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あれから1ヶ月。

深澤くんもしっかり独り立ちし、戦力として頑張ってくれてる。

そんな中、また新人が入ってきた。


まぁ、人手不足のこの業界。有難いことだ。


部長「じゃあ、進藤さん、新人教育お願いね!」


え。また?しかも、新人は男性 。


御局様「部長。進藤さんばかり可哀想です。私が変わりに…」

部長「進藤さんだから、頼んでます。」


部長はばっさり言い切る。

となると。私も断れない。



新人「あ、すみません。よろしくお願いします。達川真尋です。」

○○「進藤です。よろしくお願いします。」

部長「と。いうことで、達川くんには、しばらくは、進藤さんと同じシフトで入ってもらう。深澤くんは、早出、遅出がメインになると思うけど、協力よろしくお願いします。」

深澤「わかりました!」




今日は私はフリーの日。他の業務のフォローを行う。

まずは、施設内を案内し、備品の場所などを説明する。


その後は、まず、居室の掃除や、トイレ掃除などを教えていく。


そして、一日の業務の流れを説明。


聞いてるのかよく分からない態度。


○○「ここまでは大丈夫?」

達川「あー、はい。」


なんか、だるそうな返事。やる気がないというか、なんというか。


その後は、午前中のレクに参加し、自己紹介をしてもらった。けど、なんかハキハキしない人だ。まぁでも初日だし、介護は初めてらしいし。仕方ないのかな?


レクに参加してもらってる間、私は入浴の誘導を少し手伝っていた。


○○「深澤くん、次の方、誘導しても大丈夫?」

深澤「あ、ありがとございます!助かります!」


着脱を手伝って、利用者様をホールへ誘導したあと、次の利用者様をトイレへ誘導。その間にほぼ自立されてる利用者様を入浴へ誘導。


そんなしてるうちにレクもおわり、最初の洗濯物がおわり、干すのを達川さんにお願いする。干す場所、干し方を教える。その間に、ホールの仕事を終わらせ、また戻ると、ノロノロと、シワを伸ばすわけじゃなくただハンガーにかけるだけの動作。

○○「あ、達川さん、ごめんなさい。シワ伸ばしてちゃんと干してもらえますか?型崩れしちゃうので…こんな風に。」


と、やって見せるが…


達川「……チッ。」


今舌打ちした?え?


○○「あ、ごめんね?めんどくさいかもだけど、仕事だから。」


達川「…はい。」


そう言うと。まぁ、一応は、してくれた。それからも、そんな感じで。


記録をする時間。

私は達川さんに、日誌を書くように教える。

それが終わったら洗濯物を取り込み、畳む。



なんとか、一日の業務がおわった。


○○「達川さん、お疲れ様でした!今日はこれで終了です。残りの20分で日誌を書いたら部長に提出して帰って下さいね!」


そう伝え、私は残りの時間は、他の業務のフォローをした。


絵里「なんか、深澤くんのあとに、あのタイプ、きつそ。」

○○「まぁ、色んな人いるし。教えることはとりあえず皆、おなじように教えてかないとね……」

絵里「○○くらいだよ。笑。私ならキレそう。笑」

○○「そう?笑。」


私はただ、男の人にはそう強く言えない。

とくに、この新人くんは、なんか、言い難い。

でも、ダメなものはダメ、と、指導はしてるつもり。指導と怒るはまた違うし。と、気を付けてるつもりではいるけど、正直、言いたくなる時もある。











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