この作品はいかがでしたか?
6
この作品はいかがでしたか?
6
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あれから1ヶ月。
深澤くんもしっかり独り立ちし、戦力として頑張ってくれてる。
そんな中、また新人が入ってきた。
まぁ、人手不足のこの業界。有難いことだ。
部長「じゃあ、進藤さん、新人教育お願いね!」
え。また?しかも、新人は男性 。
御局様「部長。進藤さんばかり可哀想です。私が変わりに…」
部長「進藤さんだから、頼んでます。」
部長はばっさり言い切る。
となると。私も断れない。
新人「あ、すみません。よろしくお願いします。達川真尋です。」
○○「進藤です。よろしくお願いします。」
部長「と。いうことで、達川くんには、しばらくは、進藤さんと同じシフトで入ってもらう。深澤くんは、早出、遅出がメインになると思うけど、協力よろしくお願いします。」
深澤「わかりました!」
今日は私はフリーの日。他の業務のフォローを行う。
まずは、施設内を案内し、備品の場所などを説明する。
その後は、まず、居室の掃除や、トイレ掃除などを教えていく。
そして、一日の業務の流れを説明。
聞いてるのかよく分からない態度。
○○「ここまでは大丈夫?」
達川「あー、はい。」
なんか、だるそうな返事。やる気がないというか、なんというか。
その後は、午前中のレクに参加し、自己紹介をしてもらった。けど、なんかハキハキしない人だ。まぁでも初日だし、介護は初めてらしいし。仕方ないのかな?
レクに参加してもらってる間、私は入浴の誘導を少し手伝っていた。
○○「深澤くん、次の方、誘導しても大丈夫?」
深澤「あ、ありがとございます!助かります!」
着脱を手伝って、利用者様をホールへ誘導したあと、次の利用者様をトイレへ誘導。その間にほぼ自立されてる利用者様を入浴へ誘導。
そんなしてるうちにレクもおわり、最初の洗濯物がおわり、干すのを達川さんにお願いする。干す場所、干し方を教える。その間に、ホールの仕事を終わらせ、また戻ると、ノロノロと、シワを伸ばすわけじゃなくただハンガーにかけるだけの動作。
○○「あ、達川さん、ごめんなさい。シワ伸ばしてちゃんと干してもらえますか?型崩れしちゃうので…こんな風に。」
と、やって見せるが…
達川「……チッ。」
今舌打ちした?え?
○○「あ、ごめんね?めんどくさいかもだけど、仕事だから。」
達川「…はい。」
そう言うと。まぁ、一応は、してくれた。それからも、そんな感じで。
記録をする時間。
私は達川さんに、日誌を書くように教える。
それが終わったら洗濯物を取り込み、畳む。
なんとか、一日の業務がおわった。
○○「達川さん、お疲れ様でした!今日はこれで終了です。残りの20分で日誌を書いたら部長に提出して帰って下さいね!」
そう伝え、私は残りの時間は、他の業務のフォローをした。
絵里「なんか、深澤くんのあとに、あのタイプ、きつそ。」
○○「まぁ、色んな人いるし。教えることはとりあえず皆、おなじように教えてかないとね……」
絵里「○○くらいだよ。笑。私ならキレそう。笑」
○○「そう?笑。」
私はただ、男の人にはそう強く言えない。
とくに、この新人くんは、なんか、言い難い。
でも、ダメなものはダメ、と、指導はしてるつもり。指導と怒るはまた違うし。と、気を付けてるつもりではいるけど、正直、言いたくなる時もある。