首領が戻ってきてからの話です⤵︎
太宰「もう二度と首領になりたくないー」
森「そうかぁ、もし私がいなくなったら太宰くんに首領を頼もうと思っていたんだけどね〜」
太宰「私探偵社だから無理」
森「ずっと此処に居たら良いじゃないか」
太宰「やだね」
森「…(落ち込む)」
太宰「もう二度とマフィアには戻らない」
森「戻ってきてくれた方が皆喜ぶと思うけどなぁ、中也くんだって、太宰くんが戻ってきてくれたら嬉しいよね?」
中也「え、いや、俺は……」
太宰「中也は嬉しくないってさー、じゃあ私部屋に戻るから(出ていこうとする)」
森「…太宰くん」
太宰「なに、?(振り返り)」
森「君にこれをあげるよ(瓶を出し)」
中也「?」
太宰「?なにそれ(見詰め)」
森「楽に死ねる薬だよ、ある人から貰ったのだよ」
太宰「どうせまた栄養剤でしょ」
森「いいや、これは本物さ」
中也「…それ、毒なんじゃ…」
太宰「え、毒!?✨️」
中也「明らかに毒っぽい色してんだろ」
太宰「森さんそれ貰うよ!(受け取り)」
中也「え、それ飲むのか!?」
太宰「うん」
中也「ぜってぇやべぇだろ」
太宰「大丈夫大丈夫、私毒には耐性あるから」
太宰は瓶の蓋を開け薬を一気に飲んだ
太宰「…っ!?」
森「…嗚呼、飲んでしまったね、これで君はもう二度と探偵社に戻る事は出来ない」
中也「え、?」
太宰「う”ぁ”…!(頭を押さえ)」
中也「!太宰!(近付き)」
太宰「い”っ”…た”い”…(頭に激痛がはしる)」
中也「……首領、これは何の薬なんですか」
森「それは記憶の1部を消す薬だよ、太宰くんは探偵社に居た時の記憶を全て失った」
中也「記憶を戻す方法は…」
森「ない、1度消えた記憶はもう二度と戻らない様になっている」
太宰「ぁ”ぁ”っ……ガクッ(力が抜け固まる)」
中也「!?おい、太宰!しっかりしろ!(肩を揺らし)」
太宰「…………ん…」
中也「!太宰」
太宰「……?中也、?…あれ私何してたんだっけ……」
中也「てめぇは探偵社に帰ろうとしてたんだよ」
太宰「私が、?探偵社に、?なんで??」
中也「なんでって、てめぇは探偵社員だろうが」
太宰「何言ってるの…私はマフィアの幹部だよ…??大丈夫、?何処かで頭打った?」
中也「…嘘だろ…ほんとに記憶がねぇのかよ…」
森「太宰くん、君に頼みたい事があるんだけどいいかね?」
太宰「?うん」
森「探偵社を潰してきて欲しい」
太宰「…良いけど、私1人じゃ無理だよ」
森「1人じゃないさ、中也くんも一緒に行ってもらう、中也くんいけるね?」
中也「はい…」
探偵社を潰すのは簡単だ、だがもし太宰の記憶が戻り探偵社が無くなっていたら此奴はどうなるんだ、探偵社は此奴の唯一の居場所だ、俺は此奴の居場所を消す事になる…そんなの出来るわけ……
中也「…」
太宰「ん、じゃあ行ってくる」
森「うん、良い報告を待ってるよ」
太宰「中也行くよ(歩き出す)」
中也「おう…(歩き出し)」
森「中也くん」
中也「?はい(振り返り)」
森「もう記憶は二度と元には戻らないから安心して君は探偵社を潰す事だけを考え探偵社を潰してきなさい(笑顔)」
中也「…分かりました、では失礼します
(礼をし首領室を出ていく)」
森「…済まないね福沢殿(ニヤッ)」
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ー 探偵社 ー
敦「太宰さんって今日帰ってくるんですよね
(カレンダーを見詰め)」
国木田「嗚呼、そうだ(仕事しながら)」
敦「太宰さん元気ですかね、自殺とかして迷惑かけてないといいんですけど」
国木田「彼奴の事だどうせ帰りも入水してから帰ってくるだろ」
敦「んん、、」
乱歩「……ガタッ(立ち上がる)」
敦「?」
国木田「乱歩さんどうされました?」
乱歩「今すぐ社長を呼んで」
国木田「何故ですか」
乱歩「早く!」
国木田「、はい(走って社長室へ行く)」
与謝野「乱歩さん急にどうしたんだい?」
賢治「何かあったんですかー?」
乱歩「嫌な予感がするんだ」
国木田「乱歩さん、社長を連れてきました」
福沢「乱歩、どうした」
乱歩「マフィアは社長の首を狙ってくる」
国木田「!」
福沢「それは本当か」
乱歩「多分、そんな予感がしたんだ…」
国木田「社長下がっていてください、もしそれが本当なら守らねばなりません(社長の前へ行き)」
敦「…(社長の前に行く)」
与謝野「太宰が帰ってくるっていうのにお荷物付きとはねぇ」
乱歩「少し作戦会議をしたい」
福沢「分かった」
探偵社員達は作戦会議をした
乱歩「谷崎の細雪は最初から使っておく
そして此処は僕と谷崎と国木田のみ残る
他の者は太宰が来る前に裏口から逃げろ」
与謝野「逃げるって言ったって何処に逃げたらいいんだい?」
乱歩「近くにシェルターがある、そこへ逃げるんだ、シェルターの場所は僕と社長しか知らない、だから社長について行くといい」
与謝野「分かった」
谷崎「乱歩さん…僕達でマフィアを倒すなんて無理だと思うですが…」
乱歩「そうだね、確かに倒すのは無理だ、だからこれを使う(本を出す)」
国木田「その本は?」
乱歩「この本はポオくんから貰ったんだ、これを使うと本の世界に入ることが出来、謎を解かないと出られない仕組みになっている」
国木田「なるほど、それで閉じ込めるんですね」
乱歩「うん、その間に谷崎と国木田は太宰を捕まえ、連れて行くんだ」
谷崎、国木田「「はい」」
乱歩「よし、じゃあ作戦開始だ」
谷崎は異能を発動し、乱歩、谷崎、国木田以外は裏口から探偵社を出ていった
コツコツ…
階段を上る音が聞こえた
乱歩「…来る」
谷崎「…」
国木田「…」
ドンッ!!!(探偵社の扉が壊れる)
立っていたのは中也と
マフィアの姿をした太宰だった
太宰「…君、扉の開け方知ってる??」
中也「おう、ちゃんと開けただろ?」
太宰「いや、開けたじゃなくて壊してるんだよ」
中也「開いたんだから何でもいいだろ」
太宰「脳筋莫迦…(ボソッ)」
中也「なんか言ったか?(ニコッ)💢」
太宰「別に」
谷崎「太宰さん…」
国木田「貴様…」
乱歩「…太宰、どういう事か説明してくれる?」
太宰「?なんで私の名前知ってるの、初対面だよね??」
国木田「は…」
乱歩「……なるほど…そういう事か…君、記憶を消されたね?」
国木田「記憶を消された、?どういう事だ」
乱歩「恐らくマフィアの首領が太宰に何かしたんだろ」
谷崎「記憶なら頑張れば元に戻りますよね…?」
乱歩「…いや、多分無理だ」
谷崎「え…」
太宰「お取り込み中悪いだけど、私も暇じゃないんだよね、だからもういいよね??(銃を出し)」
国木田「!やめろ太宰!お前はそんな事する奴じゃないだろ!」
太宰「…は?君に私の何が分かるの?
(冷たい目)」
国木田「っ…」
谷崎「太宰さん!思い出してください!貴方は探偵社の人なんですよ!」
太宰「…バンッ(谷崎の真横を目掛け撃つ)」
谷崎「!」
国木田「!」
太宰「はぁ、私人気者だね〜、ほんと困っちゃうよ〜」
中也「言ってる場合か、もうやっていいだろ」
太宰「うん、いいよ滅茶苦茶にしちゃって
(下がる)」
中也「了解」
乱歩「ダメだよ、君の相手は僕だ」
中也「あ?てめぇ、戦えんのか??」
乱歩「嗚呼、戦えるさ(笑顔で近付き)
頭脳戦ならね…(ニヤッ)」
中也「!?真逆てめっ!?」
乱歩「…(目の前で本を開く)」
開いた瞬間本が光だした
太宰「!?」
乱歩「次も自力で出られるといいねー?」
中也「くそがぁぁっ!!」
2人は本に吸い込まれた
太宰「中也…?え、どうなってんの…何かの異能かい…?(本を見詰め)」
国木田「さぁ、どうだろうな(本を取り)」
谷崎「…」
太宰「…まぁいいや、中也なんか居なくても平気だしね、、ところでさ気になってたんだけど、後ろの人達全然話さないし動かないよね、其れは君達の異能なのかい?」
国木田「嗚呼、そうだ、、谷崎もういいぞ」
谷崎「はい(異能を解く)」
後ろに居た探偵社員達の姿は消え
国木田と谷崎のみが立っていた
太宰「へぇ…君面白い異能を持ってるね、、
それで、他の者達は何処に行ったんだい?」
国木田「大人しくしていたら連れてってやる」
太宰「んー……(考え)
そうだね、良いよ、私は何もしない、大人しく着いていくよ」
国木田「ほんとか?」
太宰「うん、ただし着いていくのは君だけね
もう1人は要らない」
そう言い谷崎の方に銃を向け
引き金を引いた
バァンッ!!!
谷崎「!っ……ドサッ(倒れる)」
国木田「!?谷崎!!!」
谷崎は頭を撃たれ頭からは大量に血が流れていた
国木田「っ…貴様!何故こんな事をする!!」
太宰「何故って、要らないからだよ、あ、もしかして君も殺して欲しかった?それならそう言ってよ〜、ごめんね気付いてあげれなくて〜(笑顔で銃口を向ける)」
国木田「…っ、そんな訳無いだろう!!」
太宰「遠慮しなくていい、君なんて居なくても他の者達の所へ行けるからね(近付き)」
国木田「行ける訳無いだろう(後退り)」
太宰「行けるさ、その本の中にいる人を使ってね」
国木田「!…(本を大事に抱え)」
太宰「その本を渡してくれるなら見逃してあげるよ」
国木田「渡すわけ無いだろう」
太宰「そう、なら、死んで(引き金を引く)」
バンッ!
国木田「…(避ける)
オラァァッ!(腕を掴み背負い投げする)」
太宰「っ!?グェッ…(地面に叩きつかれる)」
国木田「ドサッ(上に乗る)
どうした?俺を殺すんじゃ無かったのか?」
太宰「っ…銃持ってる相手に背負い投げするなんてイカれてる…」
国木田「貴様に言われたくない」
太宰「はぁ…分かった…降参、もう手を出さないよ(銃を置き)」
国木田「ほんとだな??」
太宰「ほんと…相棒も居ないし私1人じゃ何も出来ない…」
国木田「……分かった、貴様の言葉を信じるぞ(立ち上がり)」
太宰「…ありがと、そういや君の名前聞いてなかったね、あ、嫌なら言わなくていいよ(立ち上がりながら)」
国木田「俺は国木田だ」
太宰「国木田……(近付き)
言ってくれてありがと、国木田くん(微笑む)」
グサッ
国木田「……グハッ…(吐血)」
国木田は一瞬何が起きたのか理解出来なかった
太宰「フフッ…あはははっ…ダメだよ、国木田くん、敵の言葉を信用しちゃ(嬉しそうに)」
太宰の手には血塗られたナイフを持っており
その血は自分(国木田)の血だと言う事を理解した
国木田「…刺された…のか……どうりで……
ははっ……信用…した俺が……莫迦…だっ…t…」
ドサッ…
国木田は倒れ意識を失った
太宰「さてと…あの莫迦を連れ戻すとするか
(本を手に取り無効化する)」
無効化した瞬間2人が本の中から出てきた
ドサッドサッ…
乱歩「!?どうして、謎を解いてないのに…」
中也「いってぇ…」
太宰「やぁ、おかえり(笑顔)」
乱歩「!そうか…無効化をしたせいで出てこられたのか…」
太宰「ねぇ君、他の者達の所へ案内してよ、あの2人は使い物にならなくてね(呆)」
乱歩「2人…はっ!(倒れてる2人を見る)
おい、国木田!谷崎!(2人の方へ行く)」
中也「あれてめぇがやったのか」
太宰「うんー、この2人居なくてもそこの人が連れてってくれると思って、あ、あとこれありがとね(血塗られたナイフを渡し)」
中也「あ!?これ俺のじゃねぇか!てめぇが持ってたのか!?しかも血塗れじゃねぇか…(受け取り)」
太宰「てへ」
中也「殺す」
太宰「君に殺されるくらいなら自殺した方がマシだ」
中也「なら死ね」
太宰「じゃあ自殺の邪魔しないで」
中也「それは無理だな」
太宰「ムッ…」
乱歩「……(出血が酷い、もう…助からない…)
…ごめん、国木田、谷崎…」
太宰「…ん?(ボードに貼られている地図を見つけ近付く)
ジッ……(他の者達はそんな遠くに逃げていないはず…ここから近くで隠れられる場所……)」
太宰はずっとボードに貼られていた地図を見詰め何か考えていた
中也「?太宰どうした」
太宰「…フフッ、分かった……(インカムを付け)」
中也「あ?何がだよ」
太宰「他の者達が居る場所さ」
中也「ほんとか!?」
太宰「嗚呼」
乱歩「…(本を手に取り近付く)」
太宰「…皆、今すぐシェルターへ向かっt((」
ブォンッ、ドンッッ!
乱歩は太宰に向けて本をぶん投げた
太宰「い”っ…!?(本が頭にぶつかりしゃがんだ)」
中也「!?太宰!?」
乱歩「…流石だね太宰、居場所を突き止めるなんて」
中也「てめぇ…(乱歩を睨む)」
太宰「ッ……真逆…本を投げるとは…(頭を押えながら立ち上がり)」
太宰の目につけている
包帯が段々赤色に染っていく
中也「!てめ、血が…」
太宰「…大丈夫、こんなのすぐ止まるさ」
中也「…」
太宰「はぁ、あとで包帯変えないと…
(面倒くさそうな顔)」
乱歩「ねぇ、太宰」
太宰「…何」
乱歩「君確か死にたいんだよね?(少し近づき)」
太宰「…何故それを…?」
中也「…(乱歩を睨む)」
乱歩「僕名探偵だからなんでも分かっちゃうんだよね〜」
太宰「へぇ…それはすごいね…」
乱歩「でしょ?それでね、僕なら君を楽に殺してあげられるよ」
中也「は…」
太宰「!…ほんとかい?(少し嬉しそうに)」
乱歩「うん、これを使ってね!(睡眠入りの煙幕を出し)」
ボンッッ(地面に投げた)
太宰、中也「「!?」」
中也「くっ…そ…ドサッ…」
太宰「なに…こr…ドサッ…」
2人は倒れ眠った
乱歩「さてと、今のうちに太宰を連れて行くか」
乱歩は太宰を担ぎ探偵社を出た
ー 続く ー
コメント
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わーお天才ですね!ところで、貴方の語彙力美味しそうですね!貰っていいですか?
プギャッッッッッッッッッッッッッァ"ァ"ァ""ァ"ァ"ァ"ァ"ァ""""!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! えねぇ本当に天才ですか貴方ッッッッッッッッ!好きすぎるんだがッッッッ😭😭😭 もう中也が一週間探偵社もでとるしッッ絶対最初は殺りそうだなもうッッッおぢサン興奮しちゃうナ( もう好きだ!!続き楽しみにしてるッッッ!!