睡眠入りの煙幕を乱歩に投げられた
双黒の2人 ──── 。
2人を眠らせた乱歩は眠った太宰を担ぎ皆がいる場所まで走った
乱歩「君軽すぎでしょ、ちゃんと食べてるのー?
(走りながら眠ってる太宰に語りかけ)」
太宰「…スヤ」
乱歩「…それと、狸寝入りはもう辞めたら?」
太宰「……なんだ、気付いてたんだ(目を開け)」
乱歩「何時から起きてたの」
太宰「んー、さっき☆」
乱歩「ほんとは?」
太宰「…煙幕の時から、、眠ったフリした方が楽しいかなぁと思って(クスッ)」
乱歩「…全く…(呆)」
太宰「君、あの莫迦は連れてこなかったんだね」
乱歩「嗚呼、素敵帽子くんは探偵社じゃないからね」
太宰「私も違うんだけど……」
その頃中也は……
中也「…っ…(起きる)彼奴……(立ち上がり)
……あ??」
周りを見渡すと誰も居なかった
中也「!太宰が居ねぇ、あの野郎、太宰を拐ってったな!?ぜってぇ殺すっ!!」
中也は探偵社を出ていった
━━━━━━━━━━━━━━━
ー シェルター前 ー
※建物イメージ↓
乱歩「…着いたよ〜(降ろす)」
太宰「これがシェルターかぁ、なんか想像してたのと違うね」
乱歩「うん、バレないよう普通の建物と同じように作られてるからね(扉を開け)
さぁ、入って(笑顔で)」
太宰「……(あとは頼んだよ中也)
…スタスタ(中に入る)」
太宰は建物の中に入り、乱歩も入ろうとした
その瞬間…
ウオォォォォォォォォ!!!
乱歩「!」
ドォォンッ!!!
空から中也が目の前に着地した
中也「…太宰を返せ」
乱歩「…君、どうして此処が分かったの?」
中也「GPSをたどって来た
(スマホの画面を見せ)」
画面には太宰が居る位置の印が付いていた
乱歩「…やられた、真逆太宰にGPSを付けてるなんて…」
中也「逃げられたら困るからな」
乱歩「はぁ、悪いけど太宰は返さないよ」
中也「彼奴はもう探偵社には戻らねぇ、
別に返したくなけりゃ返さなくていい、だが彼奴は探偵社の奴らを全員殺して俺の元に帰ってくる」
乱歩「全員殺す?太宰が?無理でしょ、太宰は戦闘の異能じゃないし、戦えない」
中也「そうだな、確かに戦闘には向いてねぇ、だが彼奴はてめぇと同じくらい頭が良い」
ドカァァンッ(爆発音)
乱歩「!」
建物の中から爆発音が聞こえた
乱歩「爆発音、!?」
中也「…(乱歩に近付く)」
バチッ!
乱歩にスタンガンを当てた
乱歩「!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ……ドサッ(倒れる)」
中也「悪ぃな、名探偵
グサッ(心臓にナイフをぶっ刺す)」
乱歩「っ………」
中也「さてと、あの莫迦を連れ戻しに行くか
(中に入る)」
ー シェルター内 ー
バンバンッ
中に入ると銃声が聞こえ、爆発の煙で視界が悪く、どういう状況なのか把握出来ない
中也「…」
少しして煙が段々無くなり視界が良くなった
中也「だざ……(固)」
目の前には銃を持ち返り血を浴びた太宰が立っており、その周りには血塗れで倒れた探偵社達が居た
太宰「…あ、やぁ中也、目が覚めたんだね(ニコッ)」
中也「…おう(近付き)」
太宰「探偵社員は全員殺した、後は、社長の首を持ち帰れば任務完了だ(倒れている社長に近付き)」
福沢「…っ…(起き上がろうとする)」
太宰「へぇ、まだ生きてるんだ、 、
ドンッッ(思いっきり蹴る)」
福沢「ッ!ガハッ…(倒れる)」
太宰「…中也、ナイフ貸して(手を出し)」
中也「おう(渡す)」
太宰「さよなら福沢社長(ニコッ)
グサッ(思いっきり首にぶっ刺す)」
福沢「ァ”ァ”ッ”!!!」
福沢は苦しそうにしている
太宰はその姿を見て嬉しそうにし、何度も何度もナイフを突き刺した
福沢は動かなくなり死体となった
だが太宰はそれに気付かずナイフを刺し続けている
中也「ガシッ(太宰の腕を掴む)
もう辞めろ、そいつはもう死んでる」
太宰「……(死体を見詰め)
嗚呼、、ごめん、気付かなかったよ」
太宰は手からナイフを落とし顔に付いた返り血を袖で拭いた
中也「これほんとに持ち帰るのか?
てめぇが刺しまくったせいでひでぇ事になってるぞ…(死体を見詰め)」
太宰「いや、流石にこんな気持ち悪い物持ち帰れない、写真だけ撮って送っておくよ(スマホを出し写真を撮る)」
中也「おう…」
太宰「…(写真を首領に送る)
これで良し、さて帰ろうか、早く帰って報酬を貰わないとなぁ♪(歩き出す)」
中也「報酬なぁ、貰えるといいがな(歩き出す)」
2人はシェルターを出て拠点へ向かった
━━━━━━━━━━━━━━━
ー首領室ー
ガチャ(扉を開ける)
太宰「森さーん、探偵社消してきたよ~♪」
太宰は嬉しそうだった
森「2人ともご苦労様、よく頑張ったね」
太宰「ドヤァァ」
中也「…(うぜー)
いえ、首を持ち帰れなかったのは残念ですが…」
森「嗚呼、別にいいさ、太宰くんからなんかすごいグロテスクな画像が送られてきたからね(苦笑い)」
中也「あぁ…あれ一応探偵社の社長なんです…
あの莫迦が刺しまくるせいで…」
森「まぁ、仕方ない…太宰くんはスイッチが入ると止まらなくなるからね~…」
中也「そう…ですか」
森「うん、中也くん止めてくれてありがとう」
中也「はい」
太宰「ねね、森さん、私頑張ったから報酬頂戴
(手を出して)出来れば死ねる薬とかがいいなぁ~」
森「そうだね~、なら特別にこれをあげよう
(栄養ドリンクを出して)」
太宰「わーい、ありがとー
すっごい要らなーい(笑顔で)
中也「俺貰っていいですか?」
森「勿論(渡す)」
中也「ありがとうございます(受け取る)」
太宰「森さん薬は、?」
森「無いよ」
太宰「けち!もういい!死んでやる!」
太宰は部屋を飛び出した
中也「なっ、!?おい、待て!」
中也は太宰を追った
森「行ってしまった、まぁ良いか、、
フフッ、良くやったね2人共、真逆探偵社をホントに消すなんてね、(嬉しそうに)」
これで横浜は
我々ポートマフィアのものだ ──。
ー END ー