかった俺が彼奴らのお陰で今まで死ななかったんだ、最後くらいありがとうの一言でも言っとけば良かった。
断罪人が檻に入ってきた、恐らく処刑の時間だろう。
俺はこの現実を受け入れる為に自ら手に手錠を掛けた、
さよなら世界、さよなら現実、さよなら仲間。
我ながら楽しい8年間だったよ。
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