テラーノベル
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何度も言われる。
「未来は変えれる」と。
でも僕はそう思わない。
どう抗っても未来は必ず決まっている。
運命は変えられない、そして変えられないまま時間は過ぎていく。
とても奇妙な物だとは思わないかい?
例えば、僕が今から屋上に登るなんて誰も想像出来なかっただろう。
僕が自殺しようとしている事も誰も知ることは出来ない。
「ねぇ!そこで何してんの!」
ははっこうやって引き止められる運命も、誰も知ることは無い。
「へへ、ちょっと天気が良いから来ただけだよ。」
この子はこう言った。
「自殺しうとしてたの。私は知ってるよ」
「ちがうってば」
少し下を向く
「まぁ!そんな事ないと思うけど笑」
もしかしたら彼女は運命を見ることが出来るのかもしれない。
しかしそれは先の話である。
〈放課後〉
「ね!キミ!」
呼ばれた。そう僕の事である。
「ちょっとお店行こ!」
そう言われたものの、やはり女子には慣れていないため乗り気では無いようだ。
「大丈夫!ゲームセンターだよ」
ゲーム好きの彼女が行く店とはゲームセンターの事である
「う、うん。行こ」
何時ものように道を歩いていた。何事も無いと思っていた。
「避けてッ……」
トラックだった。
1秒も無かったに思う。そう、その時、その瞬間、僕は死んだと思った。
でも僕の目の前に居たのは