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狐雲の尻尾に触れ、空間移動をした先はやはり仙界であった。
そこには、薄紅色の長い髪に紅い狩衣の後ろ姿をした人物が立っていた。
背後に気配を感じると、百恋は徐に振り返った。
そして視線の先にいろりを見つけると、百恋はそれはもう、大層優し気に微笑んだのだ。
その笑顔を見て、いろりはすべてを察した。
(——ああ、この方はきっと、あんなこと、したくてしたわけじゃない。何か理由があったんだ)
「狐雲様、いろりちゃんに全部教えていいですか?」
「ああ、かまわぬ。すべてが終わった今、種明かしは必要であろう」
人型に戻った狐雲が問いかけにそう答えると、百恋はいろりの前に立ち、その額に手翳しをした。
いろりの脳内に流れ込んでくる映像。
それはまるでその場に立っているかのように、現実味を帯びた再現だった。
上野文
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都築七美
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てく
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