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「……朱里、してもいいか? それともベッドの上のほうがいい?」
尊さんに囁くように尋ねられ、私も小声で返事をする。
「……今ほしい」
「分かった」
彼は「溺れるなよ」と私をバスタブの壁に寄りかからせたあと、ザバッと音を立ててお湯から出ると、一旦バスルームから出て行った。
そのあと程なくして、屹立にゴムを被せて戻り、「立てるか?」と私を支えて立たせる。
尊さんは私の体を反転させてバスタブの縁に手をつかせようとしたけれど、私は「んーん」と首を横に振って正面を向く。
「キスしたいから前からがいい」
「了解」
彼はチュッと音を立ててキスをしたあと、濡れ具合を確かめるように秘所に手を滑らせる。
「たっぷり濡れてるな。お前、濡れやすい体質だし」
「……うう」
恥ずかしい事を言われて頬を染めると、尊さんはクスクス笑って私の頬にキスをした。
それから私の片脚を抱えて足をバスタブの縁に置くと、屹立の角度を調整し、身長差を利用するようにゆっくり埋めていく。
「俺の目を見て」
言われて思わず尊さんの目を見つめた瞬間、グッと体を押し上げるように挿入されて真っ赤になった。
「うっ、……ひ、卑猥……っ」
「俺としては征服感があって、見つめながら挿入はオススメだけど」
「~~~~っ、待って待って待って……」
私は発火しそうに赤面し、慌てて視線を彷徨わせる。
けれど目に入るのはバキバキに仕上がった尊さんの体や、下を向けばまさに結合しつつある秘所。
何を見ても照れてしまった私は、泣きそうな顔でまた尊さんの顔を見る。
「何回抱いてもそういう反応を見せるお前が大好きだよ」
尊さんは私を抱き締めると、ぐぅーっと最後に屹立を押し込んでくる。
「ひ……っ、ぅ、う……、ぁあ……」
太くて硬いモノを押し込まれた私は、真っ赤になって目を白黒させ、征服感に駆られてうっすらと笑っている尊さんを見つめ返す。
最奥まで肉棒を埋めた尊さんは、背中を丸めて私にキスをし、ちゅっ、ちゅぷっと小さな音を立てて唇を堪能してくる。
「ちっさい舌。食っちまいそうだ」
少し唇を離した時、尊さんは嗜虐的に笑って言う。
「だ……っ、駄目……っ」
文句を言おうとした時、尊さんがゆっくりと腰を引き、膣肉をゾロゾロとさざめかせる感触を得た私は、口を噤んで呼吸を止める。
「息しろ」
少し緊張したのを察した尊さんは、私の背中をさすりつつ、緩やかに抽送を始めた。
「ん……っ、あぁ、あ……っ」
奥まで押し込まれては引かれ、そのたびに私は切ない吐息を漏らす。
その動作を繰り返すたびに秘所はしとどに濡れ、グチュッグチュッといやらしい水音を立てるようになっていた。
「ん……、気持ちいい……、朱里」
尊さんは熱の籠もった声で囁き、大切そうにキスをしてくる。
「わ……っ、たしも、……きもち……っ」
喘ぎながら伝えると、彼は私の耳にキスをしてネロリと舌を耳孔にねじこみ、両手でキュッと乳首を摘まんだあと、優しく転がしてくる。
「んーっ! あぁ、やぁ、それ……っ」
胸元からジンジンとした疼きが全身に伝わり、私は快楽を逃そうと体を揺する。
「逃げんな」
尊さんはバスタブの縁に私を浅く座らせると、両脚を抱え上げてバチュバチュと音が立つほど激しく腰を叩きつけてきた。
「んっ、んっ、ぅっ、あぁっ、あっ、あっ……」
両手を後ろにやって体を支えた私は、乳房を震わせてその淫撃を堪える。
快楽に呑まれてボーッとしていたけれど、うっすらと目を開くと尊さんが気持ちよさそうな顔をして腰を振っているのが見える。
――あぁ、この人、私の体で気持ち良くなってくれてるんだなぁ……。
そう思うとこの上ない充足感を得て、私はふにゃっと笑みを漏らす。
「朱里……っ」
彼はザバッと水音を立てて私を抱き、脚を抱えて立たせると猛然と腰を叩きつける。
「んぁっ、あっ、あぁ……っ、もっと……っ、あー……っ」
私は脚をガクガクと震わせ、必死に尊さんに抱きついた。
やがて――。
「ぅ……っ」
尊さんはくぐもった声を漏らし、避妊具越しに私の膣内にドプドプと精液を吐き出した。